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2024.08.22

Microsoft Copilotとは?基礎知識や使い方を解説

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Copilot for Microsoft 365の主な使い方

続いて、Copilot for Microsoft 365はどのように利用できるのか、具体的な使い方を紹介します。

Copilot in WordとPowerPoint

Microsoft Copilot(以下、Copilot)を使ってWordに法人向けセミナーの企画書を作り、WordファイルをPowerPointに読み込ませて、プレゼンテーション資料を作成できます。

まずはCopilotにセミナーの企画書を作成してもらうために、Wordを起動してCopilotに以下の指示を出します。

私は、Win PC推進株式会社 の販売推進の田中太郎です。

Windows 10のサポート終了が2025年10月に迫ってきていることを前提にして、お客様にWindows 11 搭載HP 法人向けPC を紹介するセミナーを企画しています。

次の #条件 に応じてアジェンダを含めて、セミナー(セミナータイトル、時間割)の企画書を作ってください。

#条件
セミナーの条件は以下の#情報 に基づくものとする。

#情報
セミナーの目的:Windows 11 の新機能、Windows 11に移行する理由、HP の技術などの価値を紹介すること
主催者:Win PC推進株式会社
開催日時: 2024年5月16日(木) 14時~16時
セミナー開催場所: Win PC推進株式会社 セミナールーム
人数: 50名
登壇者: Win PC推進株式会社 代表取締役社長 加藤次郎, Win PC推進株式会社 Windows デバイス事業部 マーケティング 山本一太郎, 日本HP 営業 清水久子
参加費用: 無料
集客:営業による紹介

指示を出して少し待つと、以下の案内文が作成されます。必要に応じて、企画書の仕様となるよう修正します。

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そのほか、セミナー開催までに準備すべき項目や、当日までのスケジュールなどの下書きをCopilotに作成してもらうことも可能です。

その後、作成した企画書を社内共有するために、PowerPointに読み込ませるとプレゼンテーション資料のドラフトを作成できます。

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適切な指示を出すことで、Copilotがセミナーの企画書やプレゼンテーション資料の「たたき台」を短時間で作成します。人がそれに手を加えていくと、精度の高い文書を効率的に作成でき、作業時間が短縮されて生産性が向上すると期待できます。

詳しい使い方は、以下のリンクも合わせてご確認ください。

関連リンク

Copilot in Excel

ExcelにもCopilotを利用することが可能です。Copilot for Microsoft 365のExcelに対応したCopilot in Excelでは、作表や数式の入力自動化、データ分析の可視化が行えます。

ExcelでCopilotを使うとき、右側に以下のようなCopilotへの指示を入力する画面が表示されます。

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たとえばExcelのシートにテーブルが表示されている場合、テーブルを選択したうえで、Copilotへの指示入力画面にある「データの分析情報を表示する」をクリックします。

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すると、分析されたグラフの概要がCopilotとのチャット欄に表示されます。このグラフをExcelに挿入したい場合、グラフ下に表示された「+新しいシートに追加」をクリックすると、グラフが追加されます。

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以下のリンク先では、Copilotを使って、自動でピボットテーブルを作成する方法も紹介しています。合わせてぜひご覧ください。

関連リンク

Copilot in Teams

ビデオ会議やチャット、ファイル共有などができるMicrosoft Teams(以下、Teams)でも、Copilotを活用できます。具体的な活用方法の例は、以下のとおりです。

  • 会議やチャットの要約
  • 会議中の質問内容の提案
  • アクションアイテムの確認

たとえば、Teamsを使ったビデオ会議で「レコーディングと文字起こし」を開始すると、Teamsの画面右側でCopilotと会話ができます。

ここでは、「会議の雰囲気」や「会議内容の要約」について尋ねると、以下のような回答が得られました。

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さらに、アクションアイテムリストをテーブルで作成するよう、指示を出すことも可能です。会議で話し合われた重要な情報について、一覧表で把握できるようになります。

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以下のリンクでは、Teamsにおける過去のチャット履歴からハイライトをまとめる活用例も紹介しています。合わせてぜひご覧ください。

関連リンク

Copilot for Microsoft 365を利用する際の注意点

Copilot for Microsoft 365を利用する際の注意点を見てみましょう。

間違いを含む可能性がある

Copilotは、Web上の複数のソースから情報を抽出することで、質問に対し回答する仕組みです。しかし、間違った回答や不適切な表現を用いる可能性がある点に注意が必要です。

そこで、回答だけでなくCopilotが参照したリンク先も表示されるので、ソース元で情報の正確性や信頼性を確認することが重要です。

またWordやExcel上でCopilot機能を利用した場合も、生成された内容をそのまま採用するのではなく、必ず見直しを行うようにしましょう。

法人向けプランのサブスクリプションが必要

Copilot for Microsoft 365を利用するには、Microsoft 365 Business Standard または Business Premium サブスクリプションが必要となります。

Microsoft Office 2021のような永続版の製品では利用できないので、切り替えが必要となる点に注意しましょう。

PCが古く作業がスムーズに進まない

数年以上前の古いPCを使っている場合、Copilot for Microsoft 365の利用時に「作業がスムーズに進まない」「重くて動かない」といった事態に陥る可能性があります。その理由として、PCのメモリ容量が少ない、またはCPUやGPUへの負荷が大きくAI処理に時間がかかっている点が挙げられます。

このような事態を回避し、Copilot for Microsoft 365をストレスなく利用して生産性を高めるには、AIの動作に最適な最新型PCへの切り替えが推奨されます。

まとめ

Microsoft 365上でMicrosoft Copilotを利用すると、WordやExcel、PowerPoint、Teamsなどを使った作業の効率化や生産性向上が期待できます。Microsoft Copilotが短時間で生成したたたき台をブラッシュアップすることで、精度の高いアウトプットの作成が実現するでしょう。

この記事で紹介したCopilot for Microsoft 365を活用し、企業のナレッジワーカーがより重要な業務に集中する環境を作るには、最新のPCを選ぶことが大切です。最新のWindows 11と十分なメモリを搭載したPCならば、Microsoft Copilotのパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。

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