嬉しい行き先をワンチームでつくり上げる「プロの道具」 バウハウス丸栄がAMDプロセッサ搭載のHPワークステーションを選んだ理由
2026-08-25
年間約5,000件におよぶ空間プロデュースを手掛ける株式会社バウハウス丸栄。同社の強みである、一人の担当者が全工程を担う「一貫型業務」体制において、現場へ携行するモバイルワークステーションの「重さ」と「性能不足」は、同社の事業活動を阻む大きな課題となっていた。そこで同社は2025年の「Windows 10」サポート終了を機に、軽量化と処理能力を両立した「HP ZBook Ultra G1a」の導入を決断。AMDの革新性を最大限生かせるHPの最新機は、現場の業務環境をどう変え、顧客への提供価値をいかに高めたのか。選定の舞台裏と導入後の確信に迫る。
目的
Windows 10終了を機に、営業設計職が負担なく高性能なワークステーションをどこへでも持ち運びできる体制を整えるとともに、現場の「困りごと」を抜本的に解決して、全社員の生産性を高める。
アプローチ
AMDの最新技術を1.4kg台の筐体に凝縮したHPのワークステーション「HP ZBook Ultra G1a」を採用。あわせて「HP EliteBook」や「HP ProBook」など複数のHP製PCを全社導入することで「適材適所」のデバイス提供を実現した。
導入効果と運用
約1kgの軽量化でワークステーションの現場携行が容易になり、高い処理性能によって同社の強みである「一貫型」サービスの品質を向上させた。さらに、新しいノートPCにより全社的な業務効率化につながっている。
今後の展望
既成概念にとらわれないHPとAMDの革新的なテクノロジーは、現場の創造力をさらに高めてくれることに期待している。日本HPという心強いパートナーと共に、人々の心を動かす空間づくりをこれからも加速させていく。
事例制作協力:日本AMD株式会社
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「嬉しい行き先」をつくり出し、社会を豊かにする空間プロデュースの雄
岐阜県に本社を構える株式会社バウハウス丸栄は、1949年の創業以来、長年にわたり日本の空間づくりをリードしてきたプロフェッショナル集団である。同社の社名は、近代建築・デザインの礎となった造形学校「バウハウス」が掲げた「芸術と技術の統合」という精神に由来する。
その名の通り、高い意匠性と確かな施工技術を融合させ、商業施設からオフィス、公共空間まで、年間約5,000件にもおよぶ多様なプロジェクトを全国8拠点の事業体制のもとで展開している。2023年には「『嬉しい行き先』で溢れる社会をつくり上げる」という新たなビジョンを掲げ、人々が「行きたい」「行ってよかった」と思える空間づくりを通じて、社会に新たな価値を提供している。
この高い志を現場で支えているのが、社員の約7 割を占める「営業設計職」である。同社は業界でも珍しい「一貫型業務(ワンストップ&ワンチーム)」体制を採用している。一人の担当者が、顧客との打ち合わせから企画・デザイン、設計、施工監理、完成後のメンテナンスまでを一気通貫で担う。このスタイルは、クライアントにとって「窓口が一つですべての話が通じる」という大きな安心感を生む一方で、CADやパース作成といった高度な業務を場所を問わず完遂できる環境が不可欠となる。
その創造力を最大限に引き出すため、同社は“業務内容に合わせてデバイスを選ぶ”という考え方を採用している。
同社では、営業開発、購買、バックオフィスなど業務を支える標準機としての「ノートPC」と、企画・デザイン職、営業設計職の高度な図面作成や3Dパース制作に特化した「モバイルワークステーション」を、役割に合わせて配備している。特に現場の最前線に立つ営業設計職にとって、ワークステーションはクリエイティビティを具現化するための欠かせないパートナーとなっている。
現場が直面する“重量”と“性能”のジレンマ
バウハウス丸栄では、全社的なIT基盤を維持するため、5年周期でのPC一括入れ替えを定着させてきた。今回のリプレイスにおいて大きな転換点となったのは、2025年10月に予定されていた「Windows 10」のサポート終了である。OSの刷新に合わせ、次期PCへの移行が避けられないこの節目を、現場の課題を抜本的に解決する絶好の機会と捉えた。
2020年の前回導入時、同社は場所を選ばない働き方を推進する中で、モバイルワークステーションやノートPCへの完全移行を果たしたが、当時のワークステーションは本体重量が2kgを超えていた。
同社 中部第Ⅱ本部第3事業部でチームマネジャーを務める後藤氏は「私たちの仕事は全国を飛び回るのが日常です。しかし、旧機種は重量があったため、若手や女性社員からは『肩こりがひどい』といった声が常に寄せられていました」と当時を振り返る。
一方で、性能面にも別の課題があった。中部第Ⅱ本部第3事業部主任の関谷氏は「日帰り出張でも、ワークステーションを運ぶためにスーツケースを用意するか真剣に悩むことがありました。さらに、CADソフト(Vectorworks)とグラフィックデザインソフトを並行して動かしていると、負荷に耐えきれずアプリケーションが突然終了してしまうこともありました」と語る。
名古屋での直談判と、従来の前提を見直す戦略的決断
今回の機種選定において、同社は従来の選定基準であった特定メーカーのプロセッサに縛られない選定へと舵を切り、AMD Ry zen™ PRO プロセッサを搭載したワークステーション「HP ZBook Ultra G1a」の採用に踏み切った。この決断の裏には、単なるコストパフォーマンスの追求ではなく、日本HPの製品化技術に対する深い信頼があった。
この状況を打開する大きな転機となったのは、2024年10月に名古屋で開催された「日本HPワークステーション次世代新製品特別セミナー」である。機器選定に携わった業務管理本部業務管理部チームマネジャーの笠原氏は、HPのグローバル開発責任者が語った未発表製品の開発構想に強い関心を抱いた。
実は当初、別の既存モデルで検討が進んでいた。しかし、米国の製品担当者による「現行の組み合わせよりも性能・軽量・低消費電力の面で優位性を示す」という説明を受けたことで、状況は一変する。
あわせて同氏は日本HP品川本社のカスタマーウェルカムセンター(CWC)で開催された個別説明会にも参加。半日にわたり、HPのロードマップやAMDプロセッサの技術的優位性について詳細なレクチャーを受けた。
「HPの総合的なソリューション提案と、AMDがもたらす具体的なメリットを実機レベルで確認できたことで、社内にあった性能への不安は論理的に解消されました。特に、AMDのSoC(System on a Chip)技術を用いた統合メモリアーキテクチャにより、高い処理性能が求められる設計業務において、大きなアドバンテージになると確信しました」(笠原氏)
もう一つの決め手となったのが、当時国内では未発売だった最新鋭機への導入を後押しした日本HPが提供したグローバルなISV認定である。他のCADベンダーに先行して実施した認定結果をHPが提示したことで、同社の懸念は最新テクノロジーを先駆けて導入する「戦略的な期待」へと変わった。
この決断は、単にAMD Ryzen プロセッサの単体性能だけによるものではない。AMDが持つ革新性を、HPが1.4kgという驚異的な超軽量筐体に見事にパッケージングし、さらにプロフェッショナルな設計業務に耐えうる信頼性を実機として証明した点にある。
また、今回のプロセスでは、社内で長年標準とされてきた「他社製CPU搭載機を前提とする選定方針」を見直す判断も求められた。笠原氏は「前提を変える不安はありましたが、それ以上に、現場の担当者が実感できるメリットを最優先したかった。ワークステーションでありながら軽量化を実現するAMDこそが、最適解でした」と語る。
もっとも、当時検討していたワークステーション「HP ZBook Ultra G1a」は国内未発売の最新鋭機であり、社内に十分な導入実績もまだなかった。だからこそ、今回の刷新では、最適な選択肢を見極めるため、十分な検証を経ないまま導入を進めることは避ける判断が下された。
一見すると慎重な判断に映るが、この決断は、同社が持つ迅速な意思決定文化と決して矛盾するものではなかった。
「当社は、経営層の意思決定が非常にスピーディーであり、現場の働きやすさ向上に向けた投資もトップダウンで迅速に判断される文化があります。現場の要望があればすぐさま導入へと動きます」(同氏)。
「現場で即答できる」機動力が、ワンストップの提供価値を最大化する
2025年、同社では約270台のワークステーション「HP ZBook Ultra G1a」を核とした新環境が導入され、現場の業務スタイルそのものが変わり始めた。このHP ZBook Ultra G1aを導入した効果は、単なる「作業の高速化」にとどまらず、バウハウス丸栄が掲げる“ワンストップ、ワンチーム”の営業スタイルそのものを深化させている。以前のモデルと比較して約1kgの軽量化を果たしたことで、営業設計職の社員がワークステーションを現場へ持ち出す際の心理的・物理的な壁が大きく下がったからだ。
後藤氏は日常業務での実感を次のように語る。「本体が軽量化されたことで、現場へワークステーションを持っていくことが日常的な風景になりました。この『持っていくことが苦にならない』という感覚の変化は、機動力が求められる私たちの職種において、非常に大きな意味を持っています」。こうした業務のスピード感こそが、クライアントに対する同社ならではの提供価値をより一層高めている。
性能面でも、AMD Ryzen プロセッサを搭載したHPのワークステーションにおける最適化が、プロフェッショナルの要求に応えている。描画処理や図面の書き出し速度が向上したことで、現場での思考を分断することなくクリエイティブな作業に没頭できる環境が整った。HPがCADベンダーと連携し、実機としての信頼性を担保しているからこそ、現場という過酷な環境下でもその性能と携行性は最大限に発揮されているのである。
また、業務管理本部業務管理部の木下氏は「営業設計の現場から、3Dパースの作成や完成した図面を画像データとして書き出す処理速度が前機種よりも明らかにスムーズになったという声が上がっています。待ち時間の短縮は、業務効率の向上に直結しています」と語る。
高性能なワークステーションを常に携行できることは、クライアントに対しても大きなメリットをもたらしている。打ち合わせの場で即座に3Dパースを修正し、その場で合意形成を図る。このスタイルが、バウハウス丸栄への信頼をより強固なものにしており、ワークステーションはそのワンストップの体制を支えるインフラとなっているのだ。
フリーアドレス制との相乗効果で働き方の柔軟性をさらに高める
バウハウス丸栄ではハードウェアの刷新と並行して、オフィス環境そのものの変革へと歩みを進めている。その象徴が、全社で全面的に導入された「フリーアドレス制」である。今回の軽量ワークステーション導入は、この新たなオフィス運用を成立させるうえで、重要な基盤となっている。
後藤氏は「ワークステーションがかなり軽くなったことで、フリーアドレス化による移動のストレスがなくなりました。部署の垣根を越えて、必要な時に必要な場所へ移動し、すぐに図面を広げて議論を始める。こうしたスピード感のある連携が、今の私たちの日常です」と語る。
今後もNPUの強化やさらなる省電力化によって、現場でのバッテリー駆動時間と処理スピードがより高い次元で両立されることを期待している。既成概念にとらわれず、新しい機能を世に送り出してくれる日本HPの革新性に、大きな期待を寄せているという。
最高の機動力と最新のテクノロジーを手にしたバウハウス丸栄は、フリーアドレス化された自由なオフィス、そして全国の施工現場を軽やかに行き来しながら、これからも人々の心を動かす豊かな空間をカタチにし続けていく。
※すべてのパフォーマンスおよび/またはコスト削減効果の記載は、本件に記載されている第三者組織により提供されたもので、AMD が独自に検証したものではありません。パフォーマンスやコストの優位性は、さまざまな要因の影響を受けます。ここに示された結果は、そのような第三者組織独自のものであり、一般的ではない可能性があります。
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