福岡で開催されたAI PC活用イベントにHPが参加 | HP Tech&Device TV

福岡で開催されたAI PC活用イベントにHPが参加

生成AIの登場以降、ビジネスへの転用を考える企業が増え続けており、AI処理に特化したプロセッサーやそれを搭載するPCも次々と発表され、時代がいよいよ動き出した実感が出始めている。そんな中、福岡にて日経クロステック Active 主催のAI関連イベント『AIを仕事の相棒に! 「AI PC」で切り拓く企業DX』が開催された。ゲスト参加した日本HPのブース展示と各セミナーを中心に、当日の内容を見ていこう。

取材:中山 一弘

セミナー風景

当日、セミナー会場にブースを出展したHP。そこにずらりと並ぶのは、HPの最新世代のPCたちだ。「今回のブースの目玉は最新のCopilot+ PCとなる『HP EliteBook X G1i 14 AI PC』になります。最新のNPUを搭載する『インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)』採用モデルということもあって、普段、皆様がこなすタスクというのをより細分化してNPUの処理、GPUの処理、CPUの処理というところでバランスよく最適化してくれますので、より省電力性に長けているモデルになっています」と語るのはHPの酒井氏だ。

左が最新モデル「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」、右が「HP EliteBook 1040 G11」
左が最新モデル「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」、右が「HP EliteBook 1040 G11」

HPは2025年のラインアップのほとんどがAI活用を視野に入れたモデルとなっているのが特長だ。酒井氏がお勧めする「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」はもちろん、フラッグシップの「HP EliteBook 1040 G11」、ミドルレンジとなる「HP EliteBook 830 G11」、ボリュームレンジの「HP EliteBook 630 G11」、画面が広く扱いやすい「HP ProBook 460 G11 Notebook PC」など、すべての製品に「インテル® Core™ Ultra プロセッサー」が搭載されている。このポートフォリオの豊かさであらゆる企業にとって導入しやすいのがHPだといえる。

AI PCの豊富なラインアップで企業に必要なPCが必ず見つかる
AI PCの豊富なラインアップで企業に必要なPCが必ず見つかる

「また、AI PCがオフィス以外でも使われることを想定して、本体価格のみで5年間データ通信使い放題となる『HP eSIM Connect』対応モデルも増えています。そこへMDMソリューション『HP Protect and Trace with Wolf Connect』を組み合わせていただければセキュリティを強化できます。電源が入っていない状態で、『探す』『PCをロックする』『データを消去する』とった指令をリモート環境から送ることができるのはこのサービスの強みといえます」と酒井氏は語る。発表以来、注目され続けているソリューションとAI PCの組み合わせはまさにこれからのビジネスシーンへの対応を視野にいれ、快適なAI活用ができる環境がどこにいても手に入るのは魅力だ。

セミナー風景

「AIを意識されるユーザー様は今後、確実に増えてきます。ビジネスにおいて生産性を上げるためにはAIに頼った使い方というのがマストになってくると思いますので、先読みをするなら今のうちから慣れていくという考え方も必要です。AI PCについてお悩みの方はぜひHPにご相談ください」と酒井氏はアドバイスを送る。セミナーの合間には必ずHPブースに人だかりができ、相談者も後を絶たなかった。会場に訪れた数多くの来場者にとってもAI PCへの期待が感じられるイベントだった。

ブースを案内してくれた日本HP パートナー営業統括 第二営業本部 第一営業部 酒井 健氏
ブースを案内してくれた日本HP パートナー営業統括 第二営業本部 第一営業部 酒井 健氏

それでは、ここからは当日行われたセミナーをダイジェストで紹介していこう

立命館大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科) 桑津調査房 代表 桑津 浩太郎氏(右)、KMC 代表 editor-in-chief(元日経コンピュータ編集長) 中村 建助氏(左)
立命館大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科) 桑津調査房 代表 桑津 浩太郎氏(右)、KMC 代表 editor-in-chief(元日経コンピュータ編集長) 中村 建助氏(左)

こちらのセミナーでは、桑津氏、中村氏によって、生成AIのビジネス活用の可能性についてディスカッションが聞けた。生成AIが受け入れられ、誰もが利用可能になった時点で成果も上げやすくなっていると指摘。当初言われていた不完全さについても現在では大幅な改善がされるなど、使い勝手も向上し続けているとみられている。

実際に生成AIを論文指導などに利用してみたところ、生産性向上に大きく貢献した例などを挙げ、ビジネスへの転用として Microsoft Copilot、Microsoft365、Microsoft Teams など、企業内ですぐに利用できるツールなどを入り口とすることがAI活用を広げる近道になると語った。また、生成AI活用を進める上で必要なのはプロンプトエンジニアリングであり、専門家として細かく指示することでより正確なアウトプットが得られやすい傾向にあるという。

Office ツールやメーラー、Webコラボレーションツールなどと連携することで生産性が向上する生成AIだが、一方でアウトプットされたものをそのまま利用するにはリスクがあり、最終結論は自分で行うべきだと話した。

生成AIの進化はこれからも続き、ビジネスの中にも深く浸透していくことが予想されているという。そして AI PC、Copilot+ PC のようなデバイスがこれからは標準となり生成AIの利用は一般的になっていくと語り、セミナーを終了した。
(この文章はセミナーの内容を生成AIで要約し、ライターが校正したものです)

インテル マーケティング本部 上野 晶子氏
インテル マーケティング本部 上野 晶子氏

AI PCが登場して3年が経ち、現在はメジャーなものとして認識されるようになったとこの3年間を振り返る上野氏。2024年末、市場に出回っているPCの約20%だったAI PCは2025年末には約40%に達するという見込みだという。先に導入した企業がAIによる業務効率化を享受でき、そのためのPCのラインアップも揃ってきていることを指摘。企業にとって必要なAI PCを選択し導入していただきたいと語り、HP岡氏へとバトンをつないだ。
(この文章はセミナーの内容を生成AIで要約し、ライターが校正したものです)

日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 岡 宣明氏
日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 岡 宣明氏

インテル上野氏の登壇を引き継いでの登場となった岡氏。生成AIが2023年を契機に広く普及し、現在ではビジネス活用も進みつつあると言及。AIが生産性を向上させ、定型業務を減らし、クリエイティブな業務に集中できるようになると予想を語った。

そんな中、求められるデバイスとして、AI PCに注目。ローカル環境でのAI活用が、クラウドサービスよりも5倍程度レスポンスが速く、消費電力を低く抑え、セキュリティ性も高くなると指摘した。また、これまで使ってきた企業アプリケーションもそのまま使えるように設計されていることを強調し、企業導入のハードルの低さをアピールした。

AI PCの特長となるNPUについてその重要性を語る岡氏。低消費電力で動作するという特長から、数年後にはNPU搭載のPCが標準となり、AIのみならずあらゆるアプリケーションがこれを利用すると語った。

HPはそのような時代に合わせて、AI PCには「HP AI Companion」を無償で提供している。このツールにより、ローカルにある個人ファイルの分析や比較、レポートの要約やコンテンツの作成のほか、PCの様々な設定を自然言語で変更できる。HPはそのほかにも様々なAI機能を提供しており、Poly Camera Pro などを代表にWebコラボレーションをサポートする独自の付加価値を搭載している。

セミナー風景

また、ハイブリッドワーク環境を選択する企業が増えていることから、ネットワーク回線の確保と外出先でのセキュリティが重要だという岡氏。HPでは、PCの購入代金に通信費が含まれていて5年間データ通信使い放題となる「HP eSIM Connect」や、電源が入っていないPCを遠隔から「探す」「PCをロックする」「データを消去する」といったMDM機能を実現する「HP Protect and Trace with Wolf Connect」を提供している。

AI PCは特別なものではなく、これからは標準になっていき、企業の生産性向上に必須のデバイスとなっていくと語る岡氏。AI PCをフル活用するためにも、ネットワークの確保とMDMが重要でありHPはワンストップでこれを提供できるとしてセミナーを終了させた。
(この文章はセミナーの内容を生成AIで要約し、ライターが校正したものです)

横河レンタ・リース 西日本営業本部 九州営業部 山内 裕斗氏
横河レンタ・リース 西日本営業本部 九州営業部 山内 裕斗氏

Windows 10 のサポートが切れる2025年、PCの入れ替えや新規購入に備えて自社サービスをPRする山内氏。同社の「Unifier Cast」により、ネットワーク負荷をかけずにパッチやアップデートファイルの一斉配信が可能になるほか、ダッシュボード機能、トラブルシューティング機能なども提供される。またPCライフサイクルを自動化する「Cotoka for PC」により、工数の削減や管理業務負荷の低減、入れ替え時の自動化サポートなども可能になるとアピールした。

今後はAI活用に備えたPC選定が重要になるとし、それ以外にもリモート管理の強化を実現する Intel vPro® プラットフォームの選択もポイントになると解説した。同社ではAI PCの在庫もあるので、短期レンタルの仕組みを活用して検証した後に、次回のリプレイスの検討材料にできるとしてセミナーを終了した。
(この文章はセミナーの内容を生成AIで要約し、ライターが校正したものです)

まとめ

約90分という短時間のイベントだったが、会場は満席以上となる来場者が訪れ、机と椅子を新たに用意するほどの盛況ぶりだった。どのセミナーも大きな拍手が起こり、福岡においても企業のAIへの注目度の高さを知ることができる内容だった。HPブースへの注目度も高く、AI PCはもちろん、HP eSIM Connect、HP Protect and Trace with Wolf Connect への質問も非常に多かったのも印象的だった。HPは今後も日本全国でこのような関連イベントに協賛・参加あるいは主催して各ソリューションを紹介していく予定なので、お近くで開催の際にはぜひ参加していただきたい。

HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。

Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。

組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。

※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。

製品トレンド&レビュー