2016年11月2日
株式会社 日本HP
HP Inc. (本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下「HP」)は、2015年11月1日に、過去最大となる企業分社の結果、誕生しました。この日からシリコンバレーのパイオニアは、ベンチャー企業としての精神と活力、フォーチュン100社の規模の知力と体力を兼ね備えた新たな企業として、革新を続ける旅を始めました。
HPは、プリンティング、3Dプリンティングとパーソナルシステムズの分野において、一連の積極的な取り組みを通じてHP自身と業界を変革していきます。コアビジネスの改革にフォーカスするとともに、HPは新たな成長分野や将来製品、市場を積極的に拡大します。
一年目のハイライト:
12兆ドルの市場を持つ製造業向けに業務用3Dプリンターを発表
・ HPは、製造業向けの革新的な3Dプリンティングシステムである、「HP JetFusion 3D プリンティングソリューション(エイチピー・ジェットフュージョン 3Dプリンティングソリューション)」を発表しました。BMW、ナイキ、Autodesk、ジョンソン・エンド・ジョンソン他、多くの3Dプリンティングにおける戦略パートナー企業が、自動車、航空宇宙、ヘルスケア、一般消費材他、様々な分野で、HPの3Dプリンティングテクノロジーをプロトタイプや部品の製造に活用できるよう支援しています。HPの革新的な新しい3Dプリンティングシステムとオープンプラットフォームは、高度にカスタマイズされた様々な製品をお客様に近い場所で生産可能とすることで、製造業に新たな革命をもたらします。
性能とデザインにより魅力的なアワードを受賞した製品
・ 2016年のCESにおける「Best of Show」の受賞を皮切りに、HPは多くのアワードを受賞しました。たとえば、「HP Elite x3」は、ノートPCとしてもデスクトップPCとしても使えるモバイルデバイスです。「HP Spectre 13」は、世界最薄(2016年4月発表時)でラグジュアリーなノートPCです。「HP Pavilion Wave」と「HP Elite Slice」は、コンパクトで独創的なデザインのデスクトップPCで、これまでのように机の下に隠すように設置する必要がありません。「HP Sprocket」は、スマホから簡単にシール付きの写真をプリントできるポケットサイズのプリンターです。
次世代のゲーミングPCやBlended Reality
・ HPはゲーミングPC「OMEN by HPシリーズ」を、デスクトップPC、ノートPC、アクセサリーのすべてを包括したラインアップに刷新しました。そして、革新的な「HP Sproutシリーズ」は教育の分野に新たな学習の形を提案しました。HPの最先端のテクノロジーは没入型コンピューティングを推進し、現実とデジタルの世界の融合を容易に行えるようにします。
50周年を迎えたHP研究所 (HP Labs)のイノベーション
・ デスクトップ・コンピューティング、ポケット関数電卓、サーマルインクジェットプリンターなどいくつもの象徴的な製品を開発したHP研究所は、50周年を迎えました。過去の多くの成果に加え、「HP Blended Reality」、没入型コンピューティング、3Dプリンティングやデジタルセキュリティなど新技術を研究し、洞察を提供しています。さらにHPは、新たなベンチャーキャピタル組織である「HP Tech Ventures」を設立し、新技術分野に投資し、その分野の開発においてベンチャー企業とのパートナーシップを形成しています。
お客様との心の結びつきを持つ象徴的なブランドへ変革
・ ブランドの価値は、時間をかけて成長します。HPのブランドは、意味を持っています。人々の暮らしに意味のある影響を与えること、お客様と強い心の結びつきを構築すること、そして言葉と行動に一貫性を持つこと。「Keep Reinventing」は、HPブランドのオペレーティングシステムです。これは、すべてのHPの行動の指針となるものです。ラグジュアリーなデザインを採用したPCやモバイルデバイスにより新たな価値をお客様に提案するプレミアムキャンペーンや、Star Wars™とコラボレーションしたグローバルのプログラム、OMENゲーミングプラットフォームの発表や次世代のプリンティングを推進する取り組みはその一例です。
社内のみならず業界内で、「ダイバーシティとインクルージョン」を支援
・ 思考、経験、人種、民族、性別、価値観など、ダイバーシティ(人材の多様性)への取り組みは、HPの大切な企業文化です。HPは、シリコンバレー発祥の地であり、多様なメンバーで構成された取締役会をもつ企業です。最高マーケティング責任者(CMO)であるアントニオ・ルシオと最高法務責任者兼法律顧問キム・リベラは、HPの代理店パートナーに対しても、人材の多様化を求めました。
企業責任とサステナビリティ
・ HPは、すべての業務において再生可能エネルギーの100%活用を目指し、その第一歩として2020年までに再生可能エネルギーの使用割合を40%に拡大する計画です。HPは、グローバルサプライチェーンにおける企業の倫理的、社会的責任について、ガートナー社から10点満点の評価を受けました。HPは、良き企業市民として世界中のすべての人の暮らしをより良くすることを目指し、シリア難民への教育や技術リソースを提供しました。オバマ米大統領主催の難民サミットに呼応し、HPは、中東に「HP Learning Studios」を創立することを約束しています。難民の学生には、最新の教育技術へのアクセスを、大人には重要なビジネスとITスキルを習得する機会を提供します。HPは技術やトレーニングサポートに対して100万ドル以上を投資し、難民を支援し貧困を軽減するサポートをしていきます。
2015 サステナビリティレポートはこちら
http://h20195.www2.hp.com/V2/GetDocument.aspx?docname=c05290757
日本HPの取り組み:
生産、サポート体制
・ 日本HPは、グローバルの強みを活かすとともに、日本のお客様が求める品質要求やサービスを提供するための革新を続けています。その一つが日本国内に工場を持ちPC生産や関連サービスを提供する「Made in Tokyo(東京生産)」です。国内で生産することで短納期での発送と初期不良の低減、品質の向上などを実現しました。本年6月には拠点を東京都昭島市から日野市に移管し、別拠点の物流センターも同施設内に敷設することで、生産から配送までの作業を一元化し、PCのボリューム生産に適した体制を整えました。生産効率と生産能力を向上させることで、今後のビジネス成長に備えます。こうした生産体制の強化に加え、2015年に国内に集約した法人向けPC製品のコールセンターなどにより、高い顧客満足度を提供できるよう努めていきます。
製品、サービス
・ 日本HPは、ノートPCとしてもデスクトップPCとしても使えるWindows 10 Mobile搭載のビジネス向けモバイルデバイス「HP Elite x3」を国内の通信事業者と協力し、日本のお客様向けに最適化して提供しています。また、PC本体ならびにPCライフサイクル管理を一元化し、サービスとして提供する「HP Device as a Service」の展開も開始しました。働き方が大きく変わっていく中で、いつでもどこでも安心して仕事ができるセキュリティと堅牢性にデザイン性を兼ね備えたデバイスや、企業のIT部門の業務負担を軽減するサービスなど、お客様のニーズに適したソリューションをパートナーとともに拡充していきます。
・ プリンティング分野においては、特に商業印刷、出版やパッケージ印刷において多品種小ロット対応が可能なデジタル印刷の導入が急速に進んでいます。たとえば株式会社KADOKAWAでは多様化する読者のニーズに応え、書籍の迅速な生産を可能とする製造プラットフォームに、HPのデジタル印刷ソリューションを採用しました。また、2017年後半には、日本HPは製造業向けに業務用3Dプリンターの国内展開を予定しています。デジタル印刷ソリューションと3Dプリンティングシステムが日本のお客様のものづくりを変革していきます。
3Dプリンティングの詳細はこちら
http://h50146.www5.hp.com/printers/3d-printers/
社員のワークライフ・バランス
・ 日本HPでは、1977年のフレックスタイム勤務制度の導入以来、社員が仕事と生活のバランスを保ち、いきいきと働き続けられる環境づくりに取り組んできました。2001年には、固定席を持たない「フリーアドレス制」を、2007年にはより柔軟な働き方を可能にする「フレックスワークプレース(在宅勤務制度)」を導入しました。本年8月には、「フレックスワークプレース」の制度を拡大し、働く時間と場所の柔軟性を上げることで、生産性の向上を図るとともに、社員のワークライフ・バランスの充実を支援しています。
※本プレスリリースに記載されている製品の一部は日本未発売です。
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あらかじめご了承ください。