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HP、印刷業界初の複合現実サービス 「HP xRServices」を発表
Microsoft HoloLens 2を活用した次世代のカスタマーサポート

2021年11月30日

株式会社 日本HP

本発表のハイライト

  • 技術をリードする2社の業界初となるコラボレーション:HPとMicrosoftの連携により、仮想ボタンを押すだけのスムーズな印刷業務を実現
  • リアルタイムの複合現実技術でトラブルシューティングに対応:「HP xRServices」とMicrosoft HoloLens 2(複合現実)の技術を活用した顧客自身による対応が可能
  • 修理時間の短縮、サポートの簡素化、窓口の一本化:スムーズな印刷業務を実現
  • お客様によるイノベーションを継続的に実現:「HP xRServices」を「Predictive Press Care」ソリューション(PrintOS)に接続し、自動化されたシンプルかつ予測可能な生産プロセスを構築

株式会社 日本HP(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:岡戸 伸樹)は、次世代印刷機向けの最新イノベーションとして、Microsoft HoloLens 2を活用した「HP xRServices(エイチピー エックスアールサービス)」を発表します。

普及が進む仮想現実環境においてイノベーションとカスタマーのサポートに投資を続ける中、「HP xRServices」とMicrosoft HoloLens 2の連携は、顧客が複合現実によって瞬時にHPのエンジニアとつながり、印刷過程のどの時点でも問題への助言を得ることが可能な環境を構築しました。

Microsoft HoloLens 2のヘッドセットを装着して「HP xRServices」ソリューションを利用すると、仮想コーチが実際にその場でプロセスを案内しているような感覚を得ることができます。そのため、サービス依頼の電話に時間を費やすことなく迅速に問題を解決し、印刷機のダウンタイムを最小限に抑えられます。

このサービスは、HPのすべての産業用印刷機に対応し、初心者でもトレーニングを受けてタスクの実行を迅速に行えます。HPの仮想エンジニアの指示に従うことで、ユーザーは直ちに解決が必要な部品や問題を容易に特定できます。また、管理部門は「HP Print OSx」を活用することによって、作業から生成したデータとトランザクションデータを統合し、今後の印刷プロセスの最適化とスムーズな生産を実現する方法を明確にすることができます。

現在、一部の顧客が先行して使用している本プログラムのベータ版では、問題を迅速に解決するだけでなく、以下の機能も提供しています。

  • 対面の会議や出張回数を低減:オンプレスツールセット一式に、必要とされるすべてのものが含まれています。
  • サポートの強化:様々な問題、課題、助言をサポートするために、仮想での対面方式を提供します。
  • 迅速な支援:ライブシミュレーションのような手法で、操作手順を提供します。

Microsoftのコーポレートバイスプレジデント兼COOであるトレーシー・ギャロウェイ(Tracy Galloway)氏は次のように述べています。「HPは革新的な企業であり、常にお客様のニーズをテクノロジーの進歩を生む主な原動力と捉え推進しています。Microsoftの複合現実ソリューションは、人間の相互作用の状況の変化を促す具体的なメカニズムを提供します。HPとMicrosoftが協力してサービスを開発したことは、成功への道筋であると考えています。HPのxRServicesおよびMicrosoftのHoloLens 2とRemote Assistアプリケーションは、HPのサポート業務をシンプルかつ容易にし、業界全体のカスタマーサポートを大きく変える存在になると確信しています。」

HP IndigoおよびWW Industrial Go to Market担当ゼネラルマネージャーであるハイム・レヴィット(Haim Levit)は次のように述べています。「デジタル印刷の飛躍的な増加によって印刷業界は活況を呈しており、サポートを電話で依頼する時間がない中で、対応すべき生産量は増えています。このように絶え間なく進化し続けるビジネス環境と業務環境においては、サービスを提供する方法も急速に変化します。Microsoftとこのプロジェクトで連携することは必然の解決策でした。HPは、時間を節約するだけでなく収益機会を最適化するソリューションの提供によって、印刷業界向けのサービスを再定義します。お客様それぞれの生産ニーズが仮想環境と実環境で変化する中、お客様の声に耳を傾け協力しながら、今後も業界で最も革新的なソリューションを推進していきます。」

「HP Indigo 12000 デジタル印刷機」を導入した米国のBenson Integrated Marketing Solutionsは、このサービスを試行する企業の1社です。同社のCEOであるブライアン・ベンソン氏(Brian Benson)は次のように述べています「我々の運用チームがHPからベータテスト企業として選定されたことを大変うれしく思います。私たちは革新的であり、新しいこのテクノロジーをいち早く市場に投入することに誇りを持っています。これは、運用チームが最新のテクノロジーを採用していることを示すひとつの例です。このソリューションにより、メンテナンスと修理が合理化され、お客様のダウンタイムが最小限に抑えられます。」

日本では、株式会社フジプラスが自社に導入している「HP Indigo 12000デジタル印刷機」で、Microsoft HoloLensを搭載した「HP xRServices」を試用しました。同社のスポークスパーソンは次のように述べています。「HPの先進的な『xRServices』は、当社にとって非常に魅力的です。HoloLensとHPのリモートサポートのおかげで、問題の根本原因を極めて迅速に突き止め、効果的に解決できるようになりました。『HP xRServices』によるセルフメンテナンスと自社での部品交換が可能になることは、印刷業務の予測可能性という面で大きな自信を与えてくれます。」

■「HP xRServices」に関する情報は、以下のURLを参照してください。
 https://reinvent.hp.com/HPxRServices?jumpid=af_28006e536b(英語)

■「HP Indigoデジタル印刷機」に関する情報は、以下のURLを参照してください。
 http://www.hp.com/jp/indigo