2022.10.31
2022年9月22日、HP Partner First TVで、HPワークステーションシリーズの最新モデルのご紹介およびセールスポイントについて解説する「性能抜群!第12世代インテルCoreプロセッサーHPワークステーションで年度末ビジネスを勝ち取る提案ポイント大公開!」セミナーが開催されました。念願のHPワークステーションの最新モデルとなる「G9」シリーズの最新情報が入手できるということで当日は大勢のパートナーのみなさまにアクセスいただきました。さっそく当日の模様をダイジェストでお届けしましょう。
登壇者
株式会社日本HP
パーソナルシステムズ事業本部クライアントビジネス本部
ワークステーション市場開発ビジネスデベロップメントマネージャー
島﨑 さくら
インテル株式会社
営業本部 営業部長
岡本 航児 氏
冒頭でワークステーションの供給状況について話しはじめる島﨑。「デスクトップワークステーションのおすすめモデルで納期は5営業日、その他モデルでも納期1~2か月となっています。モバイルワークステーションにおいては納期2~3か月と、全体的に回復傾向にあります」と、誰もが望んでいた素晴らしいトピックスで幕を開けた今回のセミナー。最新モデルのZ2シリーズのG9から、最新の第12世代インテル® Core™ プロセッサーが採用されることから、パフォーマンスについて未知数と考えるパートナーに向けて、その潜在能力と提案のポイントを伝える内容となっている。
「2017年と2018年の販売実績から、2023年度のリプレイス案件はデスクトップワークステーションで10万台、モバイルワークステーションで5万台の需要が期待されています」と分析する島﨑。それぞれ数百億円規模の市場となるため、パートナーとしても力が入るところだ。
デスクトップワークステーションの最大の注目モデルはやはりZ2シリーズ。Z2 mini、Z 2 SFF、Z2 TWRと筐体サイズや選択できるスペックによって豊富なポートフォリオを持っていることはもちろん、今回のモデルから第12世代インテル® Core™ プロセッサーが採用されることで、業界からも期待されている製品になる。
「第12世代インテル® Core™ プロセッサーによる高いパフォーマンスはもちろん、NVIDIA A5000あるいはA2000グラフィックスが搭載可能で、最新のDDR5メモリにも対応します。最大で3つのM.2ストレージが搭載でき、冷却ソリューションも新しくなっています。気化熱を利用したべーパーチャンバーを採用しているそうで冷却性が非常に高く、また一般的な冷却の仕組みに必要とされるラジエターが不要でとても静かです」と完成度の高さを主張する島﨑。
実際にHP独自によるベンチマークでも、以前のモデルよりも最大で26%高速化しているというデータも示され、特に第12世代インテル® Core™ i9プロセッサーでその傾向は顕著だという。「可能であれば最新の第12世代インテル® Core™ i9プロセッサーをご提案いただくとより高い処理能力をご提供できます」と島﨑も自信をのぞかせる。
ここでインテル 岡本氏が登壇し、第12世代インテル® Core™ プロセッサーについてさらに詳しい情報が伝えられた。「インテルのワークステーションプラットフォームも大きく変わりました。エキスパートワークステーションにはインテル® Xeon® スケーラブルプロセッサー、メインストリームワークステーションにはインテル® Xeon® W-2000プロセッサー、そして今回ご注目のモバイル&エントリーワークステーションには第12世代インテル® Core™ プロセッサーが採用されることになっています」と説明する岡本氏。つまり、今回の第12世代インテル® Core™ プロセッサーはそれだけの実力を持った製品に仕上がっているということになる。
岡本氏はその後、第12世代インテルCoreプロセッサーの大きな特徴である、Pコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)と呼ばれる2種類の異なった特性を持つコアをそれぞれ最適に使い分ける最新のハイブリッド・アーキテクチャや、DDR5、PCIe Gen5、Thunderbolt4といった最新規格へのサポートなどについて解説。「第12世代インテル® Core™ プロセッサーは10年に一度の大幅な進化を遂げています」と岡本氏が説明する通り、ワークステーション市場においてもパフォーマンスで大きなインパクトを与える製品であることをここで証明した。
再び登壇した島﨑はモバイルワークステーションのG9シリーズについて説明をはじめる。「ニーズ別に5つのモデルをご用意しています。モビリティ重視のZBook Firefly 14インチモデル、大画面・モビリティの他、テンキーを採用することで生産性を向上させるZBook Firefly 16インチモデル、まさにミドルクラスといったバランスのよいハイパフォーマンスを提供するZBook Power、GeForceを要件とされるお客様にも対応できるZBook Studio、デスクトップクラスのパフォーマンスを発揮するZBook Furyがあります」(島﨑)