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「HP PageWide Web Press」シリーズによる印刷枚数が5,000億ページを達成
デジタルインクジェット印刷市場の規模拡大をけん引

2020年8月31日

株式会社 日本HP

本リリースは、HP Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)が、2020年8月3日(現地時間)に発表したプレスリリースに基づいて作成した日本語抄訳です。

HP Inc.(以下「HP」)は、インクジェットプロダクションプリンティングソリューション「HP PageWide Web Press」シリーズによる印刷ページ数が世界中の印刷事業者によって増加を続け、累計で5,000億ページを達成したことを発表しました。

HPのPageWide Press担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるカルロス・ファレ(Carles Farre)は次のように述べています。「『HP PageWide Web Press』シリーズを導入する印刷事業者は、より洗練された収益性の高いデジタル印刷アプリケーションに新たな成功と機会を見いだし、より多くのページをオフセット印刷からデジタルインクジェット技術による印刷へ移行しています。drupa 2016以来、『HP PageWide Web Press』シリーズで印刷されたページ数は2倍以上となり、成長率は市場のほぼ2倍となっています。HPのお客様の半数以上が、累計10億ページ以上を印刷しています。」

インクジェット輪転機の代表である「HP PageWide Web Press」シリーズは、2020年第1四半期の産業用カラーインクジェットによる印刷ボリューム88億ページのうち、30%を超えるシェアを達成しています。(*1)

 
HP PageWide Web Press T250 HD

〈印刷ページ数の増加〉
印刷事業者は、HP PageWide Web Pressテクノロジーを活用して、商業印刷、出版、トランザクション、ダイレクトメールなどをデジタルインクジェットで大量に印刷しています。世界中でその勢いが続く中、顕著な成長を遂げた成功事例は以下のとおりです。

米国ミシガン州に本拠地を置くHatteras Inc.(以下「Hatteras」)は、「HP PageWide Web Press T240 HD」を導入し、薄紙から厚手の用紙まで、大量かつ高品質の印刷に対応することで印刷ボリュームを増加させました。Hatterasのセールス&マーケティング担当バイスプレジデントであるジョン・オーランド(John Orlando)氏は、「当社の成長は、この印刷機の汎用性によるところが大きいです」と述べています。Hatterasは、金融、医療、マーケティング、公共向けに、ユニークな印刷物やデジタルデータを製作し、郵送と電子配信で提供しています。

ドイツに本拠地を置くGGP Media GmbH(以下「GGP Media」)は、2台目の「HP PageWide Web Press T490 HD」を導入しました。GGP Mediaは、欧州における大手プリントサービスプロバイダーであるBertelsmann Printing Groupの傘下企業です。ベストセラーの小説やコミックス、ファッション誌など、年間2億5千点を超える印刷物を生産しています。

GGP Mediaのマネージングディレクターであるクリストフ・ルートヴィヒ(Christof Ludwig)氏は、「新しいデジタルインクジェット機によって、当社だけでなくお客様にも利点が生まれています。印刷規模が小さくても印刷技術で最適化できるため、我々はより柔軟な対応が可能になり、市場投入までの時間を大幅に削減できます」と述べています。2台目の「HP PageWide Web Press T490 HD」は、デジタルによる印刷物の堅調な需要の高まりと印刷ロットサイズの減少に対応するほか、既刊書を供給するために追加されました。この新しいデジタルインクジェット機は、HP A55サーマルインクジェットのプリントヘッド技術を搭載しており、毎分305mの鮮明なテキスト品質を実現します。

英国に本拠地を置くProCoは、1年前に1台目の「HP PageWide Web Press T240 HD」を導入し、大量かつ高品質のダイレクトメールを大規模に印刷しています。ProCoのCEOであるジョン・ベイリー(Jon Bailey)氏は次のように述べています。「企業として、当社はお客様のためにあらゆる新しい試みを行っています。柔軟性とHPのカラー印刷の品質によりパーソナライゼーションの可能性が広がり、以前は提供できなかったさまざまな選択肢をお客様に提供できるようになりました。その結果、お客様のビジネス価値を大幅に高められたことは、当社にとっても非常に重要なことです。今では、量と質のどちらかを選ぶ必要はなくなり、可能なことと不可能なことの間で迷うこともなくなりました。」

〈「HP PageWide Web Press」シリーズの新機能〉
HPは今年の初め、アプリケーションの拡大によって印刷ページ数を増やすために、「HP Brilliantインク」に対応する次世代機「HP PageWide Web Press T250 HD」を発表しました。この印刷機は、大量商業印刷アプリケーション向けでコート紙と上質紙の多様なオフセット用紙に印刷可能です。

さらに、HPはこのたび、大量ドキュメント管理のためにSolimar Systems(以下「Solimar」)との新たなパートナーシップを発表しました。「ReadyPDF® Prepress Server™」、「Rubika®」、「SOLitrack™」などのSolimar Chemistry™プラットフォームは、新規ジョブ作成、エンハンスメント、管理、マルチチャネルのドキュメント配信を含む印刷とデジタルコミュニケーションの両方の配信をサポートします。

カルロス・ファレは次のように述べています。「この有益なコラボレーションを通じて、HPのお客様はSolimarの長年にわたる技術的な専門知識と市場をリードするワークフローシステムからメリットを得られるようになりました。Solimarのソリューションを統合することで、印刷事業者はワークフローの十分な最適化、生産効率の最大化、生産性の高いHP技術のフル活用が可能になり、さらに収益性を向上させることができます。」

印刷事業者は、20インチから42インチまでの印刷とさまざまなプロダクションソリューションを持つインクジェット輪転機「HP PageWide Web Press」シリーズよって、高品質な大量印刷へのニーズに対応できるだけでなく、サプライチェーンを変革し、流通および在庫コスト削減を支援します。また、注文印刷機能による書籍や雑誌、定期刊行物の印刷が可能になり、環境に配慮した印刷が可能になります。

HPのお客様は、ダイレクトメールおよび商業印刷において、高度なオートメーションや可変データツールを活用し、ターゲットを絞り、関連性が高く、高いROIを実現するクリエイティブなキャンペーンを提供することができます。このことは、マーケティング予算が削減され、印刷紙や郵送のコストが上昇する中で、ますます重要になってきています。

「HP PrintOS Site Flow」は、ジョブを自動化して効率性を最大化するだけでなく、「Designer」と「Composer」の両方のソフトウェアソリューションによって可変データピースの作成を可能にします。これらのプリプレスツールにより、テキストや画像、QRコード、バージョンの変更が可能で、顧客向けのメッセージをきめ細かく調整できます。

HPについて
HP Inc.は、世界中のあらゆる場所のすべての人々の暮らしを向上させるためのテクノロジーを創出しています。パーソナルシステムズ、プリンター、3Dプリンティングソリューションの製品やサービスを通じて、驚きの体験を提供します。HPに関する詳細は、http://www.hp.comを参照ください。

*1:世界で導入されている産業用ハードウェアと印刷ボリュームをHP独自に分析。

HPデジタル印刷機に関する情報は、以下のURLを参照してください。
 https://jp.ext.hp.com/printers/digital-presses/

製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
 http://www.hp.com/jp/digital_pr

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