レースを左右するエンジニア力のアップ

現在、サードは4台のワークステーションの他、モバイルワークステーションとして、HP ZBook Firefly 15 G8も導入している。「レースはドライバーやマシンの仕上がりだけでなく、エンジニアリングの力も必要です。テレビカメラの映像やスタンドのお客様には一番見えないところですが、刻々と変わっていくデータをいち早く現場で解析し、セッティングを詰めることで、0コンマ何秒という単位でラップタイムを縮めていきます。1、2周では大した違いは出ませんが、10周、20周になると何秒単位という差になって出てくるのです」と近藤氏は解説する。

過酷なレースの世界で、しっかり働くHP ZBook Firefly 15.6 G8。エンジニアリングの力で勝負を挑んでいく

レーシングカーには数十のセンサーが取り付けられており、それをピットインの度にデータをダウンロード、必要なものを解析し、その結果によってタイヤや空力のセッティングを微調整していく。瞬間を争うレースの中で、的確に素早く演算処理をするには、やはり高性能なコンピューターは必須なのだ。「ピットにデスクトップ型のワークステーションを持ち込むのは難しいので、ノートタイプがやはり携帯性が高いので有利です。HPのモバイルワークステーションは、パフォーマンスも十分ですし、何よりも信頼性が高いところがこの仕事には合っています。現場ではかなり使い勝手のよい必須アイテムといえます」と近藤氏は笑顔で語る。

HP ZBook Fireflyは軽量薄型で持ち運びに最適な筐体でありながら、ワークステーションクラスの性能と安定性を兼ね備えたモデルだ。レースという過酷なシチュエーションでも信頼性をそこなわない堅牢なボディにより、いかなる場合でも正確に素早く結果を導き出すことができる。「どんなケースにおいても、ワークステーションには最高のパフォーマンスを求めています。最近では弊社の若いスタッフを中心に動画制作などにも使っているので、これからますますワークステーションの活躍の場が広がるはずです。HPにはこれからも常に時代の最先端のコンピューターを創り続けて欲しいですね」と近藤氏は最後に語ってくれた。

サードはこれからも多岐に渡るカスタムパーツや、レースで私たちを魅了してくれるはずだ。そんな彼らの活躍をぜひレース場で直接目にしていただきたい。HPはこれからもサードをサポートしていく。

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記事事項は2023年2月現在のものです。