最新の脅威への対策とセキュリティの一元管理の両立にHP Wolf Pro Securityを選択

HP Wolf Pro Security導入事例

2026-02-06

第一高周波工業株式会社
第一高周波工業株式会社
第一高周波工業株式会社
  • 東京に本社を置き、日本全国はもちろん、アジア全域、アメリカにもグローバル展開をしているDHF(第一高周波工業株式会社)。社名の由来ともなっている高周波誘導加熱テクノロジーを中心に、パイプ、表面処理、機器、鉄筋、バイメット、プラントエンジニアリングなどの事業領域において、世界が認める高い技術力ですべての企業のニーズに応え続けている。

すべての企業・組織において、進化を続ける悪意に対する備えは必須の取り組みだ。近年、ランサムウェアをはじめとするマルウェアは巧妙さを増しており、常に守る側のわずかな隙を狙うような攻撃を仕掛けてきている。DHFも最新の脅威に対抗すべく、セキュリティシステムの刷新に成功。そこにはHPのセキュリティソリューションが活かされているという。どのような取り組みだったのか、担当者に話を伺ってきたので紹介しよう。

取材:中山 一弘

目的

  • 最新のマルウェアにも対応できるセキュリティ機能と一元管理が可能なソリューションへの刷新

アプローチ

  • 統合型セキュリティソリューション「HP Wolf Pro Security」の導入

システムの効果

  • 仮想化テクノロジーを活かした脅威の封じ込めを実現
  • AIによる先読み検知で最新の亜種にも対応可能
  • HPの法人向けPCに統一したことで、セキュリティチップによるBIOS/ファームウェア防御を実現

ビジネスの効果

  • セキュリティシステム全体をカバーするクラウド管理による管理負担軽減
  • ユーザーのセキュリティリテラシー改革を実現したことによる法令順守意識向上
  • 一部部署へのMDM適用により、海外渡航を含む出張時のセキュリティリスクを低減

DHFは、1950年に創業した歴史ある企業だ。高周波誘導加熱というテクノロジーを中心とした事業展開を続け、大きく成長してきた経緯がある。この技術は、当時の国鉄のレールを強靭なものにする「焼き入れ」という工程に利用され、事業としては世界で初めて実用化させたことでも知られている。

「企業としての責任として、セキュリティには常に気を配ってきました。セキュリティシステムの刷新を考え始めたのは3年程度前のことですが、マルウェアの侵入経路が年々複雑化していく中、BIOSレベルでの侵入を試みるタイプも出始めており、当時はそれに対するセキュリティがほとんど存在していなかったと思います」と語るのはDHFの情報システム担当の井元氏だ。

DHFでは当時からHP製品を導入しており、法人向けPCに標準で提供される「HP Sure Start」によって、BIOS/ファームウェアに何らかの書き換えなどがおこなわれた場合、起動時にそれを自動で上書きし、フレッシュな状態になってからOSを起動することが可能となっている。

「HP Sure Startによって守られているという安心感がありました。そこで、電源を入れた瞬間に加え、業務遂行中、電源をオフにするまですべてをカバーしてくれる製品があると便利なのではないかという話が出るようになりました」と語る井元氏。

その当時のセキュリティ対策としてエンドポイントとなるクライアントPCにはWindows標準のWindows Defenderを含めて4つのツールを組み合わせていた。この場合、コンソールを切り替えながらの管理となるので、オペレーションが難しいという課題もあったのだという。

「そうした改善案や課題があった当時、私が使っていたPCが『HP Dragonfly G4』でした。そのマシンには統合セキュリティツールの『HP Wolf Pro Security Edition』がプリインストールされていました。これが非常に使いやすく、かつ最新の脅威にも対応できることがわかり、HP様にほかのPCへも導入できるのかご相談することにしたのです」と語るのはDHFの情報システム担当の鈴木氏だ。

こうしてDHFはエンドポイントのセキュリティに万全を期すためのシステム改善へ向け、実際の行動に移ることになった。

右から DHF(第一高周波工業株式会社) 管理部 ICT推進室長 井元 一也 氏 管理部 ICT推進室 ネットワークマネージャー 兼 コンテンツチームディレクター 鈴木 亮 氏
右から DHF(第一高周波工業株式会社) 管理部 ICT推進室長 井元 一也 氏 管理部 ICT推進室 ネットワークマネージャー 兼 コンテンツチームディレクター 鈴木 亮 氏
右から
DHF(第一高周波工業株式会社)
管理部 ICT推進室長 井元 一也 氏
管理部 ICT推進室 ネットワークマネージャー 兼 コンテンツチームディレクター 鈴木 亮 氏

「一般的にHPはPCベンダーという認識をされている方が多いと思いますが、専門のラボを持つセキュリティベンダーでもあるのです。HPの法人向けPCにプリインストール版として提供されるHP Wolf Pro Security Edition と同じ統合セキュリティツールを、HP以外のPCにも導入できる『HP Wolf Pro Security』ソフトウェアパッケージもご用意しています」と語るのは日本HPの雨宮氏だ。

「HP Wolf Pro Securityには、仮想空間に脅威を封じ込める『HP Sure Click』と、AIによる先読み検知機能により、マルウェアの亜種などの侵入を防ぐ『HP Sure Sense』、さらに管理ツールとして『HP Security Controller』が提供されます。最新の脅威にも対応できるセキュリティ機能によって、エンドポイントのセキュリティを強化します」と説明する日本HPの川上氏。

HPはDHFの要望に合わせてHP Wolf Pro Securityを提案。まずは少数でのPoCを実施することになった。

右から 株式会社 日本HP ワークフォースソリューション事業本部 ソリューションアーキテクト雨宮 広和 氏 パートナー営業統括 営業企画本部 ソリューションビジネス推進部 サービススペシャリスト 川上 裕一 氏
右から 株式会社 日本HP ワークフォースソリューション事業本部 ソリューションアーキテクト雨宮 広和 氏 パートナー営業統括 営業企画本部 ソリューションビジネス推進部 サービススペシャリスト 川上 裕一 氏
右から
株式会社 日本HP
ワークフォースソリューション事業本部 ソリューションアーキテクト雨宮 広和 氏
パートナー営業統括 営業企画本部 ソリューションビジネス推進部 サービススペシャリスト 川上 裕一 氏

「PoCについては2023年6月くらいから、1カ月半くらいやったかと思います。そこではいろいろなパターンでテストしながら、インストールしたあとの使い勝手であるとか、傾向などを調べさせていただくという形になっていました。最初は手の届く範囲ということで、台数的には10台~30台程度でPoCを実行していきました」と当時を振り返る井元氏。

PoCを実施した当時はDHFのクライアントPCに対して、HDD搭載モデルへのインストールに課題があったケースや、LANディスク、NASとの連携に調整が必要なケースなどがあったが、HPとの協力体制でひとつずつ問題を解決していったのだという。

「問題が出てきてもHP様からはすぐに返事がくるので安心でした。これには非常に助かりました」と語る鈴木氏。「セキュリティツールには大抵マニュアルがありますが、やはり対面のサポートがあると解決までがスピーディーです。HPのサポートの良さも導入を決めた理由のひとつですね」と井元氏も言葉を続ける。

PoCでの評価も終わり、DHFのセキュリティシステムの刷新に対して複数の候補の中から最終的に選ばれたのはHP Wolf Pro Securityだった。

「実際に導入したのは2024年の5月くらいになりました。最終的な導入数は約500台で、PCだけでなく開発部門などで使うワークステーションも含まれます」と井元氏。「ワークステーションもHP製品で、Z2、Z4、Z8シリーズといった主力モデルはもちろん、モバイルワークステーションとしてZBookシリーズも活用しています。弊社で使っているコンピューターはすべてHP製品に切り替わっています」と鈴木氏も続けて語る。

導入に際してはひとつのハードルがあったのだという。「以前にインストールしていたセキュリティソフトの仕様により、1台ずつアンインストールしていかなければならなかったのです。弊社の場合、全国に拠点があるためこれを実行していくのは大変な作業でした」と苦労を振り返る鈴木氏。彼ら情報システム部の活躍もあり、数カ月後には無事にすべてのクライアントPCへHP Wolf Pro Securityが行き渡った。

対談風景
対談風景

DHFがHP Wolf Pro Securityの実運用を始めてからある程度の時間が経過したがどのような点で変化があったのだろう。「管理者としては何よりもセキュリティの状況を一括管理できるようになったことで負担は大きく減りました。これが一番大きな成果だと思います。ユーザーからは、素朴な疑問が多いですね。例えばメールに添付されているOfficeドキュメントを開くとアプリケーションの枠にウルフアイコンが出てきます。導入当初は『これは何?』といった質問が相次ぎましたが、その都度『そのアイコンが出ているときは仮想空間の中でドキュメントが開いているから安全です。それはなぜかというと…』といったように丁寧に説明しました。それによってユーザー1人ひとりのセキュリティ意識が向上しますし、最新のランサムウェアの狡猾さなども伝えられます。ですから導入初期こそ大変でしたが、マニュアルなどは用意せずに対応しました」と鈴木氏。

「管理用のWebコンソールを提供するHP Security Controllerの使い勝手がよく、セキュリティ状況はもちろん、Windowsのバージョンなどもわかるので管理は非常に楽になりました。また、私たちの方でクライアントPCの状態を管理していることを全社的に周知しているので、これまでは勝手にダウンロードサイトなどからアプリをインストールしていた状況がありましたが、それもなくなりました。会社のPCですから決められたルールに従って使うという意識が浸透するきっかけになったと思います」と井元氏。当初の課題であった管理性の向上に関しては解決され、導入を契機にユーザーの意識改革を促すことに成功しているのは井元氏、鈴木氏らDHFのICT推進室の手腕によるところだろう。

そのほか、持ち出し用PCや経営層など出張が多い部署に対しては、PCの購入資金だけで5年間のデータ通信が使い放題となる「HP eSIM Connect」と、PCの電源が入っていないときでもリモート環境から「PCを探す」「ロックする」「データ消去する」の機能が管理できるPC用のMDM(Mobile Device Management)ソリューション「HP Protect and Trace with Wolf Connect」も導入されている。「弊社では海外チームもありますので、インシデントの発生には国内以上に気を配る必要があります。現地での盗難・紛失や、日本では未確認の脅威などに対応するためにもこれらのソリューションがあることが安心感につながっています」と井元氏は語る。

現在、開発部門のワークステーションからクライアントPCまで、すべてのコンピューター端末がHP製品になったことと、HP Wolf Pro Securityの導入によって最新の脅威への対応も可能な強固なセキュリティ体制を実現したDHF。「今後はEDR(Endpoint Detection and Response)やSOC(Security Operation Center)にも力を入れていきたいと考えています。現在の環境でEDRやSOCを動かすことを想定しても、あまり競合せずに使えるのではないかと予想しています。HP様にはそのような環境を構築するにあたってのアドバイスやサポートもいただけることを期待しています」と最後に井元氏は語ってくれた。HPは今後もDHFの安心安全な企業活動を支えるため、サポートを続けていく。

HP Wolf Pro Securityはもちろん、出張が多い部署にはHP eSIM ConnectとHP Protect and Trace with Wolf Connectも追加しています。出先での利便性や、海外渡航時のインシデントに備えるためにもこれらのソリューションがあることが安心感につながっています。

DHF 管理部 ICT推進室長 井元 一也 氏
集合写真
集合写真
HP WOLF SECURITY

HP Wolf Security

「HP Wolf Security」は、企業をサイバー攻撃から守るために設計されたハードウェア、ソフトウェア、サービスで構成される高度で包括的なエンドポイントセキュリティです。

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