eSIM搭載、いつでもどこでもネットにつながるPCって快適。これでテザリング卒業だ

撮影/小原啓樹
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「開いた瞬間、つながってた」は当たり前であるべきだ。

突然ですが、外出先でPCを使う時のネットってどう確保してます? 定番だとスマホのテザリングやモバイルルーターになってくるはず。

でも、テザリングでは機能をオンにするワンクッションが地味にストレスだし、モバイルルーターも荷物が増えて、ちょっとめんどくさかったりしますよね。

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ギズモードの編集長代理 金本も、その悩みを抱える一人でした。

でした? そう、過去形。彼の悩みを解決してくれた出会いがあったのです、それが「HP eSIM Connect LITE by povo」というPC向けの接続サービス。なんとHPのPCにeSIMが内蔵されていて、PCを開くだけで即ネットにつながるのです!

まるでスマホやセルラー版タブレットのように、PCがネット通信対応へ。そんな快適さを手に入れた金本の実体験とともに、このサービスを深堀りしていきますね。

「テザリングを卒業する日」を願う人は、必見ですよ!

※本記事は2025年11月10日、「ギズモード・ジャパン」に掲載されたものです。

撮影/小原啓樹
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まず「HP eSIM Connect LITE by povo」ってなんだ? を説明しますね。

ベースとなっているのは、HPが法人向けに展開している「HP eSIM Connect」というPC向けの通信サービス。PCと通信サービスがセットになっているので、PCを購入するだけで別途回線契約をする必要はなく、オフィスでも、カフェでも、移動中でもネットにつながるから仕事の手を止めずにすむと好評みたい。

つまり、「現代のPC仕事はネット前提だけど、PCだけじゃ通信できなくない?」を解決したソリューションってわけですね。そりゃあ便利だわ。

そしてその人気サービスを、個人ユーザーにも開放したのが「HP eSIM Connect LITE by povo」なのです。法人向けの「HP eSIM Connect」をうらやましく見ていた個人事業主や学生にとって、これは朗報。

使い方は簡単で、対象のPCを購入して回線をアクティベートすれば、povo 2.0の回線で通信OKの状態になります。eSIMなので「オンライン手続きだけで即開通」というスピード感が良い。物理SIMカードを管理する必要もないし、eSIMってほんとに便利。

ちなみに、通信プランは5年間で合計300GBがセット。ヘビーユーザーだと足りない? そうかもしれません。

でもそこは「povo」ですからご安心を。後で紹介しますが、必要なデータ量を必要なときにトッピングとして購入できます。

もう仕様だけで無双感ありますが、実際にどれだけ便利だったのか? 仕事の現場でみっちり試した金本の声をどうぞ。

今回のテストに使用したのは、HPのビジネス向けノートPC「HP EliteBook 8 G1a 13」。

撮影/小原啓樹
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薄型軽量でありながら堅牢性も備えたモデルで、以前レビューした際もその完成度の高さに驚かされた1台(「HP eSIM Connect LITE by povo」対応PCは他にも機種があるので詳しくはサイトをチェックしてください)。

金本が感じたのは、移動中の電車、ふと時間が空いたときに立ち寄った公園、商業施設のベンチなど、Wi-Fiのない外出先で「PCを開けばネットにつながる」ことの安心感だったそうな。それだけ?と思うかもしれないですけど、実際に体験すると、この「それだけ」の価値がどれだけすごいことか、と彼は語ります。

「HP eSIM Connect LITE by povo」を使うと「ネットがないから作業できない」という状況がまずなくなります。さらに、自前で回線を用意できているので、カフェなどWi-Fiの環境が不安定な場所で、思うように作業が進められないというストレスからも解放されました。

確かに公衆Wi-Fiだと、Wi-Fiの強度にムラがあったり、混雑時間帯はネットが遅くてイラッとすることもあります。

そんな時でも、ネットワーク接続の準備不要でサッとモバイルデータ通信がつながるので、「Wi-Fiが弱いな」「テザリングつなぐか…」なんて悩む時間が消えて、仕事のリズムがまったく変わってくるわけです。

その結果、ネットがある場所を探すのではなく、どこでもネットがある前提で動けるようになったとのこと。

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少しの空き時間に、屋外でもすぐネットに接続してタスクを片付けられるようになり、後回しが減りました。生産性は確実に上がっています。

通信モニターソフト「GlassWire」によるネットワーク通信量のグラフ。ピンクがeSIM回線の通信、イエローがWi-Fiの通信です。
通信モニターソフト「GlassWire」によるネットワーク通信量のグラフ。ピンクがeSIM回線の通信、イエローがWi-Fiの通信です。
通信モニターソフト「GlassWire」によるネットワーク通信量のグラフ。ピンクがeSIM回線の通信、イエローがWi-Fiの通信です。

モニター期間中、金本には通信ログアプリで使用量を記録してもらいました。

画像では数値が分かりにくいですが、あえて積極的にeSIMを使い倒した日で6GBくらい使いました。データ消費量が多いのはダントツでビデオ会議です。普通に使っている分には1GB以内に収まる日も多いですね。オフィスや自宅にはWi-Fiがあるので、たまの外出ならそんなにデータは消費しないでしょう。

ちなみに、「HP eSIM Connect LITE by povo」には公衆Wi-Fi「ギガぞうWi-Fi」の利用権も付いてきて、あらかじめ設定しておけばサービスが提供されているお店や駅などに入ると自動的に「ギガぞうWi-Fi」につながるので、データ消費量はだいぶ抑えられると思います。

撮影/小原啓樹
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外出が続くときや出張時などには、「povo」でデータをトッピングするのもありだと思います。「使い放題トッピング」も充実しているので、賢く併用すれば規定の通信容量を温存できますよ。

なるほど! 規定の通信容量300GBを使い切る前でも「povo」でトッピングするのはありですね、確かに。

普段は規定の通信容量内で使いつつ、ガッツリ使うぞ!というときは翼を広げてデータ使い放題ってかなり理想的じゃない? この、必要な時だけ「ギアを上げる」通信スタイルなら、無駄なく、ストレスなく運用できそう。

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開けば即ネット接続。どこにいても、同じ仕事のリズムで動ける。金本は「HP eSIM Connect LITE by povo」を使ったトータルの感想として次のように語ります。

テザリングなどで必要なネットワーク接続のための準備がいらず、仕事に取り組むときに余計なラグが発生しないというのがすごく快適でした。さらに、自宅や会社のWi-Fiが調子悪いときにもネットにつながりますから、ネットワークの選択肢が常にあり心強かったです。これが一番大きな利点だと感じました。

かつて、ノートPCにWi-Fiが搭載され始めたときのように、いずれ「HP eSIM Connect LITE by povo」のような機能が標準になっていくのではないかと思います。少なくとも僕自身は、今後ノートPCを選ぶときはeSIM機能の有無を必ずチェックしますね。

そう、モバイルPCのムーブメントは「つながることが当たり前」の時代へと歩みを進めています。

僕らの眼の前にあるHPのPC+eSIMのコンビは、それを叶える次世代のヒーロー。彼らはすでに僕らを待ってくれているのです。だったら、手を伸ばすしかないでしょう。

「開いた瞬間、つながってた」が当たり前な未来へ、さぁ!

※本記事は2025年11月10日、「ギズモード・ジャパン」に掲載されたものです。
文/小暮ひさのり
撮影/小原啓樹

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