Aeoは軽さ、強さそして速さを兼ね備えたエレガントで実用的な魅力を表現しています。実用的という意味では、Aeroを開くときにさえ、その実用性を体感できます。軽量パソコンは、カバンから出して机の上に置き、液晶を開こうとすると、キーボード側もいっしょに持ち上がることが多く、もう片方の手で本体を支える必要があります。しかも、極限まで無駄を省いていることで、支える場所がなかったりもするのです。
HP ProBook 635 Aero G7は、脇から見ると、エッジの部分がくさび形になっていて、手を添えやすくなっているのがわかります。ここに手を添えて液晶を開くことで、ストレスなく液晶を開き、気分良く作業を開始することができるのです。開くときに本体が持ち上がってしまうこともありません。そんな細かいところにもAeroデザインの思想が活かされています。
LTEモデルは53Wh、Wi-Fi6モデルは42Whのバッテリを搭載、20時間前後の駆動時間を確保しています。これだけのバッテリ駆動時間があれば、日中だけなら継ぎ足して充電しなくてもずっと使えます。
スペック表を見ると、
Mobilemark2014測定時 :最大約18時間
JEITA測定法Ver2.0 : 最大約14.0時間
という記載が見つかります。特に後者は日本でPCを販売する各社の製品のほとんどが記載している値で、比較の際の目安にしやすいでしょう。JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)が提唱する測定法で、音量は最低、画面輝度を150カンデラ平米以上に設定し、Wi-Fiアクセスポイントに接続した状態を保ちながらフルスクリーンで動画を再生するというものです。インターネットを介したデータの伝送は行わなくてもいいことになっています。
HP ProBook 635 Aero G7のスクリーンは400nitsで、最大輝度で400カンデラ/平米に相当しますから半分以下の輝度に落とした状態での動画再生ということです。
インターネットに接続した状態で、複数のアプリを併用しながら、より明るい画面で各種の事務作業をするPCの実使用ではJEITA測定法の値の約半分をバッテリ駆動時間として確保できると考えればいいでしょう。現在のPCでは、画面の輝度がもっともバッテリ駆動時間に影響します。また、LTE通信を伴う場合は、電力の消費が増えるので、もう少し短くなります。
なお、電池は消耗品です。数年間の数百回の充電の繰り返しで駆動時間は次第に短くなり、新品のときの半分程度になった時点で寿命とされます。
同梱のACアダプターでは30分で36%のバッテリを充電することができます。より高速に充電したい場合はオプションのACアダプター(65W)を追加で入手しましょう。ACアダプターが複数個あれば、ひとつは常にカバンの中に入れておいたり、オフィスに置きっぱなしにしておくなどの使い方もできます。
HP Fast Chargeは、システムがオフの状態(「シャットダウン」コマンドを利用)で30分以内に電池を50%充電する機能です。
いわゆる高速充電で、でかける支度をしているときや、ランチタイムなどの間に、短い時間で充電が出来ます。
この機能を使うには、HP 65WスマートACアダプターが必要です。同梱されているHP 45WスマートACアダプターでは機能しません。また、充電が50%に達すると、充電スピードは通常スピードに戻ります。充電時間はシステムの許容誤差により±10%の幅があります。
新型コロナ禍において、パブリックなスペースではマスクをつけたままでいることが多くなりました。そうなるとやっかいなのが、PCにサインインするときの顔認証がうまく機能しないことです。そんなときには指紋認証を使います。Windows Helloがサポートする指紋認証と顔認証のどちらでもサインインが可能です。
在宅勤務などでマスクをする必要がない環境では顔、周りに第三者がいるような場合はマスクをしたまま指紋と、二通りの認証方法を、状況に応じて使い分けることができます。
HPのハイエンドノートPCでは当たり前の機能として提供されていたモダンスタンバイに対応しています。作業が終わったところで液晶を閉じればそのままスリープ、次に液晶を開くと、瞬時に再開し、Windows Helloの顔認証などで即座にサインイン。まるで電源をいれっぱなしだったかのように作業の続きを始めることができます。
急な問い合わせでも即座に対応できるので、ビジネスを止めることがありません。PCを起動するのがめんどうで後回しにしてきた調べ物なども、PCが瞬時に使えることで、その場で疑問を解決することができます。
最新のWi-Fi6規格に対応、以前のWi-Fi5(IEEE802.11ac)に対して、理論上約3倍のスピードでのデータ転送が可能です。多くのデバイスと同時に通信するためのテクノロジーや省電力への配慮により、混雑に左右されず、つながりにくさとは無縁で、バッテリへの負担を最小限に抑えたインターネット接続をかなえます(Wi-Fi6の機能を活かすにはアクセスポイントもWi-Fi6に対応している必要があります)。
また、4G LTE搭載機では、各通信事業者のSIMカードをスロットに装着することでその通信サービスを使ったインターネット接続ができ、使うのが不安な公衆無線LANに頼らないインターネット接続が可能です。
Ryzen 4000シリーズはAMDによる最新世代のプロセッサーです。一般にプロセッサーはコアの数が多いほど性能が向上します。Ryzen 4000シリーズは最大8個のコアによって、迅速にたくさんのタスクをこなします。Ryzenシリーズならローエンドの製品でも4コア以上の処理性能が得られます。
選べるプロセッサー
ベゼルは上部が9.5mm、左右が4.28mmで、その画面占有率は86.2%を誇ります。画面を開いて作業するときの没入感を高めます。映り込みが少ない非光沢のディスプレイなので、天井の灯りや自分の顔が映るといった弊害も最小限で、今、目の前にある作業に集中することができます。
USB3.1ポート×2(1基はパワーオフUSB充電対応)、USB Type-C 3.1 Gen 2ポート(Power delivery, DisplayPort™ 1.4)×1、 コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1を備えます。パワーオフUSB充電では、PCの電源が入っていないときやスリープ中にもスマホなどを接続して充電することができます。また、最新のUSB Type-Cポートは、USB Power Deliveryによる本体への充電のほか、データ転送やオルタネートモードを使ったディスプレイ出力にも使えます。
HP Quick DropはスマホとPCの間でワイレスデータ転送をするためのアプリです。めんどうなUSBケーブル接続やメモリーカードの脱着をしなくても、ダイレクトに写真やオフィスアプリのデータファイルを転送することができます。あらかじめパソコンとスマートフォンをQRコードを使ってペアリングしておくだけで、同じLANに双方が接続されていれば、クラウドなどを介さずにデータを転送できます。容量や料金のことを気にする必要はありません。
ペアリングもカンタンです。アプリを起動すると、バーコードが表示されるので、それをスマホのカメラで読み取ってアプリをインストール、さらにそのアプリで同じバーコードを読み取れば完了です。これで、いつでも写真やファイルを互いに転送することができます。また、テキストデータのやりとりもできますから、長めの文章をPCで書いて、それをスマホに送るような使い方も可能です。
4種類のショートカットを、お好みに応じて設定できる専用のキーをひとつ用意しました。
アプリだけではなく、任意のファイルやWebサイトの割り当ても可能です。たとえばTeamsやZoomアプリを割り当てて、キーをひとつ叩くだけでオンライン会議を素早く始めることができます。また、毎日何度も参照するサイトのURL、アプリで頻繁に使うショートカットを割り当てておくなど使い方は自在です。
ノートPCでは、スペースの制約からFnキーとの組み合わせでしか押せないキーが少なくないため、こうしたキーを頻繁に使う場合にも重宝します。
ファイルを5つ同時に開くなど、一種類のキーに5つまでのアクションを割り当てることができます。たとえば、仕事をするときに、特定のURL、Outlook、Zoomなどを一度に開くようなことが多いなら、それらをアクションとして登録しておくことで、キーを一つ押すだけで準備がすべて完了します。単独での打鍵だけでなく、Shift, Ctrl, Altの組み合わせもできるので、合計20種類の操作が登録でき、多様な活用が可能です。
ディープラーニングAIを活用してマルウェアを検知し、ブロックする新機能です。HP Sure Sensは、既知のマルウェアだけでなく、未知のマルウェアについても約99%を最短で20ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)で検知できるソリューションです。
専用チップがBIOSのコードや設定が正規の状態であるかどうかを起動時と実行時に監視し、マルウェア、ルートキット等の脅威、改ざんから自動復旧します。
万が一OSがマルウェアに感染した場合、BIOSさえ正常であればセキュリティを確保してネットワーク経由で復旧します。
アンチウイルスなどのOS上の重要プロセスが正常に動作しているかをOSとは独立した専用チップが常に監視し、万が一停止した場合には正規の状態で再起動し自動復旧します。
ブラウザタブをハードウェア上で稼働するマイクロVMで隔離し、マルウェアをマイクロVM内に閉じ込め、タブのクローズで消去し感染から復旧します。