Windows 10 サポート終了に備える最良のノートはコレだ! 日本HPの技術力が魅せる「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」

2025-05-21

文:ジャイアン鈴木
編集:ハイサイ比嘉 
※「ASCII.jp」より転載

日本HPの「EliteBook」は2008年に登場した法人向けノートPCブランド。1939年に設立されたHPは、1963年に日本で合弁会社を立ち上げ、それ以降、パーソナルコンピューター、メインフレーム、ラックマウントサーバー、ハンドヘルド関数電卓、パームトップPC、PDA、プリンターなどさまざまな製品をリリースしている。手のひらサイズの小型機器から大規模なインフラ向け製品まで担う、信頼の「老舗ブランド」としてビジネスの場に溶け込んでいるのだ。

法人向けノートPCでは、先進のセキュリティー機能、管理機能、高い堅牢性だけでなく、最新技術もいち早く採用し、パフォーマンス、機能性、使い勝手を高め続けている。HPの直販サイト「HP Directplus」では、法人モデルも個人で購入可能なことから、愛用している一般ユーザーは多い。優れたデザインも一般ユーザーから支持される魅力だ。

EliteBookブランドからは現在数多くの製品がリリースされており、なかでも今回レビューする「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」は、AMD搭載モデルとしては最上位の「AI PC」にあたる。特に上位モデルに採用されている「AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」は、最大55TOPSのAI処理性能を備えるNPU「AMD Ryzen™ AI」が内蔵されており、システム全体では最大85TOPSのAIパフォーマンスを実現。AIアプリを高速、かつ効率的に実行可能だ。

今回は、業務効率アップや生産性向上のために、日本HPが技術力を注ぎ込んだ14型次世代AIビジネスノートPC「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」の魅力をお届けしよう。Windows 10のサポート終了期限(2025年10月14日)が迫るなか、Windows 11を搭載するPCへのリプレースを検討している方に、最良の選択肢になるはずだ。

主なスペック

製品名 HP EliteBook X G1a 14 AI PC  
型番 B6NJ6PT-xxxx B6NJ7PT-xxxx
プロセッサー AMD Ryzen™ AI 7 PRO 360 プロセッサー(8コア/16スレッド、最大5GHz、15~54W) AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 375 プロセッサー(12コア/24スレッド、最大5.1GHz、15~54W)
GPU AMD Radeon™ 880M(12コア、2900MHz) AMD Radeon™ 890M(16コア、2900MHz)
NPU AMD Ryzen™ AI(最大50TOPS) AMD Ryzen™ AI(最大55TOPS)
メモリー 32GB(LPDDR5X-8533) 64GB(LPDDR5X-8533)
ストレージ 512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)
ディスプレイ 14型3K 有機EL(2880×1800ドット、16:10、400ニト、光沢、Ultra Wide Viewing Angle[UWVA])
オーディオ機能 クアッドステレオスピーカー(Audio by Poly Studio)、ディスクリートアンプ、デュアルアレイマイク
インターフェース Thunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×2、USB Type-C(10Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、USB Type-A(10Gbps)×1、HDMI 2.1×1、マイク・ヘッドホン兼用端子×1
ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
ウェブカメラ HP Privacy Camera(5MP、視野角88度)、IRカメラ(Windows Hello対応)、開閉式スライドカバー付き
生体認証 指紋認証(電源ボタン一体型)、顔認証(IRカメラ)
キーボード 日本語配列(キーピッチ:19.0×18.4mm、キーストローク:1.5mm)、防滴機能付き、バックライト付き
サイズ 312.2×214.7×18.3mm(最厚部)、9.2mm(前部)、13.2mm(後部)
重量 約1.497kg
バッテリー容量 74.5Wh
バッテリー駆動時間 動画再生時8.16時間、アイドル時13.07時間(JEITA 3.0)
セキュリティー機能 HP Wolf Security for Business(HP Sure Sense、HP Sure Start、HP Sure Click、HP Sure Run、HP Sure Recover、HP Sure Admin、HP Tamper Lock)、HP BIOSphere、HP Secure Erase(NIST準拠)、ナノセキュリティロックケーブル用スロット(約2.5×6mm)、Enhanced Sign-In Security(ESS)有効
OS Windows 11 Pro
同梱品 HP 100WスリムUSB Type-Cアダプター(約380g)、電源ケーブル、保証書など

法人向けPCというと、少々野暮ったいデザインをイメージする方もいるかもしれない。しかし「EliteBook」シリーズはそうではない。「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」も、そのままプライベート用マシンとしても通用するスマートかつシンプルな筐体デザインが採用されている。

主要部品の60%に再生素材を採用。落ち着いたシルバーカラーのボディーに、アクセントとして濃いグレーのキー&パネルを配置。天面とディスプレイ下部には、信頼の「hp」ロゴが記されている。飽きの来ないHPらしいデザインだ。

14型ディスプレイと大容量バッテリーを搭載しつつ、オフィスの自席と会議室の往復や、自宅内での移動だけでなく、毎日の通勤で携帯しても負担にならない重量に仕上げられているのもポイントだ。

カラーはシルバーのみ。非常に細かなマット加工が施されており、手脂も付着しにくい
カラーはシルバーのみ。非常に細かなマット加工が施されており、手脂も付着しにくい
カラーはシルバーのみ。非常に細かなマット加工が施されており、手脂も付着しにくい
天面はフラットで「hp」のロゴのみが刻まれている。シンプルさを極めたデザインだ
天面はフラットで「hp」のロゴのみが刻まれている。シンプルさを極めたデザインだ
天面はフラットで「hp」のロゴのみが刻まれている。シンプルさを極めたデザインだ
左側面にはHDMI 2.1×1、USB Type-C(10Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、Thunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、マイク・ヘッドホン兼用端子×1を配置
左側面にはHDMI 2.1×1、USB Type-C(10Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、Thunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、マイク・ヘッドホン兼用端子×1を配置
左側面にはHDMI 2.1×1、USB Type-C(10Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、Thunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、マイク・ヘッドホン兼用端子×1を配置
右側面にはThunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、USB Type-A(10Gbps)×1、ナノセキュリティロックケーブル用スロット(約2.5×6mm)を用意。Thunderbolt 4端子を左右に配置するとコストがかかるが、使い勝手に妥協しないHPらしい設計だ
右側面にはThunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、USB Type-A(10Gbps)×1、ナノセキュリティロックケーブル用スロット(約2.5×6mm)を用意。Thunderbolt 4端子を左右に配置するとコストがかかるが、使い勝手に妥協しないHPらしい設計だ
右側面にはThunderbolt 4(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1)×1、USB Type-A(10Gbps)×1、ナノセキュリティロックケーブル用スロット(約2.5×6mm)を用意。Thunderbolt 4端子を左右に配置するとコストがかかるが、使い勝手に妥協しないHPらしい設計だ

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」のキーボードは、キーピッチ19.0×18.4mm、キーストローク1.5mmで、もちろんバックライト付き。しかも防滴機能付きで安心だ。海外メーカーの一部キーボートとは異なり、日本語配列専用に設計されたキーボードパネルが採用されているので、「-」、「^」、「¥」キー以外はすべて等幅に揃えられ、上下カーソルキー以外はすべてすき間が設けられている。

またCopilot+ PCの要件をクリアしており、キーボードにはAIアシスタント「Copilot」をワンプッシュでいつでも呼び出せる専用キー「Copilotキー」が搭載されている。

タイピング時のクリック感は良好。強く底打ちしなければ打鍵音も非常に低めだ。喫茶店などの公共の場でも、周囲に気を遣わずに長文入力できるキーボードといえる。

キーピッチは19.0×18.4mm、キーストロークは1.5mm
キーピッチは19.0×18.4mm、キーストロークは1.5mm
キーピッチは19.0×18.4mm、キーストロークは1.5mm
Iアシスタントをいつでも呼び出せる専用キー「Copilotキー」を用意
Iアシスタントをいつでも呼び出せる専用キー「Copilotキー」を用意
Iアシスタントをいつでも呼び出せる専用キー「Copilotキー」を用意

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」は74.5Whの大容量バッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は動画再生時で8.16時間、アイドル時で13.07時間となっている(JEITA 3.0)。モバイル用途に十分なスタミナ性能を備えているうえに、さらに長時間ユーザーが利用できるように設計されている点にも注目してほしい。

まず、「バッテリマネージャ」により、曜日や時間帯など日々の利用状況をAIが学習。バッテリーの充電レベルや充電速度を自動調整し、バッテリーの経年劣化を抑制してくれる。また「Smart sense」を有効にしておけば、使用状況に応じて処理能力、ファンの音、システムの温度を最適化してくれる。ユーザーは電源設定を気にしなくても、バッテリーを長持ちさせてくれるわけだ。

ビジネスではウェブカメラのクオリティーも重要。「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」には5MP解像度の「HP Privacy Camera」をディスプレイ上部に内蔵。このカメラは88度の広視野角レンズが組み合わされ、AIによるノイズ除去機能「テンポラルノイズリダクション」も利用可能。室内灯下でも鮮明な映像でビデオ会議に参加可能だ。

さらに、AIにより背景処理、スポットライト、フレーミングなどのエフェクトを利用できる「Poly Camera Pro」を標準搭載。このアプリはプロセッサーのNPUに対応しているので、AI処理が効率化され、電力消費を抑えられる。ビデオ会議のクオリティーを高めるだけでなく、バッテリー駆動でも長丁場のビデオ会議に安心して参加できるわけだ。

「バッテリマネージャ」には、「バッテリパフォーマンスを最適化」「バッテリ状態の管理を最適化」「バッテリの充電スケジュールを設定」の3つの設定項目を用意
「バッテリマネージャ」には、「バッテリパフォーマンスを最適化」「バッテリ状態の管理を最適化」「バッテリの充電スケジュールを設定」の3つの設定項目を用意
「バッテリマネージャ」には、「バッテリパフォーマンスを最適化」「バッテリ状態の管理を最適化」「バッテリの充電スケジュールを設定」の3つの設定項目を用意
システム制御の「Smart sense」を有効にすれば、利用状況に応じてパワー、動作音、発熱量を自動調整してくれる
システム制御の「Smart sense」を有効にすれば、利用状況に応じてパワー、動作音、発熱量を自動調整してくれる
システム制御の「Smart sense」を有効にすれば、利用状況に応じてパワー、動作音、発熱量を自動調整してくれる
底面には大型の冷却口が用意。ディスプレイのヒンジ側にはバータイプのゴム足が装着されており、背面からの熱気を吸気しないように設計されている
底面には大型の冷却口が用意。ディスプレイのヒンジ側にはバータイプのゴム足が装着されており、背面からの熱気を吸気しないように設計されている
底面には大型の冷却口が用意。ディスプレイのヒンジ側にはバータイプのゴム足が装着されており、背面からの熱気を吸気しないように設計されている
AI処理によりさまざまなエフェクトを活用できる「Poly Camera Pro」は、すでにNPUに対応
AI処理によりさまざまなエフェクトを活用できる「Poly Camera Pro」は、すでにNPUに対応
AI処理によりさまざまなエフェクトを活用できる「Poly Camera Pro」は、すでにNPUに対応

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」最大の“売り”は、製品名にも入っているとおり「AI PC」であること。HP独自ソフト「HP AI Companion」がプリインストールされており、パーソナライズされたAIアシスタントとして、ユーザーのPCワークの生産性と効率を向上してくれる。

「HP AI Companion」には、自然言語により情報の検索、ウェブ記事の要約、書類(論文、ブログ、記事など)の作成に利用できる「Discover」、pdf、pptx、docx、txt形式のファイルをアップロードすることで安全に要約や分析が可能な「Analyze」、自然言語でPCの設定を変更したり、パフォーマンスを最適化する「Perform」の3つの機能が搭載されている。クラウドAIとエッジAIの組み合わせというビジョンを体現したツールだ。

自然言語で情報検索、ウェブ記事要約、各種ドキュメント作成を支援する「Discover」
自然言語で情報検索、ウェブ記事要約、各種ドキュメント作成を支援する「Discover」
自然言語で情報検索、ウェブ記事要約、各種ドキュメント作成を支援する「Discover」
各種ファイルをアップロードし、安全に要約・分析を実行する「Analyze」
各種ファイルをアップロードし、安全に要約・分析を実行する「Analyze」
各種ファイルをアップロードし、安全に要約・分析を実行する「Analyze」
自然言語でPC設定変更やパフォーマンス最適化を実施する「Perform」
自然言語でPC設定変更やパフォーマンス最適化を実施する「Perform」
自然言語でPC設定変更やパフォーマンス最適化を実施する「Perform」

法人向けPCに必須なのがセキュリティー機能。「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」には、企業レベルのセキュリティー機能を統合管理する「HP Wolf Security for Business」がプリインストールされている。またハードウェアとしても、HP独自の最新チップ「HP Endpoint Security Controller(ESC)」を搭載。量子コンピューターを使った攻撃からもファームウェアを保護できるとうたわれている。

喫茶店やコワーキングスペースなどでPCワークする方に重宝するのが「HP Sure View」だ。内蔵プライバシースクリーン機能「HP Sure View Reflect」を搭載したマシンであれば、「fn」+「F2」キーを押すだけで、視野角を制限。さらに「fn」+「F2」または「F4」キーを押せば、画面の明るさを変更してプライバシーレベルを調整できる。

また「画面を見ている可能性のある人の検出」を有効にすれば、うしろから画面を見ている可能性がある人を検出すると、ユーザーに通知してくれる。左右からの覗き見や、背後から画面を見られる「ビジュアルハッキング」の防止に役立てられるわけだ。

もはやノートPCの定番機能なのがプライバシーシャッター。「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」には「HP Privacy Camera」と名付けられた開閉式スライドカバーが装備されており、指先で触れてスライドするだけでカメラのレンズをふさげる。普段は閉じておけば、オフィスや自宅の様子を不用意に撮影してしまう事態を避けられるわけだ。

このほかにもユーザーの存在を検出し、PCの自動ロックと解除を行う「HP Presence Aware」、マルウェアやウイルス感染を防ぐ「HP Sure Click」、ディープラーニングAIにより既知のマルウェアだけでなく、未知のマルウェアからもデバイスを保護する「HP Sure Sense」などのセキュリティー機能も用意している。

さらにOS上部、内部だけでなく、不正なGPT書き換えや破損からシステムを保護する「HP BIOSphere」、BIOSが改ざんされても自動復旧する「HP Sure Start」などOS下部の対策も充実している。多方面に対する「HP Wolf Security for Business」の防御機能は、非常に安心感が高い。

「HP Wolf Security for Business」はOSだけでなく、ファームウェア、ハードウェア、インターフェースも含めて保護できるセキュリティーのトータルソリューションだ
「HP Wolf Security for Business」はOSだけでなく、ファームウェア、ハードウェア、インターフェースも含めて保護できるセキュリティーのトータルソリューションだ
「HP Wolf Security for Business」はOSだけでなく、ファームウェア、ハードウェア、インターフェースも含めて保護できるセキュリティーのトータルソリューションだ
「HP Sure View Reflect」搭載機であれば、「F2」キーに「HP Sure View」のアイコンがプリントされている
「HP Sure View Reflect」搭載機であれば、「F2」キーに「HP Sure View」のアイコンがプリントされている
「HP Sure View Reflect」搭載機であれば、「F2」キーに「HP Sure View」のアイコンがプリントされている
屋内外での作業中に安易に第三者が画面内の情報を閲覧してしまう事態も避けられる
屋内外での作業中に安易に第三者が画面内の情報を閲覧してしまう事態も避けられる
屋内外での作業中に安易に第三者が画面内の情報を閲覧してしまう事態も避けられる
「HP Privacy Camera」を閉じると、縞模様のカバーでカメラがふさがれる。カメラの状態が一目瞭然だ
「HP Privacy Camera」を閉じると、縞模様のカバーでカメラがふさがれる。カメラの状態が一目瞭然だ
「HP Privacy Camera」を閉じると、縞模様のカバーでカメラがふさがれる。カメラの状態が一目瞭然だ
ユーザーの接近・離席を感知し、PCを自動でロック・解除する「HP Presence Aware」
ユーザーの接近・離席を感知し、PCを自動でロック・解除する「HP Presence Aware」
ユーザーの接近・離席を感知し、PCを自動でロック・解除する「HP Presence Aware」
仮想化技術でWeb閲覧などを隔離し、マルウェア感染を防ぐ「HP Sure Click」
仮想化技術でWeb閲覧などを隔離し、マルウェア感染を防ぐ「HP Sure Click」
仮想化技術でWeb閲覧などを隔離し、マルウェア感染を防ぐ「HP Sure Click」
 AIを活用し、既知・未知のマルウェアを検知・防御する「HP Sure Sense」
 AIを活用し、既知・未知のマルウェアを検知・防御する「HP Sure Sense」
AIを活用し、既知・未知のマルウェアを検知・防御する「HP Sure Sense」

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」のAI機能やセキュリティー機能は、充実した基本スペックによって支えられている。

OSは「Windows 11 Pro」、プロセッサーは「AMD Ryzen™ AI 7 PRO 360 プロセッサー」(8コア/16スレッド、最大5GHz、15~54W)/「AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」(12コア/24スレッド、最大5.1GHz、15~54W)を採用。製造プロセスは4nmだ。アーキテクチャーについては、CPUが「Zen 5」、内蔵GPU「AMD Radeon™ 880M」「AMD Radeon™ 890M」が「AMD RDNA™ 3.5」、内蔵NPU「AMD Ryzen™ AI」は「AMD XDNA™ 2」となっている。また、メモリーは32GB/64GB(LPDDR5X-8533)、ストレージは512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)を搭載している。

ディスプレイは14型3K 有機EL(2880×1800ドット、16:10、400ニト、光沢、Ultra Wide Viewing Angle[UWVA])、オーディオ機能はクアッドステレオスピーカー(Audio by Poly Studio)、ディスクリートアンプ、デュアルアレイマイクを装備。コンシューマー向けノートPCと比較してもトップクラスといえる、非常に高いスペックだ。

さて、定番ベンチマークを実施したところ、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は「18073pts」、CPU(Single Core)は「2003pts」となった。総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは「7319」、Essentialsは「10586」、Productivityは「9525」、Digital Content Creationは「10553」だ。ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6789.08MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4822.15MB/sを記録した。

どれも現行のノートPCとしては上位クラスのスコアだ。例えば、「PCMark 10」のスコアを見てみると、「Gaming laptop (2023)」の7066を上回るスコアを記録している。CPU、GPU性能が高く、それに加えて最大55TOPSのNPUを搭載している「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」は、RAW画像の現像や4K動画の編集などの高負荷なクリエイティブワークも快適にこなせるパフォーマンスを備えている。プレゼンのために、スマホで撮影した高解像度の画像・動画の簡易編集が必要という場合でも、難なくこなせるだろう。

今回は「AMD Ryzen AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」を搭載する上位モデルを試用している
今回は「AMD Ryzen AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」を搭載する上位モデルを試用している
今回は「AMD Ryzen AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」を搭載する上位モデルを試用している
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は18073pts、CPU(Single Core)は2003pts
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は18073pts、CPU(Single Core)は2003pts
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は18073pts、CPU(Single Core)は2003pts
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「PCMark 10」の総合スコアは「7319」。Essentialsは「10586」、Productivityは「9525」、Digital Content Creationは「10553」だ
「PCMark 10」の総合スコアは「7319」。Essentialsは「10586」、Productivityは「9525」、Digital Content Creationは「10553」だ
「PCMark 10」の総合スコアは「7319」。Essentialsは「10586」、Productivityは「9525」、Digital Content Creationは「10553」だ
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL2512HCJQ-00BH1」を搭載
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL2512HCJQ-00BH1」を搭載
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL2512HCJQ-00BH1」を搭載
「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6789.08MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4822.15MB/s
「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6789.08MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4822.15MB/s
「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6789.08MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4822.15MB/s

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」は、日本HPの技術力を結集した次世代AIビジネスノートPCだ。AMDの最新CPU「AMD Ryzen™ AI 9 HX PRO 375 プロセッサー」「AMD Ryzen™ AI 7 PRO 360 プロセッサー」により高い性能を発揮するだけでなく、内蔵NPU「AMD Ryzen™ AI」のおかげで最大55TOPSのAI処理性能を実現している。システム全体では最大85TOPSに達するため、AIアプリケーションを高速に処理し、業務効率を大幅に向上してくれる。これは、AMDの先進性によりなせる性能の高さでもある。

ノートPCとしての基本性能を見た場合も非常に充実している。14型3K有機ELディスプレイは、2880×1800ドットの高解像度で鮮やかな色彩を表示。視野角も広く、快適な視聴体験を実現する。さらに、74.5Whの大容量バッテリーを内蔵しており、動画再生時で8.16時間、アイドル時で13.07時間のスタミナ性能を誇る。

法人向けに重要なセキュリティー面においては、「HP Wolf Security for Business」をプリインストールし、OS、ファームウェア、ハードウェア、インターフェースを包括的に保護してくれる。また、指紋認証や顔認証、開閉式スライドカバー付き「HP Privacy Camera」などの機能も充実しており、安心して利用可能だ。

「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」は、性能、AV品質、バッテリー駆動時間、セキュリティー面において最新水準に達しており、ビジネス用途に最適なノートPC。Windows 10のサポート終了が迫るなか、ビジネス用途だけでなく、パーソナル用途においても、最良の選択肢になるといえる。

HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。

Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。

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