クリエイター向けのソフトウエアが快適に動作するワークステーションと
自然な発色のモニターを導入したかったのです。
―― 今回はHP Z2 mini G3 Workstation とEIZO FlexScan EV2451、EV2456をご導入いただきましたが、どのような経緯でご検討されたのでしょうか?
もっとも大きな要因としては、機器を更新するタイミングだったということがあります。宮崎県の方針によるものなのですが、概ね5、6年に一度、教育に使うコンピューターの入れ替えがあるので、それに合わせて検討を始めました。
私が受け持っている産業デザイン科では、Adobe Creative Cloud、中でもIllustratorとPhotoshopはメインで使っており、「Illustratorクリエイター能力認定試験」は生徒に必ず受けさせることになっています。そのほか、3DCGでは、オートデスクの「3ds MAX」、動画制作には、After EffectsとPremium Proも使います。
そのような環境に合わせて、これらが快適に動くコンピューターと、自然な発色が再現できる高品質のモニターが必要でしたので、業者にも要件を伝えて選定していきました。
―― ご検討されていた時期にコンピューター機器類に関する課題などはあったのですか?
産業デザイン科の1クラスが大体40名なのですが、その数のコンピューターが並べられる教室が無かったのです。これまでもワークステーションは使ってきましたが、筐体も大きいため多くの台数をモニターとセットで並べるには少し厳しい部分もありました。
そのため、これまでは数名で1台のワークステーションとモニターを共用する形で授業をしていましたが、今回の入れ替えでなんとかクラス全員にワークステーションとモニターを割り振ることができる環境を作りたいと思っていました。
また、3DCGの動画などを扱う際にはワークステーションがフル稼働します。ファンの騒音や排熱による熱気も問題でしたね。南面の教室では夏場になると冷房では間に合わず、扇風機と併用して室温をコントロールすることもありました。そこも改善したかったポイントです。