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2024.05.21

日本HPがインテル® Core™ Ultraプロセッサーを搭載したAIテクノロジー内蔵ノートPCを発表――AIを利用してハイブリッドワークを次の段階へ

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NPUを利用したアンチマルウェアツールやGPUを活用したクリエイターツールなどが出揃いつつある

また、「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー搭載インテル® vPro®」をはじめとした、Core Ultraのビジネス向けとなる「インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載 インテル® vPro® プラットフォーム」(以下Core Ultra vPro)では、NPUを利用したマルウェア検知なども可能としている。マルウェア検知というのは、CPUへの負荷が高いことでも知られており、スケジューリングされているマルウェア検知中などにCPUの負荷が高まることによってPCが熱をもち、使いモノにならないということはPCの利用シーンではよく見かける事態だ。そこで、Core Ultra vProでは、そうしたマルウェア検知の処理をNPUにオフロードすることで、CPUの負荷を増やさずにマルウェアの検出が可能になる。

利用するにはマルウェア対策ソフト側の対応が必要であるが、BUFFERZONE Securityの「Safeworkspace Pro」が既に機能を実装しているほか、CrowdStrikeも開発意向表明を行なっている。

さらに、既にAIを利用したアプリケーションはPC向けに多数提供されており、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Adobe LightroomのようなAdobeのアプリケーションはその代表例で、動画編集や写真編集のAI処理にGPUを利用して処理をしている。

インテルは、インテル® OpenVINO™ ツールキットと呼ばれる開発ツールを2018年から提供しており、Adobeなどのソフトウェアベンダーはそちらを利用してAIの実装を行なうことで、インテル製のさまざまなプロセッサーを活用してAIの処理を行なえるようにしている。加えて最新のOpenVINOではNPUにも対応してきた。そのため、既にCPU/GPUを活用したAIソフトウェアを開発するソフトウェアベンダーがNPUに対応するのは容易だと考えられ、今後多くのベンダーはAIアプリケーションをさらに送り出していくことになるだろう。

日本HPのインテル® Core™ Ultraプロセッサーを搭載したHP EliteBook 1040 G11は、前の世代に比較してグラフィックスもAIも大きく性能向上

そうしたAIの処理を高速化するNPUを持つCore Ultraを搭載した、日本HPのAIテクノロジー内蔵ノートPCが3月27日に多数発表されている。

その中でも、最もハイエンドで高パフォーマンスのモデルとなるのが「HP EliteBook 1040 G11」だ。その高性能の基礎となっているのが、インテルのCore UltraおよびCore Ultra vProである。Core Ultra/Core Ultra vProは、先述の通りNPUの追加はもちろん、CPUやGPUの性能も強化されており、前世代に比べて大きくパフォーマンスが向上していることが特徴だ。

また、このようなパフォーマンスを実現するため、「HP Smart Sense」と呼ばれる強力な冷却機構が採用されており、2つの高密度ターボフォンを搭載することで、40%静音を実現しながら40%性能をアップさせている。Core Ultraとそうしたユニークな冷却機構の採用により、グラフィックス性能は最大80%、AIビデオ編集では最大132%の性能向上を実現した。

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さらにAI PCを象徴するような「Copilotキー」が標準搭載されていることも見逃せない。このCopilotキーを押すだけで、Microsoftの「Copilot in Windows」を呼び出して、さまざまなAIの機能をすぐに活用することができる。

同製品ではHPの「Endpoint Security Controller」(ESC)を基板上に実装していることも特徴としてあげられ、今回の製品では第5世代のESCへと強化されている。第5世代のESCでは「耐量子コンピューター」機能がサポートされており、仮に今後量子コンピューターを活用して、RSAのような重要なセキュリティーが破られても、ESCによるファームウエア保護は破られない仕組みが採用されているのも大きな進化ポイントのひとつだ。

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ハイブリッドワーク時代のPCを象徴する機能としては、HPの傘下となったリモートワーク用機器を提供するブランド「Poly」がチューニングしたオーディオ機能やフロントカメラの画質も見逃せない。新しい世代の日本HPが提供するビジネスPCには「Poly Studio」というロゴがつけられるようになっており、Polyによるチューニングが施されていることが一目でわかる。

この他にも、AIを活用したバッテリー駆動時の電源管理、さらにはリサイクル素材を積極的に利用するなど、サステナブルなPCを意識して設計されたポートフォリオも展開している。

このように、日本HPがまもなく提供を開始するAIテクノロジー内蔵ノートPCは、従来世代のPCに比べて大きく性能が向上しており、AI処理に特化した高性能かつ低電力のNPUを搭載することでAIを用いた新世代のソフトウェアや機能を活用することが可能になっている。また、既に市場にはAdobeのPhotoshop/Premiere Pro/LightroomといったCPU/GPUを活用するAI機能を実装したアプリケーションも出そろいつつあり、これからのビジネスにおけるAI活用は必須と言えるだろう。

ハイブリッドワーク時代のいま、AI活用を加速させ、従業員の生産性をさらに向上させるソリューションのひとつとして、日本HPのAIテクノロジー内蔵ノートPCを、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

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