2024.05.21
EliteBook 635 Aero G11は、プロセッサとして「AMD Ryzen™ 8040 シリーズ」を搭載している。AMDは2023年1月に開催されたイベント「CES」でx86系初のAIアクセラレーター統合プロセッサ「AMD Ryzen™ 7040 シリーズ」を発表しており、AIプロセッサメーカーとして一日の長がある。
AMD Ryzen 8040 シリーズは同年12月に発表したAI PC向けプロセッサで、AMDが「Hawk Point」のコードネームで開発していたモデルだ。前モデルのAMD Ryzen 7040 シリーズに対して最大1.6倍のAI処理性能を発揮する。省電力性が実証された4nmプロセスルールの「Zen 4アーキテクチャ」を採用しており、処理の速さとバッテリー持ちの良さを両立させている。
それを可能にするのが「AMD Ryzen™ AI」という仕組みだ。プロセッサ内蔵のNPU(AMD XDNA)は、これまでCPUやGPUが担ってきた高負荷かつ高消費電力のローカルAI処理を実行するが、適材適所でCPUとGPUでもAI処理をする。それがAMD Ryzen AIの強みであり、高速な処理速度と低消費電力の両立を実現している。
EliteBook 635 Aero G11はもちろんビジネスPCとしての仕様も満足できるものとなっている。
ディスプレイは従来のEliteBookと同じ16:10のアスペクト比で、13.3型のWUXGA(1920×1200)解像度、非光沢液晶を採用している。狭額縁デザインで画面占有率は90%と高く、目の前の作業に集中しやすい。
今やビジネスシーンにおいて欠かせないWeb会議に快適に参加するために重要なポイントが、内蔵カメラの画質とマイク、スピーカーの音質だ。
EliteBook 635 Aero G11は500万画素のWebカメラを内蔵しており、会議参加者に高精細な映像を届けられる。プライバシーを保護する物理シャッターを搭載している点もありがたい。
AIが環境光を感知してホワイトバランスを改善する「Dynamic Color Tuning」を搭載している他、NPU搭載プロセッサのみで利用できる「Windows Studio Effects」にも対応している。リアルタイムで背景ぼかしや視線を自動補正するアイコンタクト機能、移動してもカメラが自動でフレーム内に収まるように調整する自動フレーミングなどにより、円滑にコミュニケーションできる。
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Windows Studio Effectsに対応し、Web会議におけるコミュニケーションの質を向上
オーディオは、HPブランドの一つとなった「Poly」のオーディオチューニングを搭載している。PolyのBluetoothヘッドセットを近づけるだけでペアリングでき、会議前の忙しい中で煩わしい接続を行う必要はない。
AMD Ryzen 8040 シリーズを搭載したEliteBook 635 Aero G11は、処理速度が高速でバッテリー持ちも良く、コストパフォーマンスにも優れている。AI PCであるだけでなく、日本市場のニーズをくみ取り、堅牢性を損なうことなく軽さと薄さを両立させたビジネスPCと言える。これまで使っていたモバイルPCに不満がある人も、本製品ならきっと満足できるはずだ。
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