受注トレンドからビジネスPC購買のヒントが見えてくる!(2026年7月版)

日本HP担当者が最新のビジネスPCの受注トレンドを分析し、その傾向をわかりやすく解説します。ビジネスPCを購入する際のヒントになると同時に、今後のトレンド予測にもつながる情報をお届けします。

【注:分析に活用している日本HPの受注データは、全体に与える影響が大きい大型受注案件を省き、1回の受注台数が100台未満のオーダーを対象としています。】

解説:株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 モバイルビジネス部 青山恭子
解説:株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 モバイルビジネス部 青山恭子
解説:株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 モバイルビジネス部 青山恭子
※ TWR (Tower)…タワー型PC ※ SFF (Small Form Factor)…スモール・フォーム・ファクタPC ※ DM (Desktop Mini)…デスクトップ・ミニPC ※ AiO (All in One)…オールインワンPC
※ TWR (Tower)…タワー型PC ※ SFF (Small Form Factor)…スモール・フォーム・ファクタPC ※ DM (Desktop Mini)…デスクトップ・ミニPC ※ AiO (All in One)…オールインワンPC
※ TWR (Tower)…タワー型PC
※ SFF (Small Form Factor)…スモール・フォーム・ファクタPC
※ DM (Desktop Mini)…デスクトップ・ミニPC
※ AiO (All in One)…オールインワンPC

では、さっそく新しいデータをみてみましょう。まずはデスクトップPCの筐体サイズとノートPCの画面サイズのトレンド推移です。デスクトップでは変動が少ないものの手のひらサイズのDMに伸びが見られます。これは省スペース化、あるいは持ち帰り需要などが考えられるかと想像しますが、どのような背景があるのでしょう?

青山

そうですね。超小型筐体の「DM(Desktop Mini)」サイズは特に売れているモデルとなっています。大きな要因としては省スペース化に価値を見いだしていただいているお客様が増えていることが挙げられます。

これにはふたつの側面があり、レガシーポートの利用が減り、拡張性よりも省スペースを求めるケースと、BCP対策として、いざとなったら持ち帰ることができるサイズであること、ノートPCのようにモバイル用途に対応しやすいことなどが背景にあると捉えています。

ありがとうございます。ノートPCでは16インチが大きく伸びてきました。逆に13インチ、14インチは変わらず、シェアを分け合っているように見えます。それぞれの背景には何がありますか?

青山

ここ数年、PCの入れ替え時にこれまでデスクトップPCだった部署にもノートPCを配置するお客様が増えています。そこでのニーズとしてはモバイル性能よりも、画面の大きさやテンキーがあることなどが重視されており、A4スタンダードサイズの16インチを据え置き型の用途としてお求めいただくケースが増加しているといえます。

日本で購入できるPCメーカーは弊社も含めて16インチ化が進んでおり、A4スタンダードサイズでこれまで主流だった15インチディスプレイを採用するモデルはほぼなくなっています。ですから今後は16インチディスプレイの標準化が進むと考えています。

また、モバイルモデルに関して、13インチモデルは特に外出が多い営業職の方々に支持を得ているケースが多いです。ただし、これまでは13インチモデルと比較して重量が大きくなるというデメリットがあった14インチモデルですが、軽量・薄型化が進んでいますので、13インチより広い作業領域などメリットを感じられて14インチを選択されるお客様が増えているように感じています。

ディスプレイは広いほど快適なので、フットプリントや質量が13インチと同等であればサイズの大きな14インチを選ぶお客様がさらに増えていくと考えています。

HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 プロセッサーMix
HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 プロセッサーMix

デスクトップPCでは、AMDが全体的に伸びています。特にAMD Ryzen™ 5シリーズが中心になっていますが、AMD Ryzen™ AIシリーズも検討しているようです。若干シェアを奪われつつあるインテルですが、ノートPCではCore Ultraの伸びが顕著です。やはり、AI需要というのは確実に高まっているのでしょうか。

青山

デスクトップPCのAMD人気はまさに数字が表している通りです。AMD Ryzen™ 5 シリーズの中でもミドルクラスとなる8500G、8600Gはコストパフォーマンスに優れている点で売れ筋の中心といえます。

ノートPCでは、47TOPSのインテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー325や、50TOPSのインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー356H、インテル® Core™ Ultra X7 プロセッサー358Hなどが搭載されたG2世代が登場しているほか、HP ProBookシリーズにもNPU搭載モデルがラインアップするなど、AI PCに関しては選択肢が非常に増えています。

ご質問にもあった通り、すでに生成AIを業務活用されている企業だけでなく、今後導入予定がある企業のみなさまも、今後を見越してNPU搭載モデルを導入しておこうというケースは確実に増えていると思います。

現在の国内のビジネスシーンにおいてもAI化が急速に進んでおり、OSや標準的なアプリケーションにもAI機能がすでに実装されています。ユーザーのみなさまがそれを意識しているかに関わらず、すでにNPUのあるなしで生産性の違いが出ているケースもあるのです。

企業としてもPC買い替えサイクルを5年に設定しているところが多いですが、これからの5年間はこの流れがもっと加速していくでしょう。その間、AI処理に十分対応できないPCを使い続けると、生産性や業務効率化は大きく阻害されます。そのため、今後の5年間をしっかり乗り切るスペックを持ったPCを選ぶお客様が多くなっているのだと思います。

HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 メモリMix
HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 メモリMix
HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 ストレージMix
HP Directplus / DirectPartner 受注トレンド推移 ストレージMix

いつもは分けて解説していただく、メモリとストレージのトレンドですが、今回は社会情勢が共通しているので合わせて分析していただきたいと思います。様々な理由で供給不足と価格高騰が続いているジャンルですが、メモリに関しては16GBモデルが人気の中心であること、32GBモデルも伸びているほか、8GBモデルが微増している点が目立ちます。また、ストレージは512GBの人気が続いているようです。

青山

メモリの大容量への流れは先ほども説明したAI活用の流れと同じものだと捉えています。AI PC、Copilot+ PC上でAIアプリを動作させるためにお客様が容量に余裕をもって採用されていると考えています。

また、8GBが微増しているのは、お客様が「DEX(デジタル従業員エクスペリエンス)」の考え方に基づき、例えば特定のアプリケーションを単体でしか使わない部署には8GBモデル、マルチタスクで動画やCGも扱うといった部署には32GBモデルといったように効果の高い領域へ優先的に投資することで、予算配分の最適化をしているからだと思っています。

グローバルメーカーの調達力を駆使してお客様のご希望の仕様にお応えできるように善処を続けていく予定です。

先ほども触れましたが、HPのラインアップも拡充し、生成AIがPC上で活用しやすい環境が簡単に作れるようになりました。この流れはこれからも続くのでしょうか。

青山

今後は企業の社内ネットワーク内で完結するローカルLLMの実装が進んでいくことは確実だといわれていますし、その受け皿としてAI PC、Copilot+ PCもさらに必要とされるでしょう。ただ、それだけではなく、より社会一般的な回答を得たい場合にはクラウド型の生成AIも必要とされるので、これからはクラウドとローカルの両者をバランスよく使い分けていく、ハイブリッドAIがトレンドになるはずです。

あらゆる場所でクラウドAIを活用するための通信環境を提供する「HP eSIM Connect」や外出先での紛失・盗難に対して万全の備えをする「HP Protect and Trace with Wolf Connect 」、社内ネットワークの外にいても強力なセキュリティでPCを保護する「HP Wolf Security」など、私たちのソリューションがAI活用を進めるユーザーの安心をサポートします。

また、複数日の出張が多い方の場合、ACアダプターをバッグに入れて持ち運ぶケースも増えると思いますが、通常の60Wクラスのアダプターはサイズと重量が大きく、負担が大きかったのが課題でした。私たちの最新モデルが採用したACアダプターは65W対応で100g以下(従来は192g)と小型化に成功しており、持ち運ぶ際の負担を大きく削減します。

アダプター
アダプター

先ほど話にも出たDEXツールも「HP Workforce Experience Platform(WXP)」として、リリースしていますし、ハイブリッドAIに関しても「HP ハイブリッドAI推進コミッティ」が設立され、いよいよ本格稼働を始めますね。

青山
WXPは社員がPCなどのデバイスやテクノロジーをどのように使っているかを可視化し、個々に最適なIT環境を提供することを可能にするツールです。また、HPハイブリッドAI推進コミッティは、HPと賛同する17社(2026年7月現在)と共にみなさまのAI活用を推進するための環境づくりをお手伝いする共創組織であり、ここから様々なAIソリューションや最新情報をお伝えするセミナーなどを提供していきます。みなさまにはぜひ注目していただき、自社のAI活用のヒントをつかんでいただきたいと思います。

トレンドの推移から、生成AIに関する現状や、世界的なメモリやストレージ不足が与える影響と、ピンチをチャンスにする考え方など、青山さんからは様々なヒントをいただきました。デバイスからソリューションまで、幅広く揃っているHPの豊富なポートフォリオがあれば、ますます激しくなりそうな今後のビジネスシーンも乗り越えられると感じました。

青山

ありがとうございます。今後も法人向けのAI PCのラインアップ拡充を進めるとともに、ハイブリッドAI推進コミッティの活動や各種ソリューションを通じて、お客様のAI活用を支援してまいります。

また、楽天様が提供する「Rakuten AI」アプリのプリバンドルなど、より使いやすい環境づくりも進めています。これからもHPをどうぞよろしくお願いします。

本日はありがとうございました。

HP Wolf Security
https://jp.ext.hp.com/business-solution/wolf/

HP eSIM Connect
https://jp.ext.hp.com/prod/notebooks/business/esim/

HP Workforce Experience Platform(WXP)
https://jp.ext.hp.com/services/business/wxp/

HPハイブリッドAI推進コミッティ
https://jp.ext.hp.com/business-solution/hybrid_ai_committee/

HP Protect and Trace with Wolf Connect
https://jp.ext.hp.com/business-solution/wolf_connect/

HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。

Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。

組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。

※コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。

ハイブリッドワークに最適化された、Windows 11 Pro+HP ビジネスPC

ハイブリッドなワークプレイス向けに設計された Windows 11 Pro は、さらに効率的、シームレス、安全に働くために必要なビジネス機能と管理機能があります。HPのビジネスPCに搭載しているHP独自機能は Windows 11 で強化された機能を補完し、利便性と生産性を高めます。

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