“ 「Share a Coke」キャンペーンは、10代のハートに訴えることに全力を注いでおり、それにはパーソナライズが非常に有効な手段です。 パッケージはマーケティングの要です。HP Indigo印刷機のおかげで、キャンペーンのパッケージが非常に強力なものになりました。”
- Coca-Cola Europe社、マーケティングマネージャー、 Marit Kroon氏
Coca-Cola®社、HP Indigoデジタルテクノロジーを使用してパーソナルキャンペーンを成功に導く
課題
製品パッケージを活用し、昨今のソーシャルメディアの利用が浸透している環境に合わせたパーソナルマーケティングキャンペーン「Share a Coke®」で、Z世代(1992~2010年生まれ)の若者を引き付けようとしていました。
品質、技術、デリバリの厳しい要件に対応しながら、コカ・コーラ®、コカ・コーラゼロ®、コカ・コーラ®ライトを対象として、欧州の各国で最もよくあるファーストネームを数億本のボトルのラベルに個別に印刷する必要がありました。
ソリューション
デジタル印刷とアナログ印刷の両方を組み合わせ、オランダを拠点とするラベルコンバーターであるEshuis社からの支援も受けることで、生産性を最大化し、すべての印刷拠点と印刷機にわたって一貫したプリントを可能にしました。
8台のHP Indigo WS6000デジタル印刷機と4台のHP Indigo WS6600デジタル印刷機が「Share a Coke」キャンペーン専用として、3か月にわたって、週5~7日、1日24時間のペースで稼働しました。
Coca-Colaレッドと一致させるために、HP Indigoで事前に調合されて開発された特殊インク。
成果
問題なく、欧州の「Share a Coke」キャンペーンのパーソナルパッケージは予定通りに開始され、ソーシャルメディアやテレビ局のキャンペーンと相まって規模が拡大し、物理的なパーソナルパッケージと電子メディアを組み合わせた最大規模のコカ・コーラキャンペーンとなりました。
32か国以上の欧州各国において、よくある上位150のファーストネームが15言語と5種類の異なるアルファベットを使用して約8億枚のパーソナルラベルに印刷されました。これは、8か所のデジタル印刷工場において一貫した方法で行われました。
HPが開発したレッドインクのカラー精度が極めて優れていたため、Coca-Cola社はそれを基準色として、従来のラベルの印刷部分にも使用することになりました。 Coca-Cola社は、同社が印刷する従来からの全ラベルで、HPが開発したそのレッドカラーを基準色として欧州全域で使用しています。