受注トレンドからビジネスPC購買のヒントが見えてくる!(2025年10月版)
2025-12-11
日本HPの担当者が、最新のビジネスPC受注トレンドを紹介し、その背景にある傾向をわかりやすく解説します。ビジネスPC選びのヒントとして、また今後の市場動向を予測する際の参考情報として、ぜひご活用ください。
【注:分析に活用している日本HPの受注データは、全体に与える影響が大きい大型受注案件を省き、1回の受注台数が100台未満のオーダーを対象としています。】
MiniPCの台頭止まらず、16インチスタンダードノートPCも堅調な動き
先月と同じく、デスクトップPCはMiniPCが強いですね。また、ノートPCでは16インチディスプレイモデルの人気が拡大しているようです。
引き続きHP EliteDesk、HP ProDeskの超小型PCがとても好調です。ミドルクラスのHP Pro Mini 400 G9でもプロセッサーはインテル® Core™ i5-14500Tプロセッサー、インテル® Core™ i7-14700Tプロセッサーが選べるので、パフォーマンスも十分です。手のひらサイズの筐体ですから、極端な話をすれば持ち歩くことだって可能です。
もちろん、堅牢性やセキュリティはこれまでの法人モデル同様、米軍調達基準に準拠しているほか、統合セキュリティソリューションのHP Wolf Securityがプリインストールされるなど信頼性も十分です。まさにこれからの時代のデスクトップPCとしてしばらく人気は続きそうです。
また、デスクトップPCではタワー型へのニーズが抑え気味ですが、HPワークステーションはタワー型へのニーズが高まっている傾向があります。つまり、タワー型を選択する場合は、より高性能なモデルへと棲み分けが進んでいるのかも知れません。
ノートPCのほうは従来の15インチモデルが16インチへと移行していることはこれまでも述べてきた通りで、市場の反応もそれを反映したものだと考えています。また、これまであまり変化がなかった14インチモデルが伸びを見せています。
これはスタンダードモデルが16インチへと移行したのと同じく、これまでモバイルノートPCの主力であった13インチはグローバルでは人気がなく、14インチモデルのニーズが圧倒的に高いという背景があります。
日本市場では13インチモデルが根強い人気ですが、グローバルニーズによって製品開発は14インチモデルへと完全に移行しているので、今後はモバイルノートPCも14サイズが主流となっていくはずです。これから出てくる新製品の中には14サイズでありながら超軽量モデルなども予定されているので楽しみにしていてください。
安定感のあるインテルプロセッサーと注目が集まるAMDプロセッサー
インテル® Core™ i5プロセッサーが粘りを見せている印象ですが、AMDの伸びは変わらずすごいですね。特にAMD Ryzen™ 5系のプロセッサーにニーズが集中しているように見えます。
AI PC、Copilot+ PC としてのニーズはもちろんですが、純粋にプロセッサーパフォーマンスを見てもAMDは非常に高いパフォーマンスを発揮しています。最近では様々な媒体でベンチマークも公表されていますし、実際に購入し、日常の作業で使っているユーザーはそのパフォーマンスを体感しているので信頼性がますます上がっているのだと思います。また、コストを比較するとやはりAMDプロセッサーの方がベース価格が安いので、コストメリットでこちらを選ぶユーザーも多いと考えます。
ただし、みなさまも感じているようにさらに値ごろ感があるのが、第14世代インテル® Core™ i5プロセッサーです。この製品は現在のビジネス環境を考えるとベストマッチと言えるコストパフォーマンスを持っているので、これだけのロングランを続けているのだと思います。
とはいえ、これからのビジネス業界の注目はやはりローカル生成AI活用へと完全に移行しているので、今後はAMD Ryzen™ AI 300 シリーズを代表とした次世代NPU搭載モデルがシェアを伸ばしてくると予想しています。コストパフォーマンスはもちろんですが、将来的な生成AI活用を視野に入れたモデルなど、プロセッサーに関しては選択肢がますます増えたと考えておくとよいと思います。
メモリは32GBへの問い合わせが急増、SSDは512GBが標準へ
メモリは完全に16GBが標準となりましたね。ストレージは今回も512GB SSDにニーズがあるように感じます。
16GBメモリは Windows 11 時代となった今、8GBはありえないので当然の流れですね。ただし、グラフにはあまり出ていませんが、最近では市場でもっともボリュームゾーンにあるローエンドモデルをお買い上げくださるお客様の中でも「メモリだけは32GBにできないか?」といったご相談が増えています。
これは、完全に生成AIのローカル運用を見越したもので、クライアントPC上で推論をさせるにしてもエージェントをインストールするにしても、メモリは多い方が確実にAIの演算には有利です。せっかくの機能を無駄なく使うためにもメモリは大量に欲しいというニーズが確実に芽吹いていることが分かりますね。
また、ひとつのトピックスとなり、HPが必ずラインアップするものではありませんが、グローバルニーズの中でメインメモリを24GB搭載するモデルが出始めているようです。
16GBでは不足を感じるが、32GBだとコストがオーバーしてしまうといったニーズが確実に市場にはあって、それが解消できるメモリ量ということで24GBメモリが出てきているようなので、今後ちょっとしたトレンドになるかも知れません。もしかしたらHPも搭載モデルを用意するかも知れませんので、気になる方は今後の動向に注目していてください。
ストレージに関しては512GBで不満がそれほど出てこないという理由もあるでしょうが、今後、生成AIモデルやAIアプリをクライアントPC上にインストールするような時代が来ますので、1TB、2TBという選択肢がここでも活きてくると思います。特にAI PC、Copilot+ PC ではストレージの容量を後から増やすことが難しいモデルもあるので、少しずつ大容量化していくことも考えられます。
HP eSIM Connect、HP Protect and Trace with Wolf Connectの「ダブルコネクト」の現在は?
大企業からのニーズが多いHP eSIM Connect、HP Protect and Trace with Wolf Connectは集計にはなかなか出てきませんが、シェアは伸ばしていますか?
もちろんです。導入企業はもちろん、お問い合わせもどんどん入ってきているので今後も大きく伸びてくることは確実です。2025年11月末の発表ではHP eSIM Connectの導入企業は3,000社を超えたそうです。顧客満足度が非常に高いソリューションですから、口コミも追い風となって今後ますます増えていくと思います。
また、HP Protect and Trace with Wolf Connectも同じようにシェアを確実に増やしていますが、これまでは購入時に対応モデルを選んでいただく必要がありました。しかし、今後はいくつかのHP製品でこのサービスが後付けできるようになりますので、興味のある方はぜひお問い合わせいただくとよいと思います。サービスが適用されるモデルについては今後正式な発表があるので、それまでお待ちいただければと思います。
法人向けPCに関しては2025年末から2026年初めぐらいにかけて、次々と新製品が発表されます。間違いなく次世代AI PC、Copilot+ PC が中心になると思いますし、ビジネス業界も加速度的に生成AI活用が進むと予測しています。今後はハイエンドモデルを中心に面白い動きがあると思うので楽しみにしていてください。
ありがとうございました!
HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。
Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。
組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。
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