掲載日:2021/02/10

オプションのディスクリートグラフィックスカードでワンランク上の処理性能を

 オプションとして提供されるAMD Radeon R7 430 LP 2GBやAMD Radeon RX 550X LP 4GBなどのディスクリートグラフィックカードを追加することで、特定作業の処理を大きく向上させることができます。YouTubeで動作を再生するといったことでさえグラフィックスカードは処理に貢献します。昨今ではオンライン会議のために使うZoomやTeamsのようなアプリもグラフィックスプロセッサーを駆使します。

 まして、動画の編集などに活用するPCを想定するなら、外付けグラフィックスカードの性能は作業の時短に圧倒的な効果をもたらすでしょう。内部空間に余裕のある筐体は、負荷の大きな作業をさせることでプロセッサーがフルに稼働しても、その冷却のためのファンが高速で回転するといったこともなく、快適な作業環境が得られます。プロセッサー内蔵グラフィックスではちょっと不安ならぜひ選びたいオプションです。

 

選択可能グラフィックスカード

グラフィックスカードなし

AMD Radeon R7 430 LP 2GB

AMD Radeon RX 550X LP 4GB

 

 

 

 

 

選べるプロセッサー

 APU(Accelerated Processing Unit)を搭載できます。1つもしくは2つ以上のCPUと外付けグラフィックス相当のコアが融合したAMDのプロセッサーです。
 なお、Windows 10 Home選択時はプロセッサーとしてRyzen™7は使用できません。

 

選択可能なプロセッサー

AMD (クアッドコア) Ryzen(TM) 3 PRO 4350G APU

AMD (ヘキサコア) Ryzen(TM) 5 PRO 4650G APU

AMD (オクタコア) Ryzen(TM) 7 PRO 4750G APU

 

 

 

 

 

たっぷり積めるメモリー

 最大32GBまでのメモリーを搭載可能です。大きなデータを扱う際にも、ディスクへのスワップを最小限に抑え、ストレスのない作業をかなえます。大容量のメモリー搭載は、ときにはプロセッサーの選択以上に作業の快適さを支えます。

 現時点でビジネスアプリを快適に使うには8GB以上、理想的には16GBのメモリがあると安心です。4GBでは用途が限定されるかもしれません。8GBでスタートして、様子を見て16GBに増量するというのもひとつの方法です。稼働後であっても、足りないと思う性能を容易に増設できるのもデスクトップ筐体の大きなメリットです。

 

搭載可能メモリ

4GB (4GBx1) DDR4 SDRAM(2666MTDIMM 3200MT/s 1DIMM)

8GB (8GBx1) DDR4 SDRAM(2666MTDIMM 3200MT/s 1DIMM)

16GB (8GBx2) DDR4 SDRAM(2666MTDIMM 3200MT/s 2DIMM)

32GB (16GBx2) DDR4 SDRAM(2666MTDIMM 3200MT/s

 

 

 

 

 

デスクトップなのにスピーカーを内蔵

 筐体内にはスピーカーを内蔵することで外部スピーカーを用意しなくてもサウンド再生に対応できます。音楽や映画鑑賞などで高音質を求める場合には、ラインアウト端子を使って外部のスピーカーやアンプへサウンドを出力することもできます。

 

 

 

 

 

豊富なポートで外部拡張にも安心

 前面、背面には各種機器を拡張接続するのに便利なUSBポートを豊富に装備しています。USB3.1×4( 前面2、背面2) 、USB2.0×4( 背面4)が標準装備され、マウスやキーボードはもちろん、光学ドライブやポータブルSSD、各種メモリーカードリーダーといった機器の接続に対応できます。

 また、シリアルやパラレルなどのレガシーポートをカスタマイズで装備できるのも、想定されている用途によっては魅力です。

 

 

 

 

 

オプションで選択可能ポートを追加できる

 背面に、ディスプレイ用オプションポートとしてVGA, HDMI, USB-Cのいずれかを追加装備することができます。各種ディスプレイの接続に対応できるほか、最新のUSB Type-C端子なら、ディスプレイ以外の周辺機器との間で高速データ伝送が可能になります。

 

 

 

 

 

PCIe空きスロットで拡張性も確保

 各種カードの増設用には、ロープロファイル16x PCIe×1 スロット、ロープロファイル1x PCIe×1 スロット、( 奥行最大16.7cm) はM.2 PCIe x1-2230×1 スロット( for WLAN) 、M.2 PCIe x4-2230/2280Combo×1 スロット(for storage)を備えています。

 空きスロットに各種カードを増設できる。  空きスロットに各種カードを増設できる。
前面ポート。オプションでダストフィルターも装備できる。 前面ポート。オプションでダストフィルターも装備できる。
背面ポート。横置きの場合はスタンドを取り外せる。 背面ポート。横置きの場合はスタンドを取り外せる。





Windows 10のエディション

 HPはWindows 10 Pro をお勧めします。ProとHomeの違いは、HomeエディションではActiveDirectory対応やドメイン参加機能といった企業向けの管理機能が省かれている点です。PCを組織内で集中管理する場合には必ずPro版を選択してください。Windows 10はこれらのエディションとは別に、Windows 10 IoTというシンクライアントやPOS端末、コミュニケーションデバイス向けのエディションも提供されています。Windows 10 IoTのプリインストールはコンフィグレーション & デプロイメントサービス(CDS)で提供されています。

 

選べるWindowsのエディション

Windows 10 Home (64bit) (日本語版)

Windows 10 Pro (64bit) (日本語版)

Windows 10 Pro (64bit) Intel(R) Core(TM) i9プロセッサー用 (日本語版)

Windows 10 Pro (64bit) (英語版)

Windows 10 Pro (64bit) Intel(R) Core(TM) i9プロセッサー用 (英語版)

Windows 10 IoT

 

 

 

 

 

世界でもっとも安全なPC

 ハードウェアによる保護、ソフトウェアによる保護、その他の機能の組み合わせによって、サイバー攻撃のような脅威に備え、その被害を予防、検知し、復旧に至るまでのプロセスを担保します。


 HPの独自開発によるチップ「HP Endpoint Security Controller」が、PCの理想的な状態を原点とし、現在の状態と比較して安全を確保します。悪意による改ざんが発見されればただちに復旧を開始します。この機能によって、たとえPCのBIOSが攻撃によって改ざんされたとしても自動的に正常な状態に回復するHP Sure Startや、セキュリティ機能をオフにさせないHP Sure Run、ウィルス感染によってOSが起動しなくなってしまっても自動的にネットワークから必要なイメージをダウンロードしてリカバリーするHP Sure Recoverといった機能が装備されています。

 また、アンチウィルス対策のためのHP Sure Sense、ウェブ閲覧やメールの添付ファイルでの感染をなかったことにするHP Sure Clickなど、ソフトウェアによる対策などにより、HPのPCは、世界でもっとも安全なPCの座を守り続けています。

 

HP Sure Sense

ディープラーニングAIを活用してマルウェアを検知し、ブロックする新機能です。HP Sure Sensは、既知のマルウェアだけでなく、未知のマルウェアについても約99%を最短で20ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)で検知できるソリューションです。

 

HP Sure Start

専用チップがBIOSのコードや設定が正規の状態であるかどうかを起動時と実行時に監視し、マルウェア、ルートキット等の脅威、改ざんから自動復旧します。

 

HP Sure Recover

万が一OSがマルウェアに感染した場合、BIOSさえ正常であればセキュリティを確保してネットワーク経由で復旧します。

 

HP Sure Run

アンチウイルスなどのOS上の重要プロセスが正常に動作しているかをOSとは独立した専用チップが常に監視し、万が一停止した場合には正規の状態で再起動し自動復旧します。

 

HP Sure Click

ブラウザタブをハードウェア上で稼働するマイクロVMで隔離し、マルウェアをマイクロVM内に閉じ込め、タブのクローズで消去し感染から復旧します。






IT用語の豆知識

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