受注トレンドからビジネスPC購買のヒントが見えてくる!(2025年1月版)
2025-04-01

日本HP担当者が最新のビジネスPCの受注トレンドを分析し、その傾向を解説する企画をお届けします。ビジネスPCを購入する際のヒントになるのと同時に、今後のトレンド予測にもつながる情報をお届けします。
【注:分析に活用している日本HPの受注データは、全体に与える影響が大きい大型受注案件を省き、1回の受注台数が100台未満のオーダーを対象としています。】

株式会社 日本HP
クライアントビジネス本部モバイルビジネス部 兼 CMIT製品部Cheng Mia氏
大画面に人気が集中し始めているビジネス向けノートPC


―最初にビジネスノートPCの画面サイズの推移について伺いたいのですが、何か特長的なことはありますか?
Mia
今、ビジネス向けノートPCには大きな変革が起きていて、今まで大画面ノートパソコンは15インチ ディスプレイモデルがメインでしたが、2024年に発売される製品から16インチディスプレイを採用することになりました。据え置き用のノートPCとして大画面の16インチは人気でしたが、やはり従来のスタンダードである15インチクラスが売れ筋ではありました。しかし、スタンダードサイズの15インチクラスのボディサイズのまま、ベゼルを細くすることで無理なく16インチディスプレイが採用できたことで、完全にスタンダードサイズが16インチへと上位互換したような形です。
―それはすごいですね。これまでと同じサイズ感でディスプレイが大型化できれば、使い勝手などにも影響なく、画面が見やすくなりますね。
Mia
その通りです。さらにアスペクト比は16インチでも16:10を採用しているので、縦方向に広くなっています。その分たくさんの情報が表示できるので、例えばExcelでの作業などでより多くのセルが見えるので生産性も上がります。モバイルも13.3インチから14インチへと大型化していますし、今後も16インチは人気になるでしょうね。
プロセッサーにはいよいよ「NPU搭載モデル」が登場


―ビジネス向けPCのプロセッサーの動向はいかがでしょう?
Mia
デスクトップPCは、それほど大きなトレンドの変化はありませんが、ノートPCにはいよいよAIの高速処理が得意なNPU搭載モデルが売り上げに影響を与えるようになりました。
―前回のレポート(2024年8月版)では発表されたばかりで、情報として出てきていなかった部分ですね。
Mia
はい、具体的にはインテル® Core™ Ultraプロセッサーと、AMD Ryzen™ 8000Uシリーズプロセッサーが登場しましたが、両者を合わせると圧倒的なシェアを持つようになりました。それだけAI活用に対する市場の期待が大きかったのだと思います。
インテル® Core™ Ultraプロセッサーは「5」および「7」で、幅広いラインアップの製品に搭載されています。中でもHP EliteBook 630 G11、HP ProBook 460 G11といった、いわゆるボリュームゾーンにある製品が好調です。
AMD Ryzen™ 8000Uシリーズに関しては、HP EliteBook 635 Aero G11にAMD Ryzen™ 5 8640U プロセッサーが採用されています。1kg未満の軽量ボディでモバイルに最適なことと、コストパフォーマンスが非常に優秀という理由から、入手しやすいAI PCとしてとても人気になっています。
―NPU搭載のプロセッサーを採用した各モデルの売れ行きは好調ですね。今回の集計期間には含まれていませんが、HPでもつい先日、第2世代ともいえる、ハイスペックのCopilot+ PCが出ましたね。
Mia
2024年7月より販売されているQualcomm版のHP EliteBook Ultra G1q AI PCに続き、2025年1月には55TOPSとAI処理においてハイパフォーマンスを実現しているHP EliteBook X G1a 14 AI PC、2025年2月には軽量でモバイルに最適なインテル版のHP EliteBook X G1i 14 AI PCと、次々と発表されています。
NPU搭載プロセッサーを発表している3大ベンダーがすべてラインアップしているので、あらゆる企業や自治体、組織の方々のニーズにマッチするモデルが見つかるはずです。こちらも次回のこの企画の中で発表できる日を私も楽しみにしています。

大容量化が定番になりつつあるメモリ/ストレージ


―メインメモリやストレージの最新動向はどのようなものですか?
Mia
16GB以上を選択されるお客様が大半を占めるようになり、いよいよ8GBが少なくなっています。これから主流となる Windows 11 Pro が推奨するメインメモリが16GB以上なので妥当な結果だと思います。
また、ローカルでAIを活用するような環境では32GB以上をお選びいただくケースも出てきました。今後、ローカル上で使うAIツールが増えてくると思うので、より大容量メモリを好む傾向が強くなると予想しています。


ストレージに関しては512GBが増加傾向にあります。こちらもAI関連のツールが増えるとローカル環境にインストールするデータがますます多くなるので、この傾向は今後も続くように思います。
OSは完全にWindows 11 Proへ


―OSは Windows 11 Pro 一色という感じですよね。
Mia
はい。すでに Windows 10 の販売は終了したので、結果としてはほぼ100%がWindows 11 Pro ということになります。少し違うのは Windows 10へシフトした当時は混乱した時期がありましたが、今回はほとんどそのようなお客様がいないことです。みなさま早めに移行を進められていてすでに完了しているような企業様も多いように受け止めています。
―そこは以前と比べてずいぶん違っていますね。
Mia
はい。みなさま落ち着いて対応いただいたのと、モダン管理を採用する方も多かったので、大きな負担なく完全移行ができているのだと予想します。とはいえ、PCの入れ替えタイミングによってはこれからやらなくてはならないという企業様も残っているでしょうから、よりスムーズに移行していただけるよう、私たちも全力でサポートしたいと思っています。
気になるあのソリューションは?
―その他、Miaさんが注目しているトレンドはありますか?
Mia
やはり、HP eSIM ConnectとHP Protect and Trace with Wolf Connectですね。こちらに関しては市場での評判も高いですし、実に幅広い業種の方々から、毎日のようにお問い合わせをたくさんいただいております。
HP eSIM Connectに関しては、ビジネスユースを想定していましたが、サービスを教育分野にまで広げています。例えば2ndGIGAスクール構想の実施に合わせて、導入端末に採用いただくと、Wi-Fi格差の解消にもつながりますし、子どもたちの学習意欲も高くなるという実証実験の結果も出ています。こちらは、沖縄県にある伊平屋島という離島を対象に実証実験を実施したコンテンツがありますので、ぜひお読みいただければと思います。(https://jp.ext.hp.com/techdevice/education/iheyajima/)
HP Protect and Trace with Wolf Connectは、やはりハイブリッドワークが増加していることを受けて、持ち出し用のPCに対するMDM的なニーズに最適だとお考えの方が多いようです。PCの電源が入っていない状態で、リモート管理がおこなえる数少ないソリューションなので、特に機密情報などが多い業種の方からの引き合いが多いと聞いています。どちらも素晴らしいソリューションなので、ぜひ多くの方々に活用いただきたいですね。
―こちらの動向に今後も注目ですね。本日はありがとうございました!
HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。
Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。
組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。
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ハイブリッドワークに最適化された、Windows 11 Pro+HP ビジネスPC
ハイブリッドなワークプレイス向けに設計された Windows 11 Pro は、さらに効率的、シームレス、安全に働くために必要なビジネス機能と管理機能があります。HPのビジネスPCに搭載しているHP独自機能は Windows 11 で強化された機能を補完し、利便性と生産性を高めます。