HP、画期的なフルカラーソリューションにより、3Dプリンティングの普及を加速

フルカラー、黒色、白色のパーツの造形が可能な低価格帯「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」を発表

2018年2月9日

株式会社 日本HP

本リリースは、HP Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)が、2018年2月5日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。

HP Inc. (以下「HP」)は、3Dプリンティングのポートフォリオを拡充し、「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」を発表しました。この製品は、ボクセル単位で実用的なパーツをフルカラー、黒色、白色で造形できる業界初の3Dプリンティングテクノロジーで、造形スピードも他社ソリューションの数分の1の時間(*1)で実現します。「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」は、5万ドル台から提供予定(*2)で、業界をリードする「HP Multi Jet Fusionプリンティングテクノロジー」を中小規模の製品開発チーム、デザイン会社、起業家、大学、研究機関などで幅広く利用できるようにします。

HPは既存の産業用3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 3200/4200/4210」に加え、新たに「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」をMulti Jet Fusionソリューションのラインアップに追加しました。ポートフォリオの拡充により、Multi Jet Fusionソリューションのユーザーが同一プラットフォーム上で、試作品および新しいデザインやアプリケーションの製作を行えるようになります。「HP Multi Jet Fusionプリンティングテクノロジー」はカラーに留まらず、ボクセル単位で制御可能な将来のテクノロジーに対応します。

HPの3Dプリンティングビジネス担当プレジデントであるステファン・ナイグロ(Stephen Nigro)は次のように述べています。「HPは、3Dによるデザインや製造を誰の手にも届くものにして、世界中のイノベーターに新たな可能性を提供します。業界、複雑なデザイン、求められるカラー対応に関わらず、HP Jet Fusion 300/500シリーズは、従来の製造方式が持つ制約を受けずに優れたパーツの造形を支援します。」

ボクセル単位でパーツに機械的特性を持たせることができるHPの独自技術により、これまで考えられなかったようなパーツのデザインや製造ができるようになり、今回の新製品ではフルカラーへの対応が可能になりました。医療、自動車、消費材などの業界にとって、あるいは、起業家、デザイナー、大学の研究者などにとって、新しい3Dプリンティングのアプリケーションの可能性は計り知れません。HPはすでに、フェニックス小児病院、矢崎総業株式会社、ヤングスタウン州立大学など世界中の大学や企業と、新しいカラーアプリケーションの共同開発を行っています。

フェニックス小児病院の心臓3D プリント研究所のジャスティン・ライアン(Justin Ryan)博士は次のように述べています。「当院では、患者の長期的な健康に役立つ、パーソナライズされた体験を実現することを目指しています。カスタムメイドのギブスや補正具、サージカルガイド、生体模型など、HPの新しい3Dプリンターによるデザインの可能性と、正確で耐久性の高いパーツに、大きな価値を見いだしています。」



中小規模の開発チーム、企業、教育者のためのイノベーション
「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」は、ボクセル単位の制御に加え、コンパクトなデザイン、ワークフローソリューションの強化、世界初の統合化された材料供給およびリサイクルのシステムにより、さらなる自動オペレーション、使い勝手、製造効率と生産量の飛躍的な向上を実現します。また、「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」は3つの主要なカラーファイルフォーマット(OBJ、VRML、3MF)をサポートするため、ファイル変換やデータ破損のリスクを低減し、必要なパーツを確実かつ簡単に造作できます。

「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」には、以下の製品が含まれます。

HP Jet Fusion 340(黒/白)/380(カラー):小型のパーツや少数のパーツを造形するお客様向け

HP Jet Fusion 540(黒/白)/580(カラー):より大きなパーツや生産量が多いお客様向けに、300シリーズより大きな造形エリアを提供

ウォーラーズ・アソシエイト社の社長であるテリー・ウォーラーズ(Terry Wohlers)氏は次のように述べています。「実用的なマルチカラーの3Dプリンティングの適用範囲の広がりに期待しています。HPがこの興味深く、ほとんど未開発の分野をターゲットにしていることを嬉しく思います。」

HPのオープンアプローチをベースにした材料開発
「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」は、新しい材料である「HP 3D High Reusability CB PA 12」とあわせて発売予定です。この材料を使用したパーツは、産業用3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 3200/4200/4210」により「HP High Reusability PA 12」で造形したパーツとほぼ同等の機械的特性があります。

HPは、材料およびアプリケーション開発に独自のオープンプラットフォームを採用し、パートナーと協力し、材料の種類を広げるとともに、コストの低減に努めてます。「HPJet Fusion 300/500シリーズ」は、将来的には「HP Jet Fusion 3200/4200/4210」と同様に様々な機能性材料に対応し、ボクセル単位でカラーやその他の機械的特性を実現する独自の材料もサポートしていきます。

「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」は、2018年下半期に出荷を開始し、日本では2018年末に販売開始予定です。



パートナープログラム
HPは、グローバル3D プリンティングリセラープログラム「HP Partner First 3D Printing Specializationプログラム」を進化させ、パートナーに対してさまざまな新しい選択肢を提供します。HPがグローバルで販売体制を構築する中で、特定の製造業界、グローバルなデジタルトランスフォーメーション、ITソリューションなどの専門知識を持つソリューションプロバイダーが、全世界の顧客に向けてMulti Jet Fusionテクノロジーを提供できるようにしていきます。

また、HPは本日、ダッソー・システムズとの新たな協力体制を発表しました。ダッソー・システムズは140カ国以上の国に数百万のユーザーを持つ3D設計ソフトウェアのトッププロバイダーであり、起業家、製造者、学生、企業がプロダクトデザイン・イノベーションの新たな時代を切り開くことを支援しています。両社は、ダッソー・システムズのSOLIDWORKS 3D design and engineering applicationsを、HPのMulti Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション独自のボクセル単位機能の活用に向け最適化する予定です。



*1:「HP Jet Fusion 580 3Dプリンター」および「HP Jet Fusion 540 3Dプリンター」と、販売価格2万ドル~12万ドルのFDM(熱溶解積層方式)、SLA(光造形方式)およびマテリアルジェッティングソリューションの造形時間の一部を比較。2017年6月時点のHP社内試験と公開試験の結果に基づきます。
HP Jet Fusion 580 3D プリンターのテスト内容。試験変数:分量 - HP Jet Fusion 3Dの造形エリアに対して10%の密度のパーツ対象製品における同じパーツ数との比較。パーツサイズ - 30 cm3当たりのレイヤーの厚み0.08 mm/0.003インチ。競合の分析手法と同じ。

*2:販売価格は、販売地域、構成などにより異なります。



「HP Jet Fusion 300/500シリーズ」に関する情報、製品画像は、以下のURLを参照してください。(英語)
 http://www8.hp.com/us/en/hp-news/media-kits/2018/3d-reinvent-the-wheel.html


HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューションに関する情報は、以下のURLを参照してください。
http://jp.ext.hp.com/printers/3d-printers/