感動を提供する株式会社マーキュリー
2006年の創立以来、セールスプロモーションを中心に、オペレーションアウトソーシング、コンサルティング、テクノロジーソリューションなどの分野で事業を展開。北海道から九州まで、サービスの提供範囲を全国に広げるまでに成長した企業が株式会社マーキュリーだ(以降、マーキュリー)。「感動を提供するプロフェッショナル集団」を合言葉に、豊富なノウハウと高いスキルで、あらゆる企業のニーズを叶えてきた経緯から社会的な信頼も厚く、その実績を積み上げ続けている。
「当社を含むセールスプロモーションのビジネスでは、クライアントとのデータや販売データ、個人情報などの取り扱いが年々増加し、これらのデータを確実に保護する必要がありました。特に、営業活動や顧客サポートにおいてクライアント企業の機密情報を頻繁に扱うため、悪意ある攻撃やデータ漏洩へのリスクが高まっていました」と語るのはマーキュリーの冨田氏。日々、多くの企業と接する中で浮かび上がってきた危機意識と向かい合うべく、同社はすぐに行動をはじめる。
「当社の営業担当は日々業務パソコン持ちながら外回りの営業やお客様先に常駐するスタッフもおり、セキュリティリスクに対する意識の標準化においては一定の課題があると認識していました。また当社はプライバシーマークも取得しているので、組織全体として個人情報の保護体制や情報取り扱いに対する意識については普段から気を付ける必要があります」と改めて振り返る福元氏。
左から、株式会社マーキュリー
執行役員 営業統括本部 営業推進本部 本部長 冨田 宗圭氏、
コーポレート統括本部 管理本部 総務部 部長 福元 直樹氏
セールスプロモーション業界全体に関してもクライアント企業の貴重なデータを適切に保護する課題が共通して存在しており、機密性の高い情報を取り扱うことから、セキュリティインシデントやサイバー攻撃に対処する必要性が高まっていたのだ。
「従来通りのセキュリティに関する社員教育や従来型EPPなどのセキュリティ対策だけでは限界が見えていました」と語る福元氏。こうした実情を受け、マーキュリーは先手を打つべく、新たなソリューションにより、これを解決するための取り組みを進めることになった。