AIの最先端がここにある!AI大型イベント「Windows AI Day」にHPが参加
2026-05-12
2026年3月2日、東京国際フォーラムにてインプレスが主催、日本マイクロソフトが特別協賛するイベント「Windows AI Day」が開催された。生成AIの普及のカギを握るWindows 11とCopilot+ PCの最新情報が得られるイベントとあって、関係者のみならず、多くのビジネスマンも参加。今後のAI運用のヒントを得ようと多くの来場者でにぎわった。もちろん、HPもこのイベントに参加。ブース取材はもちろん、会場でのセッションなどで、HPが提案する製品展開とAI活用を紹介した。それではさっそく当日の模様をみていこう。
取材:中山 一弘
最新モデルの展示で盛り上がったHPブース
会場に用意されたHPブースにはずらりとCopilot+ PC製品群が並ぶ。「今回の注目は2026年に販売開始となる、第2世代となるG2シリーズです。キーボードが裏返せるいわゆるコンパーチブルタイプの『HP EliteBook X Flip G2i 14 AI PC』や、通常タイプの『HP EliteBook X G2i 14 AI PC』がラインアップされています」と語る青山氏。
現在、G2はインテル® プロセッサー搭載モデルがラインアップされており、最大50TOPSの「インテル® Core™ Ultra X7 プロセッサー」が選択可能だ。そのほか、Wi-Fi 7 / 5G対応、最軽量モデルで999gとなっている。
「G2iになり、コンパーチブルモデルができたのはお客様からのリクエストによるものです。タブレットとして使う場合、付属のAESペンで入力するスタイルに多くの支持があったということです。通常タイプには999gの最軽量モデルがありますが、コンパーチブルモデルはヒンジをより頑強にする必要があるため、約200g程度重くなっています」と青山氏は補足する。そのほか、キーボードに関しては本体を分解せずとも交換できるトップマウント方式を採用しているのだという。
「また、G1i、G1aシリーズがそうであるように、G2もXシリーズ、8シリーズ、6シリーズとグレードに合わせてラインアップが拡充します。ハイエンドからお買い求めやすいミドルクラスまで、多数のCopilot+ PCをそろえていきますのでご期待ください」と青山氏は語ってくれた。
この後は、Windows AI Dayの中核となったセミナーの基調講演の模様もお届けしておこう。
常に満席だったセミナー会場では何が発表された?
―オープニングリマークス
代表取締役 社長
津坂 美樹 氏
「MicrosoftがWindowsを世界に送り込んだのは1985年でした。つまり、今年で40歳を迎えたわけです。みなさんは初めてパソコンを使われたときって覚えていらっしゃいますか?」と会場へ問いかけた津坂氏。Windowsが市場に投入されて以降、ビジネスシーンへの影響は大きく、現在に至るまで高い利用率を誇っている。
「この40年はまさにテクノロジー業界の進化の歴史でもあります」と津坂氏がいうように、コンピューターとして鮮烈だったグラフィカルなユーザーインターフェースにより、コンピューターは汎用テクノロジーとなり、1995年にはインターネットがまさに世界を席巻した。
そしてクラウドサービスが登場し、どこへいてもコンピューターが使えるようになり、2023年、AIを採用した「Microsoft 365 Copilot」がリリースされた。
「どこにいてもAIが使えるようになり、Windowsはまさしく皆様のテクノロジーの入り口としてサポートさせていただいております」と津坂氏はAI時代におけるWindowsの在り方を説明する。
MicrosoftはAIの普及に伴い、ビジネスユーザーの最大の懸念であるセキュリティを強化するために35,000人規模の人材を投入。Windows11では多くのセキュリティ機能が提供されていることはみなさんご存じの通りだ。「AIと共にWindowsも進化します。41年目となる今年も、皆様のビジネスの成長を支えていきたいと思います」と最後に津坂氏は語り、壇上を後にした。
―基調講演1:Canvas for AI: Windows が切り開くインテリジェントコンピューティングの未来
Device Technology Sales
Sales Leader
Gabe Gravning 氏
「昨年、Copilot+ PCを発表し大きな反響をいただきました。本日はWindowsをAIキャンバスとして設計し、AIの進化を加速させる方針についてお話したいと思います」と語り基調講演をスタートさせたゲイブ氏。AIエージェントの役割が進化し、人間をサポートする役割から、自律して業務を遂行するフェーズへと移行しはじめているのだと同氏は説明する。
「WindowsはAIエージェントをOSに組込み、ユーザーの作業効率を大幅に向上させる設計を進めています。自分のデスクをオフィスに置くように、AIエージェントをOSの中で自由に使うことができます」と語るゲイブ氏。実際にMicrosoft 365 Copilotがタスクバーに統合され、ユーザーが直接AI機能を実施するデモを披露。さらに「MCP(モデル・コンテクスト・プロトコル)」によってWindows上でのAIエージェント間の連携についても解説した。
次にゲイブ氏はCopilot+ PCについて語り始めた。「Copilot+ PCはNPUを持つことで大幅なパフォーマンス向上を実現した最も進化的なPCです」と評価する同氏。NPUを持つことでWindows 11で様々なAI機能が提供されることを説明したゲイブ氏は「私はそれらの中でも『Click to Do』が最も好きな機能です」と語る。
Click to Doは、画面上のコピーできないテキストや画像に対しても、抽出、要約、画像編集、Web検索といった操作をワンクリックで指示できる機能だ。それだけでなく、操作した後の次のアクションをAIが推測し提案することもできる。
ゲイブ氏は続けて、このようなAI機能やセキュリティについて説明。「APIを使用するためのAIモデルの開発を続けています。多くのパートナーと共にAIモデルのローカル展開やAPI活用を推進していきます」とゲイブ氏は最後に語り、基調講演を終了させた。
―基調講演2:AI 時代を加速する最新の Windows デバイス紹介&デモ
シニア テクニカル アーキテクト
上智大学 理工学部 講師
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術委員
鈴木 敦史 氏
AIの歴史や日常での使われ方の変化を語る鈴木氏。「生成AIが登場してからは、専門的な知識を持った人だけのものから、より多くの人々が使いこなせる方向へ後押ししたという意味で非常に影響が大きかったと思っています」と同氏は印象を述べる。
また鈴木氏は、近年ではクラウドから提供されるAIと、ローカルデバイス上で稼働するAIが存在し、それぞれを使い分けることでネットワークに依存しないAI活用も実現できていると評価する。「この実現に不可欠なのがCopilot+ PCです。クラウドだけに頼らず、手元にあるPCでもAI処理を快適におこなえるように設計されています」と鈴木氏は語る。
そして、鈴木氏は日本市場で活躍するPCベンダーがそれぞれリリースしているCopilot+ PCを自然な音声会話による「Copilot Voice」で紹介すると共に、各製品の印象をAIに動物に例えさせるという遊び心を持たせたプレゼンテーションを披露。さらにPCベンダーと製品紹介の合間には、Microsoft 365 Copilotによって提供されるAI機能の紹介やデモを挟むなど、会場を飽きさせないセッションを展開していった。
「各社のデバイス情報をクラウドに渡して対話をすることで作成していったのですが、AIを壁打ち相手や資料制作だけではなく、このような1,000名規模の基調講演のプレゼンテーションをするために一緒にステージへ上がるというところまで時代が来たのだと実感しました。みなさまもぜひCopilot+ PCとWindowsのAI機能を体感してください」と語り、基調講演を終了した。
会場のセッションコーナーではHPも講演
―Copilot+ PCとHPのアプローチ
エンタープライズ営業統括 営業戦略本部 本部長
松本 英樹 氏
HPの最新Copilot+ PCの紹介のため登壇した松本氏。「HP EliteBook X G2i 14 AI PCは1kgを切る軽量デザインが特長ですが、それに加えてACアダプターも小型軽量化することに成功しています。業界最強のCopilot+ PCだと自負しております」と自信をのぞかせる同氏。
もう一つの大きな特長としてプライバシーフィルター機能も進化しているという。「新幹線や飛行機の中でPCを広げていると背後から貴重な資料が丸見えになっていることがあります。HP EliteBook X G2i 14 AI PCは背後に人が立ったり、近づいてきたりした場合に自動的にプライバシーフィルターがかかる機能を搭載しています」と語る松本氏。プライバシーフィルターをディスプレイに実装したモデルはあるが、自動制御機能まではなかなか見られないので、この機能は要注目といえる。
「もうひとつ、私たちが提供している5G回線が5年間使い放題となるHP eSIM Connectですが、こちらにもプラスメニューが登場しました」と説明を始める松本氏。プラスメニューは国際ローミングへの対応と通常はKDDIが提供するau回線のみだが、docomo回線も併用することが可能になったのだという。これにより、海外での使い放題はもちろん、万が一auに大規模障害が発生した場合でもdocomo回線に切り替えて対応するなどBCP対策も万全にすることが可能となる。
そのほかHP Polyによる優れた音響テクノロジーや長時間バッテリーなどについても松本氏は説明。「Microsoft様も『Microsoft Foundry on Windows』という開発プラットフォームを準備されていますが、HPも『HPハイブリッドAI推進コミッティ』を発足しました。これはMicrosoft様を含む様々なパートナー様と共にAI開発を進め、それを無償で提供していきたいと考えています」とHPとしてもAI開発を進め社会貢献をしていく仕組みや決意について松本氏は説明。来場者からも期待の拍手を受けながらセッションを終了した。
取材後記
ブース展示、セミナー、セッションと非常に長い1日となったが、セミナー会場は常に満席。空き時間はブース前が大混雑という状況となっており、いよいよ生成AIのビジネスシーンでの活用が本格化し、それを受けた各企業の情報収集が進んでいることを実感した。HPの第2世代Copilot+ PCへの期待も大きく、洗練された仕様と高いセキュリティ機能や高可用性は、展示されていた他製品と一線を画するものがあったように思う。とはいえ、まだまだCopilot+ PCとは何か、という状況にある企業も多いので、まずは本物を手に取り、実際に生成AIを体感していただきたいと思う。本物に触れることで、その価値と可能性はより具体的に理解されていく。こうした機会を通じて、新たなPC体験のあり方を実感してほしい。
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