Windows 10のサポート終了目前!現場情シスが社内PCのリプレイスでHPを選ぶ理由

2025年10月14日のWindows 10サポート終了までいよいよ1年を切った。2024年に入ってからは、企業や政府・自治体 のPCの刷新に伴うリプレイス需要も高まってきている。

また、2022年度に政府が進めたGIGAスクール構想で配備された、学習用端末約900万台の更新も重なる状況だ。2024年4月に公開されたMM総研の市場予測 では、2025年度の法人PC市場の需要予測は1,519万台にも上る。

端末の入れ替え時期が重なると、PCが品薄で必要な端末数を確保できなくなる可能性がある。また、キッティング作業を専門業者へ委託している場合、需要がひっ迫して対応してもらえなくなることも起こりかねない。タイミングによっては希望日までに納品が間に合わないことも予想されるため、リプレイスを検討している場合は、対応を急いでおきたい。

そこで今回、社内端末をWindows 11へリプレイスした株式会社クリエイトの事例を紹介したい。同社の情報通信ネットワーク事業部に話を伺い、社内PCのリプレイス状況や、いまこそ選びたい社内PCのポイントを解説する。

株式会社クリエイト
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年数が経過していくほどにPCが「重い」「遅い」という問い合わせが頻発

地域密着を大切にし、求人広告を起点とした人材募集やマッチング、人材育成、企業PRなど、幅広い事業を展開する株式会社クリエイト。

同社は社内PC102台にHPのPCを採用し、2023年の3月末から半年ほどかけて入れ替えを実施。老朽化したハードウェアと、サポート期限の迫るWindows 10からWindows 11へのOS刷新を完了した状況である。

同社では、5年ごとにリース契約を更新しながら社内PCを運用しており、今回も5年間のリース契約満了に伴うリプレイスとなった。

リプレイス前は、運用しているPCがリース期間の後半になるにつれ、Windows 10搭載の端末への「動作が重い」「起動が遅い」などの問い合わせが増加。特にWeb会議 や社内のチャットコミュニケーションなどで使うMicrosoft Teamsを導入した後は、メモリ使用量が増加してパフォーマンスの低下が顕著になったそうだ。

新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、Web会議やビジネスチャットを用いたオンラインでのコラボレーションツールを導入した企業も多いだろう。前回の社内PC選定時にはTeamsの導入予定がなかった同社も、状況に合わせてTeamsを導入したそうだ。

しかし当時のTeamsはメモリの使用量が大きくなってしまう場合が多く、旧PCにとっては大きな負担となっていた。

「メモリを大きく消費するWebツールが増えたことで、起動時間の遅さや動作のもたつきが際立つようになりました。経年劣化によってHDDの不具合 も相次いでいた時期だったため、次のリース更新では改善してほしいという声が増えている状況でした」と説明するのは、今回のリプレイスを担当した情報通信ネットワーク事業部の小平氏。

対談風景

こうした事情もあり、リース契約終了の約1年前から「5年間の使用に耐えうる拡張性のあるPCを導入しよう」という機運が高まっていたそうだ。

PCのリプレイス検討を始めた同社は、まず開発部による社内システムの検証に着手した。リプレイス後のシステムの不具合を避けるため、今回大きな変更点となるOSのアップデートとハードウェア刷新の影響調査が主な検証の目的である。

社内システムや業務で使うツールがWindows 11上で問題なく使えるか、動作テストを1カ月ほど実施。開発部の検証の結果、影響はないことが分かったため、次期リース契約時に合わせてWindows 10端末からWindows 11端末へリプレイスする方針を固めるに至った。

現場情シスが語る社内PCにHPを選んだ理由

Windows 11での検証と並行してPCのハードウェア選定も行うため、まず開発部の意向を確認した情報通信ネットワーク事業部。

「開発部には、以前からPCのメモリが足りないと聞いていたので、必要なスペックをヒアリングし、今回のPC選定に着手しました」と小平氏は話す。

今回、同社がリプレイスしたPCは「HP ProBook 450 G9」であるが、そのスペックは2種類に分けてあるのが特徴だ。

※ 2025年1月現在の後継機(インテルのプロセッサー搭載)HP ProBook 460 G11

社内システムの開発を担う開発職向けには、メモリ16GB、CPUはインテル® Core™ i7-1255U プロセッサーを搭載したPC。事業部門の一般職向けには、メモリ8GB、CPUは、インテル® Core™ i5-1235U プロセッサーを搭載し、SSDは双方とも256GBである。

同社のPC選定では、上記のようなカスタマイズで職種別に必要なスペックを実現できるだけではなく、過剰スペックにならないように調整してコストパフォーマンスを高められるのがHPの評価ポイントだった。

「HPなら搭載するメモリの選択を細かく調整できるので助かります。今回、一般職向けPCには8GBメモリを1枚搭載する形でコストを抑えていますが、メモリのスロットを1枚分確保しているため、必要に応じて拡充できるようにしてあります。コスト面も考えつつ、きちんと性能を確保したい当社の要望に合致しているところがよかったですね。やはり5年使うことを考えると、今回のリプレイスでは将来的な拡張性が重要でした」と話す小平氏。

「今後いろいろとWebツールを業務で使用するシーンは増えてくると考えています。そのため、どうしてもメモリの拡充とCPUの選定の自由度は条件の1つだった。そしてそれを叶えるコストパフォーマンスがHPのPCにはあった」と、PCのカスタマイズ性とコストメリットが決め手になったと語るのは、同じく情報通信ネットワーク事業部の愛澤氏。

対談風景

調整の末、2023年3月頃から約半年かけて、同社は合計100台超(一般職向けPC75台、開発職向けPC27台)のWindows 10端末を段階的にリプレイスした。

その際、HPの担当者との交渉により必要な端末台数は先に確保した上で、3カ月ごとの段階的な納品をしてもらえるようにしたそうだ。

「データ移行やキッティング作業は、従業員からPCを預かったりネットワーク経由で対応したりしており、当部署で全て行っているんです」と話す大木氏。
そのため、リプレイス完了までにはある程度の期間がかかることが分かっていたのだ。

対談風景

「端末の台数確保についても、先々を見据えてHPの担当者からこまめに連絡をいただいていました。端末の保管や管理の手間を省くために、納品時期の調整もしてもらえましたね。レスポンスもよくサポートも非常に好印象でした」と小平氏は話す。

リプレイスしてよかった!業務の効率化を支えるHP PCの魅力

リプレイス後、最も大きな変化として感じられたのは「快適な動作スピード」である。

当初の課題となっていた各種Webツールの起動やPCの立ち上がりの遅さは、PCとWindows 11への刷新で解決し、従業員からは喜びの声が聞こえてきているそうだ。

「導入後は『アプリケーションの立ち上がりが速い』『Teamsが快適に動作する』といった好意的な声が多く届いています。また、Windows 11にアップデートしたことによっても操作性がよくなり、Windows Updateの待ち時間もストレスが減ったと聞く。開発部に至ってはメモリを増強したことや、インテル® Core™i7を選定 したことで、開発に必要なWebツールの動作が快適になっている」と愛澤氏は語る。

また、今回のリプレイス機種はサイズが15.6インチのノートPCを選んでいるが、前世代モデルよりも薄型・軽量化が進んでいることを実感したそうだ。

同社ではライター業務がある部署が存在しており、外出先へPCを持ち運ぶ機会が多い仕事もあるという。従業員からは「バッグに収まりやすく、移動中の負担が減った」と、好意的な評価だ。普段は執務室での内勤業務だが、外出先での使用もしやすくなっていることで、満足度は向上していると言えるだろう。

試して分かった!セキュリティと性能を兼ね備えたHP EliteBook 1040 G11 Notebook PCの魅力

ここまで、社内PCをWindows 11へリプレイスした株式会社クリエイトの事例を見てきた。同社は2023年にリプレイスを実施し、2025年10月に訪れるWindows 10 のサポート終了に先手を打つことができた。では、これからWindows 11 への移行とPCのリプレイスを検討する企業にとって、どのようなPCを選ぶべきだろうか。

1つの候補となるのが、「HP EliteBook 1040 G11 Notebook PC」だ。

新世代のIntel® Core™ Ultra プロセッサーを搭載し、高い処理性能とセキュリティ機能を兼ね備えているのが特徴である。

プロセッサーにAI専用エンジンであるNPUを搭載しており、活用が広がるAI処理を高速かつ省電力で実行できるようになった。CPU、GPU、そしてNPUで適材適所な処理を実現したことにより、3年前のPCと比較すると「オフィス・アプリケーションの生産性は最大47%向上」、前世代のプロセッサーに比べて「ビデオ会議における電力消費は最大36%削減」を可能にしている。

インテルロゴ

主に、外出先で作業する機会の多い従業員がいる場合や、情報漏えいリスクを最小限に抑えたい環境での導入が注目されている。

今回の取材では、実際にリプレイスに際しての端末選定を経験された情報通信ネットワーク事業部のみなさんに、HP EliteBook 1040 G11 Notebook PCを利用してもらい、感想を伺った。

「ワンタッチで使えるのぞき見防止機能が搭載されていて、カフェや出張先などでも安心して使えるのは嬉しいですね」と語る小平氏。

同PCでは内蔵型プライバシースクリーン機能「HP Sure View Reflect」搭載モデルを選択することができ、画面を覗かれての機密情報の漏えいを防止できる。簡単なボタン操作で利用でき、外出先でのPC利用のシチュエーションがある株式会社クリエイトの業務においても、セキュリティ強度が高められる機能の1つだろう。

また、営業職はもちろん一般職においてもテレワークや在宅勤務などのハイブリッドワークが進んできている。

場所を問わない多様な働き方が広がる一方、従業員の端末や取り扱う情報を保護すべきIT管理者の役割の重要性は高まっていると言える。

HP EliteBook 1040 G11 Notebook PCは、遠隔での電源管理や在庫確認が可能なIntel vPro® プラットフォームに対応するモデルを選択でき、情報システム部門を支援するツールも活用可能だ。

そして、昨今のビジネスシーンにおいて忘れてはならないのが「AI」の登場である。

今後はオフィス・アプリケーションに加え、AIが搭載されたアプリケーションを用いて生産性を高めていくシーンが増えてくるはずだ。

同PCに搭載されているハイエンドなIntel® Core™ Ultra プロセッサーであれば、Web会議やクリエイティブ制作はもちろん、生成AIツールの活用などの処理負荷の高い業務でも操作性の向上が期待できるだろう。

セキュリティとパフォーマンスの両立は、多様化する働き方においてますます重要視されるポイントであり、EliteBookシリーズはその選択肢として有力だと言えそうだ。

従業員満足度が上がる!企業が今選択すべきPCリプレイスの最適解

企業のビジネス環境は、新型コロナウイルスのような突発的な事象はもちろんだが、昨今のAIの急速な進化など、変化のスピードが増している。業務内容や使用するWebツールも変わりゆく可能性があり、業務に求められるPCのスペックの想定も難しい状況だ。

「5年周期でPCを使うことを考えると、コスト面も配慮しつつ、性能を維持するために将来的な拡張性を重視したい」と、そう話す小平氏の言葉に共感する担当者も多いはずだ。

株式会社クリエイトの導入事例は、PCのカスタマイズとWindows 11への移行で、OSのサポート切れを回避しながら従業員の満足度を向上させた事例であり、ぜひ参考にしてほしい。

これから本格的に検討を始める場合は、拡張性とサポートに優れるHPのPCが“最適解”となる可能性が大いにあるのではないだろうか。

集合写真

HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。

Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。

組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。

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