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ガンバ大阪と三菱ケミカルが実施する循環型システム実証試験にHP Indigoデジタル印刷が資源循環に貢献
HP Indigoデジタル印刷機で印刷された生分解性紙コップを堆肥にし、循環型経済を目指す

2022年2月14日

株式会社 日本HP

株式会社 日本HP(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:岡戸 伸樹)は、三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「三菱ケミカル」)が取り組む循環型システム実証試験で使用される生分解性紙コップ約10万個の紙面の印刷にHP Indigoデジタル印刷ソリューションが採用されたことを発表します。

この実証試験は三菱ケミカル株式会社が株式会社ガンバ大阪と連携し、三菱ケミカルの生分解性樹脂BioPBS™を使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けた実証試験です。
ガンバ大阪が主催する2022年のJ1リーグの試合会場にて、使用された紙コップをスタジアムで回収し、食品残渣発酵分解装置で食品残渣物などと一緒に1次堆肥化します。1次堆肥は回収され2次、3次堆肥化したのち、堆肥として販売されるという、紙コップを起点とした循環型システムです。

またこの取り組みは、大阪府が平成31年1月に「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、さらに吹田市も参加している令和3年8月に設置された「おおさかプラスチック対策推進プラットフォーム」のプラスチックの資源循環を推進する活動の一環となります。

実証試験に使用される紙コップのサンプル画像:
内側にはBioPBS™が使用され、外側はHP エレクトロインキで印刷された生分解性紙コップ

紙コップを起点とした循環型システムの実証試験のイメージ画像

HPは、2040年までにバリューチェーン全体で炭素排出量ネットゼロの完全な再生型経済を目指し、業界で最も持続可能な製品とソリューションのポートフォリオ構築に取り組んでいます。HPデジタル印刷ソリューションが活用されるラベル・パッケージの市場においては、循環型経済に貢献するパッケージ生産の実現を推進しています。

HP Indigoデジタル印刷ソリューションに搭載される一部の「HP Indigoエレクトロインキ」とMichelmanのプライマーは、欧州の堆肥化試験規格EN 13432に準拠したコンポスト化ラベルおよび軟包装用印刷インキ(一定の許容限度まで)として使用できることが、TÜV Austria社により認定されています。また、印刷物は欧州の包装材および包装廃棄物指令(94/62/EEC)と北米のASTM6400の要件に準拠します。

この実証試験で使われる紙コップの紙面は、株式会社マルタカ(本社:千葉県流山市、代表取締役:遠藤佳男)が「HP Indigo 20000デジタル印刷機」で印刷しました。「HP Indigo 20000デジタル印刷機」は、高い生産性を実現する幅広ロールモデルで、グラビア印刷と同等の高い印刷品質のパッケージを短納期、小ロットで提供できることが特長です。軟包装を中心にさまざまなパッケージ用途に活用できます。

HPと三菱ケミカルは、環境に配慮したパッケージソリューション開発においてパートナーシップを強化しており、HP Indigoデジタル印刷機で印刷可能な生分解性樹脂BioPBS™を使った軟包装用の印刷素材を開発、製造しています。

三菱ケミカル株式会社のプレスリリース
URL: https://www.m-chemical.co.jp/news/2022/__icsFiles/afieldfile/2022/02/14/biopbsgamba.pdf

■「HP Indigoデジタル印刷機」に関する情報は、以下のURLを参照してください。
 http://www.hp.com/jp/indigo

■「HP Indigoデジタル印刷機」のサステナビリティに関する取り組みは、以下のURLを参照してください。
 https://jp.ext.hp.com/content/dam/jp-ext-hp-com/jp/ja/ec/lib/printers/digital-presses/indigo/environment/sustainability_brochure.pdf

■製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
 http://www.hp.com/jp/digital_pr

■プレスルーム
 http://www.hp.com/jp/pressroom/