掲載日:2021/10/25

データ通信、5GとLTEではどのくらいの差があるのか試してみた【試した製品:HP Elite Dragonfly G2】

 着々と5Gエリアが拡がっています。広帯域、低遅延、多接続をかなえる新しい世代のモバイル通信技術ですが、実際に使ってみるとどうなのかを試してみましょう。



とにもかくにもスピードテスト

 まずはスピードテストを試してみました。5Gの圧勝です。このサイトでの計測結果はいろいろなところで使われているので見かけたことがあるかもしれません。

 評価に使ったのは日本HPのHP Elite Dragonfly G2で、Evo対応のWAN機能搭載Core i7機です。4G LTE対応機と5G対応機が選択可能ですが、もちろんここで使ったのは5G対応機です。

 ドコモの5Gギガプレミア契約とペアとなる「5Gデータプラス」用のSIMを装着して計測してみました。このプランでは2台目機種用にデータ通信SIMが発行され、ペアとなるプランと利用可能データ量を30GBを上限にシェアできます。

 残念ながら、現時点(2021年8月)では自宅からは5G接続ができないため、歩いて数分の近所の5Gエリアまででかけて計測してきました。なお、地域は都内私鉄沿線の住宅地で、夕方の計測です。

 

 

 結果を見ると、大きく速度が異なることがわかります。もちろん上が5G、下がLTE接続です。特にダウンロードは10倍以上の開きがあります。場所によってはさらに高速な結果が得られることもありますが、今回の計測では何度やってもこのくらいが最速でした。LTEも状況次第で100Mbpsを超えることはあります。速度のデータを見る限り、5Gの上りはもうちょっと速くてもいいと思います。遅延の目安となるpingについても、快適なWi-Fiにかないません。でも、それに匹敵する環境がいつでもどこでも得られるというのはすごいことです。

 5GとLTEを比べたとき、一般的なウェブサイトを普通にブラウズする限りは、体感での差をそれほど感じるわけではありません。配信動画を視聴するにしても、TeamsやZoomでオンライン会議をするにしても10Mbpsを超えていれば特に困ることはないはずです。そういう意味では5GもLTEも実用というくくりでは現時点で大きな違いを感じることはなさそうです。

 

 

5Gの今より先を考える

 そうはいっても5Gのエリアはどんどん拡がり続けています。都市部ならたいていのところで5Gが利用できるようになるのも、そう遠い未来ではありません。ノートパソコンで、より短い時間で通信をこなせれば、バッテリー消費も抑制できます。また、遅延の点でも有利なので、リモートデスクトップ接続などでは快適さを体感できるようになるにちがいありません。

 有限の資源である電波を使う以上、限られた帯域を多くのユーザーが共有して使うのがモバイルネットワークです。通信事業者によるモバイルネットワークは、マンションなどの集合住宅で細い光回線を共有しているようなケースとはちがって、広帯域の基地局と直結できるので隣近所のインターネット利用の影響も受けにくいというメリットがあります。そして、その恩恵は現時点では5Gも4G LTEも同じだと考えていいでしょう。

 ネットワークを自分が使える時間は限られています。その時間を有効に活かすには短い時間で多くのデータをやりとりするしかありません。だからこそ通信速度が速いにこしたことはないのです。5Gなら混雑で遅くなるような現象も起きにくくなります。

 仮に、パソコンのライフサイクルが3年間だとすると、これから購入するパソコンは5G対応のものを選んだ方がよさそうです。今は5G通信を利用できなくても、翌年にはいつもの場所でいつものようにパソコンを開けば5Gネットワークにつながることが期待されるからです。

 



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