HyperXブランド初のゲーミングノートPCは、OMEN時代からどう進化したのか?「HyperX OMEN 15」

文:タカフグ
編集:ASCII
※「ASCII.jp」より転載

HYPER Windows 11
HYPER Windows 11
HyperX OMEN 15
HyperX OMEN 15

ゲーミングデバイスについて詳しい人ならば、「HyperX」の名を聞いたことがあるだろう。

HyperXは20年以上の歴史を誇るゲーミングブランドであり、メモリーモジュールからヘッドセット、マウス、キーボードといった周辺機器まで、幅広く製品を展開してきた。もともとはKingstonの設立したブランドであったが、現在はHPの傘下となっている。

特にヘッドセットの人気が高く、安価なものからプロ仕様のハイエンドモデルまで、幅広く製品をラインアップしている。

HPのゲーミングブランドといえばもともと「OMEN」があったが、2026年1月のCESでHyperXブランドとの統合が発表された。今後、HPのゲーミングブランドはHyperXに統一され、ゲーミング向けの製品は同ブランドとして展開されるようだ。

これまでは、HyperXといえば周辺機器がメインだったが、今回のブランド統合によって、ゲーミングPCもHyperXとして販売されるようになる。ちなみに、OMENの名は消えてしまうのかというとそうではなく、ゲーミングPCは「HyperX OMEN」のシリーズ名で展開されるようだ。

この記事では、ブランド統合に合わせて発表されたノートPC新モデル「HyperX OMEN 15(インテル)」をお借りしたので、レビューしていきたい。

HyperX OMEN 15
HyperX OMEN 15

まずはHyperX OMEN 15の筐体から見ていこう。印象深いのは、天板やディスプレイ下部に刻印されたHyperXのロゴだ。ロゴ自体は見慣れたものだが、PCの筐体にこのロゴが刻印されているのには目新しさを感じる。

なお、本機の位置づけとしては、OMENの兄弟ブランドである「Victus」ブランドの「Victus 15」の後継という扱いになる。VictusはゲーミングPCの初心者向けのラインアップであり、その後継となるHyperX OMEN 15は、カジュアルゲーマー向けのモデルとなっている。

画面サイズは15.3型で、大きさは約343(W)×253(D)×27(H)mm。重量は約2.52kgとなる。ゲーミングPCだけあり、一般的なノートPCに比べると高さがあり、重量も重めになっているが、フットプリントは比較的コンパクトに収まっている。

本機の設計において重要なポイントが、強化された冷却設計だ。筐体内部で空気を圧縮してヒートシンクや排気口に強制的に送り込むという「ハイパーバリック(高圧エアフロー)」なる設計を取っており、従来よりパワフルにエアーを送り出せるようになっている。また、内部のエアフロー経路をできるだけ直線的かつ障害物の少ない設計にしており、さらに背面部分の排気口も大型化させたことで、より効率的に熱を排出できるようになっているとのことだ。

本体背面(奥側)には排気口が大きく取られている
本体背面(奥側)には排気口が大きく取られている
本体背面(奥側)には排気口が大きく取られている

こうした冷却性能の進化により、HyperX OMEN 15ではより高性能・高発熱のパーツを扱えるようになった。従来のVictus 15では、TPP(Total Platform Power:GPUのTGPとCPUのTDPの合算値)が最大105Wまでしか対応していなかったところ、HyperX OMEN 15の設計では170Wまで対応できるという。

また、内部のファンを逆回転させることでホコリの堆積を軽減する独自のファンクリーニング機能も搭載している。このうち、インテル製CPU搭載モデルでは定期的に自動クリーニングを行う設定が可能となっている。一方、AMD製CPU搭載モデルでも手動操作によるファンクリーニング機能を備えており、日常的なメンテナンス性を高めている。

ファンに関する設定は、ユーティリティーソフト「OMEN Gaming Hub」のパフォーマンスコントロールタブにある。HyperX OMEN 15のインテル製CPU搭載モデルは、自動でファンクリーニングが実施されるようになっているが、「ファンクリーニングを開始」を押せば手動でファンクリーニング機能を実行できる。自動クリーニングを無効にする設定も可能だ
ファンに関する設定は、ユーティリティーソフト「OMEN Gaming Hub」のパフォーマンスコントロールタブにある。HyperX OMEN 15のインテル製CPU搭載モデルは、自動でファンクリーニングが実施されるようになっているが、「ファンクリーニングを開始」を押せば手動でファンクリーニング機能を実行できる。自動クリーニングを無効にする設定も可能だ
ファンに関する設定は、ユーティリティーソフト「OMEN Gaming Hub」のパフォーマンスコントロールタブにある。HyperX OMEN 15のインテル製CPU搭載モデルは、自動でファンクリーニングが実施されるようになっているが、「ファンクリーニングを開始」を押せば手動でファンクリーニング機能を実行できる。自動クリーニングを無効にする設定も可能だ
HyperX OMEN 15
HyperX OMEN 15

本機のディスプレイについては、近年のノートPCで増えているアスペクト比16:10を採用している。従来の主流である16:9に対して縦方向の面積が増えるため、筐体に対する画面占有率も高くなっている。

パネルの解像度は2560×1600ドット(WQXGA)。リフレッシュレート180Hz/応答速度3msとゲーミングを意識したスペックだ。IPSパネルを採用しているため、視野角の広さや色味の鮮やかさも申し分ない。

16:10の比率にすることで、画面占有率が向上している
16:10の比率にすることで、画面占有率が向上している
16:10の比率にすることで、画面占有率が向上している

さらに、HyperX OMEN 15はキーボードにも強いこだわりが見られる。本機のキーボードは最大8000Hzのポーリングレートに対応しており、1秒間に最大8000回の入力情報をPCへ送信可能だ。この点は、ゲーミングデバイスブランドとして知られるHyperXの技術力が色濃く反映されている部分と言えるだろう。

入力から受付までの応答速度は約0.125msと非常に高速で、シビアな操作が求められるゲームプレイにおいても入力遅延を極限まで減らしている。従来のOMENゲーミングノートPCでは、キーボードのポーリングレートは200〜250Hz程度で、応答速度も約4〜5msだったとされており、本モデルではキーボード性能が大幅に進化したことが分かる。

キーボードはテンキーつきのフルサイズ。8000Hzのポーリングレートで高速応答を実現する
キーボードはテンキーつきのフルサイズ。8000Hzのポーリングレートで高速応答を実現する
キーボードはテンキーつきのフルサイズ。8000Hzのポーリングレートで高速応答を実現する

FPSやMOBAをはじめとした対戦ゲームのほか、音ゲーなど入力タイミングがシビアなゲームでは、デバイスの入力遅延が少ないほどプレイに有利だ。ゲーマーにとっては嬉しい改善ポイントといえるだろう。

なお、キーボードはテンキー付きのフルサイズで、設計にあたってはVictus 15世代のユーザーフィードバックを反映。矢印キーやファンクションキーのサイズをアップさせているとのことだ。主要26キーはロールオーバー(同時入力の認識)に対応し、アンチゴースト(誤入力防止)機能も備えているため、ノートPCの内蔵キーボードとしては相当に優秀だ。RGB LEDのバックライト付きなので、ゲーミングらしい見た目の美しさも楽しめる。

右側面のインターフェース。USB Type-A 10Gbps、有線LAN(1GbE)を搭載
右側面のインターフェース。USB Type-A 10Gbps、有線LAN(1GbE)を搭載
右側面のインターフェース。USB Type-A 10Gbps、有線LAN(1GbE)を搭載
左側面のインターフェース。電源ポートとUSB Type-A 10Gbps、オーディオジャックを搭載
左側面のインターフェース。電源ポートとUSB Type-A 10Gbps、オーディオジャックを搭載
左側面のインターフェース。電源ポートとUSB Type-A 10Gbps、オーディオジャックを搭載
背面のインターフェースは、USB Type-C 10GbpsとHDMI 2.1を搭載
背面のインターフェースは、USB Type-C 10GbpsとHDMI 2.1を搭載
背面のインターフェースは、USB Type-C 10GbpsとHDMI 2.1を搭載

次に、インターフェース面についても紹介しておこう。端子はUSB Type-A(10Gbps)×2、USB Type-C(10Gbps)、有線LAN(1GbE)、HDMI 2.1、オーディオジャックなどを搭載しており、これらは左右の側面と背面にそれぞれ配置されている。USB Type-Cは、USB Power DeliveryとDisplayPort 1.4の機能も搭載されているため、電力供給や映像出力も可能だ。

製品の耐久面に関しては、耐衝撃や湿度・温度などMIL-STD 810H規格の耐久試験を複数実施しており、しっかりと安全性を確保している。加えて、3D音響技術「DTS:X Ultra」に対応していることや、HyperXで培われたサウンドチューニングの知見により、明瞭で没入感のあるゲーム音声を体験できる点も魅力と言えるだろう。

機能と外観をチェックした後は、本機のパフォーマンスについても見ていこう。なお、HyperX OMEN 15(インテル)には現状、スペックの異なる2機種があり、本記事でレビューしているのは上位の「パフォーマンスモデル」だ。このほかに価格を抑えた「スタンダードモデル」も存在している。パフォーマンスはユーティリティーソフトの「OMEN Gaming Hub」で4段階に設定できる。記事内で紹介しているベンチマークテストのスコアーは最高設定の「Unleashed Mode」で計測したものとなる。

スペックについては、Core i7-14650HX、GeForce RTX 5060 Laptop、24GBメモリー、1TBストレージという構成だ。

主なスペック(価格はリンクの公式サイトで)

CPU:Core i7-14650HX(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
GPU:GeForce RTX 5060 Laptop(8GB GDDR7)
メモリー:24GBメモリー(DDR5-5600)
ストレージ:1TB SSD(PCIe Gen4)
ディスプレイタイプ:2560×1600ドット(IPS、180Hz)
サイズ:約343(W)×253(D)×27(H)mm
重量:約2.52kg

まずはCPUのパフォーマンスを計測する「CINEBENCH 2024」「CINEBENCH 2026」のスコアーから見ていこう。

CINEBENCH 2024の結果
CINEBENCH 2024の結果
CINEBENCH 2024の結果
CINEBENCH 2026の結果
CINEBENCH 2026の結果
CINEBENCH 2026の結果

CPUの型番末尾にある“HX”はゲーミングノートPCなどのハイエンド向けシリーズだ。Core i7-14650HXは、16コア/24スレッドの豊富なスレッド数を誇り、Pコアのクロック数は最大5.2GHzとシングルスレッド性能にも期待が持てる。

Core i7-14650HXは2024年に登場した第14世代インテルCoreプロセッサー(Raptor Lake)であるため、より新しい世代の上位CPUほどではないが、ほとんどのシーンで困らない十分な性能を発揮するものとなっている。また、最新世代のCore UltraのようにAI向けのNPUなどはないが、ここはゲームパフォーマンスに関しての影響は少ないだろう。ゲーム目的であれば、発表から時間が経っているぶん、むしろコスパが良いという利点もある。

続いて、GPUについてもチェックしてみる。「3DMark」の各テストでパフォーマンスを計ってみた。

3DMarkの各テストのスコアー
3DMarkの各テストのスコアー
3DMarkの各テストのスコアー

HyperX OMEN 15のGPUはGeForce RTX 5060 Laptopなので、最高性能を求めるというよりは、コスパを重視した構成に思える。しかしながら、Fire StrikeやTime Spyといった負荷の低いテストであれば、かなり高いスコアーをマークした。プレイするゲームタイトルや画質設定にもよるが、FHDやWQHDなどの解像度であれば、高負荷なAAAタイトルでも十分にプレイ可能なスコアーだろう。

一方で、さすがに高解像度やレイトレーシングを使った高負荷なテストになると、スコアーは伸びない。大型タイトルを最高設定で動かしたいときには、少し厳しい場面も出てくるかもしれない。

ストレージのパフォーマンスも見ておこう。「CrystalDiskMark 9.0.2」で速度を計ってみた。

CrystalDiskMark 9.0.2の計測結果
CrystalDiskMark 9.0.2の計測結果
CrystalDiskMark 9.0.2の計測結果

PCIe Gen4のSSDだけあり、シーケンシャルリードは約6000MB/s、シーケンシャルライトは約5300MB/sと十分な速度だ。ただ、ストレージ容量は1TBなので、頻繁に新しいゲームをインストールするという人だと容量の心配があるかもしれない。しっかりストレージを整理するか、外部ストレージを活用するといった用意があるといいかもしれない。

以上、CPU、GPU、ストレージの各パーツに関わるパフォーマンスをチェックしてみた。次にPCとしての総合的なパフォーマンスを見てみたい。まずは「PCMark 10」でスコアーを計測してみる。

PCMark 10のスコアー
PCMark 10のスコアー
PCMark 10のスコアー

特に強いのが、オフィスアプリのパフォーマンスをチェックする「Productivity」のスコアー。ゲーミングPCはそもそも高性能であることが前提なので、PCMark 10のスコアーは高くなりがちだが、ここまでProductivityが高いのは珍しい。

ゲームはもちろん、オフィスワークなどで使おうと思っても、優秀なパフォーマンスが期待できそうだ。

続いて、ゲーム性能をチェックしよう。「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でスコアーとフレームレートを計測した。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのスコアー。解像度はフルHD(1920×1080ドット)とWQHD(2560×1440ドット)、画質設定は「最高品質」「高品質(ノートPC)」のそれぞれ2種類で計測。アップスケーラーは「DLSS」を選択している
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのスコアー。解像度はフルHD(1920×1080ドット)とWQHD(2560×1440ドット)、画質設定は「最高品質」「高品質(ノートPC)」のそれぞれ2種類で計測。アップスケーラーは「DLSS」を選択している
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのスコアー。解像度はフルHD(1920×1080ドット)とWQHD(2560×1440ドット)、画質設定は「最高品質」「高品質(ノートPC)」のそれぞれ2種類で計測。アップスケーラーは「DLSS」を選択している
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのフレームレート。計測条件は上記と同様
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのフレームレート。計測条件は上記と同様
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのフレームレート。計測条件は上記と同様

HyperX OMEN 15の内蔵ディスプレイの解像度は2560×1600ドットなので、WQHD解像度でもベンチマークを取っている。ノートPC向けの設定である「高品質(ノートPC)」なら、WQHDでも「非常に快適」評価に達している。さらにフレームレートを見ると、「最高品質」設定でも十分にゲームをプレイできそうなパフォーマンスだ。ゲーミングノートPCとしての実力は申し分ない。

これらのベンチマーク結果から、そのパフォーマンスは十分なことが分かった。そんな本機の特徴として、もう1つ触れるべきポイントがある。それが「OMEN AI」だ。

OMEN Gaming Hubに搭載されているベータ版機能「OMEN AI」。サポートされているゲームであれば、そのフレームレートを最大限引き出せるようにPCやゲームの設定を自動で切り替えてくれる
OMEN Gaming Hubに搭載されているベータ版機能「OMEN AI」。サポートされているゲームであれば、そのフレームレートを最大限引き出せるようにPCやゲームの設定を自動で切り替えてくれる
OMEN Gaming Hubに搭載されているベータ版機能「OMEN AI」。サポートされているゲームであれば、そのフレームレートを最大限引き出せるようにPCやゲームの設定を自動で切り替えてくれる

これはHPのユーティリティーソフト「OMEN Gaming Hub」に搭載されているベータ版の機能。この機能は、複雑になりがちなゲームのさまざまな設定を、一括で最適化してくれる機能だ。

サポートされているゲームでのみ使用できるものだが、ハードウェア構成、ゲーム内設定、OS設定などの複合的な要素を分析し、対象のゲームタイトルに対してフレームレートを最大化する形で自動で設定を行ってくれる。

OMEN AIのメニューでゲームごとにオン/オフの設定ができる。人気のFPSやMOBAのeスポーツタイトルは一通りサポートしている
OMEN AIのメニューでゲームごとにオン/オフの設定ができる。人気のFPSやMOBAのeスポーツタイトルは一通りサポートしている
OMEN AIのメニューでゲームごとにオン/オフの設定ができる。人気のFPSやMOBAのeスポーツタイトルは一通りサポートしている

例として、今回「Overwatch」でこの機能を使用してみた。まずは、OMEN AIをオフにして、解像度2560×1600ドット/グラフィック品質「高」プリセットでゲームをプレイしてみたところ、平均フレームレートは270前後となっていた。

Overwatch内の練習場を1分間移動した際のフレームレートを、FrameViewで計測。グラフィック品質をプリセットの「高」に設定した際のフレームレート
Overwatch内の練習場を1分間移動した際のフレームレートを、FrameViewで計測。グラフィック品質をプリセットの「高」に設定した際のフレームレート
Overwatch内の練習場を1分間移動した際のフレームレートを、FrameViewで計測。グラフィック品質をプリセットの「高」に設定した際のフレームレート

そこで、今度はOMEN AIをオンにしてみたところ、設定が自動で切り替わり、平均フレームレートが400程度まで向上した。お手軽にこのPCで実現可能な最大限のフレームレートを実現できるというのが、この機能の最大の利点だ。

OMEN AIをオンにしただけで、ゲームのグラフィック設定が自動で切り替わった
OMEN AIをオンにしただけで、ゲームのグラフィック設定が自動で切り替わった
OMEN AIをオンにしただけで、ゲームのグラフィック設定が自動で切り替わった
この設定でフレームレートを計測したところ、フレームレートが一気に向上した
この設定でフレームレートを計測したところ、フレームレートが一気に向上した
この設定でフレームレートを計測したところ、フレームレートが一気に向上した

特に、PCに詳しくない人ほど、こうしたパフォーマンス設定はハードルが高く、どこをいじればいいのかわかりにくいだろう。OMEN AIを使えば、そうした調整作業に煩わせられず、ゲームを快適に楽しめるのだ。

なお、OMEN AIをオンにしてから手動で設定を切り替えてしまうと、自動での最適化が適用されないようだ。改めてOMEN AIによる最適化を実施したい場合は、一度機能をオフにして「元に戻す」を選択し、設定を初期化してから再び機能をオンにするといい。

HyperX OMEN 15は、PC初心者向けのVictus 15の後継ということで、カジュアルゲーマー向けに想定された製品だという。このクラスの製品は手頃に買えるゲーミングノートPCが欲しいというニーズにも応えるが、動画編集や写真の加工といったクリエイティブ作業を日常的にこなし、週末にはゲームでストレスを発散したいといったパフォーマンスの高いPCを様々な用途で使いこなしたいというニーズにもマッチするだろう。

昨今はPCが高騰しており、ゲーミングPCはなかなか手の届きにくいものになっている。そうした中で本機は、価格と性能のバランスを考えながらより良いゲーム体験ができるように設計されたモデルといえるだろう。

今回検証したモデルは前述のとおり、HyperX OMEN 15(インテル)のパフォーマンスモデルに当たる。昨今のトレンドであるWQHDゲーミングにおいても十分なパフォーマンスが発揮でき、高い冷却性や高性能なキーボードを備えている点は魅力的だ。価格はカジュアル向けというにはお高めだが、その場合はスペックの異なるスタンダードモデルを選択してみる手もある。こちらのほうが5万円安く手に入れられ、軽いゲームを遊ぶ人や解像度をフルHDにしてもいいという人なら、現実的な選択肢となるだろう。

また、ゲームタイトルは選ぶものの、OMEN AIのようなPC初心者向けの機能を持ち、ハードルの高いセッティングを簡単に切り替えられるのもありがたい。

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