製品の品質と安全性を守る検査業務。放射能は自主的に3重にチェックしています。
―― 普段の仕事ではどのようなことをされていますか?
私は品質保証部で検査の仕事をしています。毎日、全製品、全ロットからランダムにサンプリングし、さまざまな検査を実施します。バクテリアなどの微生物から、塩分やアレルゲンなどの検査もします。検査結果は出荷判断に直結しますから責任重大。プレッシャーもありますが、やりがいも大きいですね。
また、震災後は放射能の検査も始めました。放射能検査は原材料を購入する前の段階と、加工前の段階、そして製品になった後と、3重にチェックしています。これは自主的に始めたことなんですよ。
―― そこまで厳重に検査されているのですね?
安心して召し上がっていただくためには、品質がもっとも大事ですから。生産時に使用する水の検査もしていますし、品質に徹底的にこだわることが会社の文化として根付いているんです。
品質保証部としては他にもいろいろな仕事をしています。お客様に検査結果をご説明する機会もありますし、従業員教育も担当しています。小学校の工場見学のご案内などもしていますし、工場の生産工程の改善活動なども手がけています。製品の品質だけにとどまらず、企業として品質が問われるところはすべて守備範囲といえるかもしれないですね。