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HP Indigoデジタル印刷機の新たなラベル・パッケージ向けポートフォリオを発表
アナログ印刷に匹敵するスピードによりデジタルラベル印刷を再定義する次世代「HP Indigo V12デジタル印刷機」

2020年3月18日

株式会社 日本HP

本リリースは、HP Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)が、2020年3月10日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。

HP Inc.(以下「HP」)は、デジタル印刷の変革を加速させるラベル・パッケージ向けの新HP Indigoポートフォリオを発表します。業界で最も幅広い印刷機のポートフォリオは、新しいカラーとワークフローオートメーションソリューションにより、無駄を減らし、効率よく多様なオンデマンド印刷を提供します。

HP Indigoシリーズ6初のナローウェブラベル向け「HP Indigo V12 デジタル印刷機」は、HP Indigo LEPXアーキテクチャを搭載し、HP Indigoの確かな品質と汎用性を大幅に速いスピードで提供します。アナログに匹敵する速度で印刷することができる「HP Indigo V12 デジタル印刷機」は、ラベル生産の俊敏性を高め、デジタルラベル印刷を再定義します(*1)。

さらにHPは、新しいナローウェブラベル向けの「HP Indigo 6Kデジタル印刷機」と「HP Indigo 8Kデジタル印刷機」、軟包装とラベル向けの「HP Indigo 25Kデジタル印刷機」、紙器用の枚葉機「HP Indigo 35Kデジタル印刷機」、シーター付きB1対応ロール給紙「HP Indigo 90Kデジタル印刷機」を発表します。様々なアップグレードオプション付きのバリューパックにより、既存のお客様はこれらの新機能を利用することができます(*2)。

HP Indigo担当ゼネラルマネージャーであるアロン・バーシャニー(Alon Bar-Shany)は、「コンバーターがオンデマンド生産、製品数の多様化、カスタマイズ、無駄を省いた印刷といった市場のニーズをサポートするにつれ、デジタルラベル・パッケージ市場は成長し、進化しています。HP Indigoデジタル印刷機を使用するラベル・パッケージのコンバーターは、市場の4倍の速度で印刷ボリュームを増やし、一貫して新しい機会を創出しています。新しいラベル・パッケージのポートフォリオは、デジタル印刷工場の未来設計図です。印刷事業者はこれらの製品によって常に環境を最優先に考えつつ、オペレーターの工数を減らしながら、より幅広いジョブをさらに速く処理することができます」と述べています。

drupa 2016以降、ラベル・パッケージ向けのHP Indigoデジタル印刷機は、世界各国のコンバーターに1,000台以上導入されています(*3)。

 

〈進化したワークフローとカラーオートメーションツール〉
新しいカラーオートメーション技術である「Spot Master」により、コンバーターは数分でブランドカラーの色合わせができるようになります(*4)。「Spot Master」は、高速かつ正確なカラーマッチングのための特許取得済の新しいアルゴリズムを採用することで、印刷フレーム全体において高度なカラーの一貫性と均一性を実現し、いつどこで印刷されても同等のパッケージが印刷できます。「Spot Master」は、「HP Indigo 35K デジタル印刷機」、HP Indigo 25K デジタル印刷機」、「HP Indigo 6K デジタル印刷機」、「HP Indigo 8Kデジタル印刷機」で利用可能です。

「HP PrintOSX」で提供される新しいアプリケーション「Brand Beat」は、コンバーターとブランドにリアルタイムでカラーレポートを届けます。

HP Indigoラベル・パッケージ向けの「PrintOS Production Pro」は、HP Indigo最速の ラスターイメージ処理(RIP)が特長で、新しいEsko Automation Engineとシームレスに統合され、コンバーターは1日により多くのジョブを処理できます。「HP PrintOSX」は、クラウドアプリケーションをAIを活用したサービスとサポートインフラに統合し、お客様の投資を最大化します。一連のツールとアプリケーションを使用することで、お客様は未来のデジタル印刷工場の構築を開始し、生産を自動化してオペレーターの工数を最小限に抑えた優れた運用を実現できます。

〈ラベル市場を変革〉
HP Indigoラベルポートフォリオは、業界で最も多用途なラベル印刷機で、コンバーターの企業規模やラベルの生産量に関わらず、デジタルラベル工場に欠かせないものです。
「HP Indigo V12 デジタル印刷機」は、HP Indigoの特長である確かな品質と柔軟性を維持したまま、大量の生産ボリュームを実現することで、ラベル市場のエコシステムを変革します。「HP Indigo V12 デジタル印刷機」の主な特長は次のとおりです。

・ 6つのインラインイメージングエンジンを同時に使用することで、最大6色を120メートル/分の高速印刷で実現します。オペレーター1名で最大13万メートル/日の生産を可能とします。

・ 新しい高精細(HD)イメージングシステムがネイティブ1,600 dpiの解像度を提供します。

・ 最大12色を搭載、臨機応変にインキを変更し、任意のカラーの組み合わせを可能とします。

・ 12ミクロンのフィルムから最大450ミクロンの板紙まで、デジタルラベル業界最大の用紙範囲に対応。粘着ラベル、スリーブ、軟包装、チューブ、インモールドラベルやその他のアプリケーションをサポートします(*5)。

・ インラインの高速後加工機がAB Graphics社より提供予定です。

「HP Indigo 6K デジタル印刷機」は、高い汎用性で広く市場に受け入れられてきた「HP Indigo 6000」シリーズの後継機です。この印刷機では、シュリンクスリーブ用の高隠蔽白インキ、シルバー、蛍光色、ブランド保護に適したインビジブルレッド・グリーンなどの新しいインキ、そして主要パートナーから提供されるラベルの耐久性を高める新しいニスなどを活用することで、さらに多くのアプリケーションに対応できます。「HP Indigo 8K デジタル印刷機」は高い生産性を提供し、無駄を省き、ジョブ毎の用紙種類の変更を容易にします。ラベルと軟包装印刷に適した新しい広幅ミッドウェブ「HP Indigo 25K デジタル印刷機」は、ラベル用の新しいスリッターをサポートし、新たな利益性の高いアプリケーションへの投資を容易にします。

「HP Indigo Secure」とパートナーのソリューションを活用し、コンバーターは、特殊インキ、偽造防止マーク、マイクロ文字フォントやトラック&トレースソリューションなど、ブランド保護のためのセキュリティソリューションを提供できます。また、HP Indigoエレクトロインキ・シルバーを搭載した「HP Indigo 6K デジタル印刷機」に、ワンパスでのデジタル加飾を提供する「HP Indigo GEM」とKURZ DM-JETLINER® デジタル加飾箔ソリューションをインラインで組み合わせることにより、他社と差別化するデジタル加飾ソリューションを提供します。

〈紙器による機会拡大〉
新ポートフォリオでは、HP Indigoの紙器向け機能を拡大し、高い生産性、広範囲アプリケーションの対応、優れたカラー機能を提供します。新ポートフォリオには、高価値の紙器向けのB2対応枚葉機「HP Indigo 35K デジタル印刷機」、商業印刷用途とパッケージ生産兼用のB2対応枚葉機「HP Indigo 15K デジタル印刷機」、またインラインで水性/UVニスコーターティング、シーターを備えたB1対応ロール給紙の「 HP Indigo 90K デジタル印刷機」が含まれます。

紙器用印刷機を世界中で100台以上導入してきた経験を基に、「HP Indigo 35K デジタル印刷機」は以下の新機能を備えています。

・ Spot Masterカラーオートメーションによる最速のカラーマッチングを提供します。

・ ドロワー、パレットフィダー、印刷中の校正機能によるジョブ切り替えを高速化します(*6)。

・ 150ミクロンの薄手の紙への印刷により、リジッドボックスのようなアプリケーションにも対応します。

・ 印刷品質を向上する新しい1,600 dpi高精細印刷を実現します。

・ 新しい高隠蔽インキのHP Indigoエレクトロインキ・プレミアムホワイトを提供します。

・ トラック&トレースソリューションや様々なブランド保護ソリューションをワンパスで提供する新色エレクトロインキ・インビジブルイエローを提供します。

・ 「HP Indigo 35K デジタル印刷機」に連結可能なTRESU iCoat IIは、最高速でも高い見当精度となるよう最適化されており、ワンパスで業界基準のUVまたは水性ニスによるコーティングアプリケーションやOPニスをオフセット品質で提供します。

〈持続可能な軟包装に対する需要拡大に対応〉
HP Indigoデジタル印刷機のユーザーは、オンデマンドで持続可能な軟包装を提供するデジタル軟包装市場を創造しました。新しい「HP Indigo 25K デジタル印刷機」は、総保有コストのさらなる改善に加え、コンポスト、再利用可能なパウチを提供するための幅広いメディア原反への対応など、デジタルパウチ工場を作るための多くの選択肢を備え、コンバーターがブランドのニーズを満たすことを支援します。コンバーターの生産能力を向上させる機能は以下の通りです。

・ Spot Masterカラーオートメーションで最速のカラーマッチングを提供します。

・ Nordmeccanica社による新しいSuperSimplex e800 laminatorはラミネート加工ソリューションを最適化します。800mm幅の無溶剤ラミネーターはオンデマンドパウチ製造における無駄とエネルギー消費量を削減します。実証済のKarlville Pack Ready thermal laminatorとKarlvile KS-DSUP-400 pouch makerはショートランを最適化します。

・ 2種のホワイトインキステーションをサポートし、柔軟性を向上します。

・ 729 mmから737 mmへ印刷可能フレームを拡張することで生産性を向上します。

・ 「Green Leaf mark」や、TUV Austriaが実施している「OK Compost」などのサステナビリティ認証を取得した上で、HP Indigo エレクトロインキがパッケージ用の印刷インキとして使用でき、主要な基準に従って堆肥化と生分解により回収できる(*7)ことを認定しています。さらに、HP Indigo エレクトロインキは、主要な食品包装規則に従い、UV化学反応は含みません。(*8)。すべてのIndigo印刷機はカーボンニュートラルで製造しています。

〈提供予定〉
「HP Indigo 6K デジタル印刷機」、「HP Indigo 8K デジタル印刷機」、「HP Indigo 25K デジタル印刷機」、「HP Indigo 35K デジタル印刷機」、「HP Indigo 90Kデジタル印刷機」は、2020年6月以降年内に販売開始する予定です。「HP Indigo V12 デジタル印刷機」は2022年に販売開始予定です。

詳細、画像などはオンラインプレスキット(英語)を参照してください。
https://press.ext.hp.com/us/en/press-kits/2020/pre-drupa-hp-portfolio-reveal.html

HPについて
HP Inc.は、世界中のあらゆる場所のすべての人々の暮らしを向上させるためのテクノロジーを創出しています。パーソナルシステムズ、プリンター、3Dプリンティングソリューションの製品やサービスを通じて、驚きの体験を提供します。HPに関する詳細は、http://www.hp.comを参照ください。

*1:2020年3月10日現在、ナローウェブのソリューションを提供している他社との比較。

*2:バリューパックの適用は対象機に限られます。

*3:印刷ソリューションのHP内部分析と顧客検証。 Spot MasterテクノロジーとインラインXrite分光光度計により実現。

*4:HP調べ。

*5:2020年3月10日現在、B2対応機を提供している他社との比較。

*6:HP Indigo 30000デジタル印刷機との比較。

*7:特定のHP Indigoインキに対して認定されており、上限は指定されています。

*8:明確に定義された使用条件下で、非食品接触面への印刷を前提としています。

HPデジタル印刷機に関する情報は、以下のURLを参照してください。
 https://jp.ext.hp.com/printers/digital-presses/

製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
 http://www.hp.com/jp/digital_pr

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記載されている情報は発表時点でのものです。内容は予告なく変更する場合がございます。
あらかじめご了承ください。