2024.10.08
2024年9月11日、北海道札幌市において株式会社北海道新聞社主催、インテル株式会社および株式会社 日本HP協賛によるイベント「道新BIZ DXと北海道のミライ」が開催された。
後編では前編に引き続きイベント当日の模様を紹介する。
前編はこちら
株式会社マネーフォワード
マネーフォワードクラウド事業推進本部
北海道支社 支社長
山下 翔太郎氏
株式会社コンサドーレ
パートナー事業部
竹内 一弘氏
フリーアナウンサー
国井 美佐氏(司会)
この講演では北海道を代表する企業2社によるトークセッションが繰り広げられた。登壇したのはマネーフォワード北海道支社で、「北海道をITの力で元気にする」というスローガンのもと、地元を代表する人気プロサッカーチーム 北海道コンサドーレ札幌とパートナー活動や、北海道DXパートナーズを結成したほか、札幌市との「まちづくりのDXアライアンス」を締結するなど、積極的な関わりを持っており、お互いの得意とする領域で北海道にこだわった活動を続けている。
「北海道のみなさまがDXについてお悩みの部分は地域特性がかなり強いのではないかと考えています。首都圏ではどのようなサービスやソリューションがあるのか、自分から情報を探すケースがほとんどだと思います。一方、北海道では、自分からサービスやソリューションを探すのではなく、どこからか紹介されたからという理由で採用に至るケースが非常に多く見受けられます」と課題感について語る山下氏。
つまり、自分の会社にとって何が必要かを考えるのではなく、誰が使っているのかを重要視する場合が多いのだという。「その結果、必要な情報に届かない人がかなりいらっしゃるのではないかと思います」と山下氏は警鐘を鳴らす。そこでマネーフォワード北海道支社では、年に数回イベントを開き、実際にサービスやソリューションを目で見て感じてもらえる機会を作っているのだという。
「私たちコンサドーレとしても、他の北海道の企業のみなさまと一緒でなかなかDXが進まないと感じていました。その要因は山下さんがおっしゃった通りだと思いますが、コンサドーレはとても多くの企業の方々とパートナー関係を持っています。そういった企業のみなさまとのつながりを地域に還元できれば、北海道にとってプラスになるのではと考え、マネーフォワード様と、アライアンスを組むなど様々な形で協力させていただいています」と語る竹内氏。コンサドーレ札幌は、地域のプロサッカーチームであり、ファンはもちろん、地元企業と、全国の企業を結ぶハブとしても機能したいという思いから活動を続けているのだという。
「私たちもコンサドーレ札幌様と連携しているということもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。コンサドーレ札幌様は北海道を元気にするためなら何でもやる、とおっしゃっています。こういった取り組みは普通のクラブではなかなかできることではないと思うので、私たちも活動を通じてどんどん企業のみなさまにご提案をさせていただきたいと思っていますし、親近感を持ってもらいたいと考えています」と山下氏も協働する姿勢について語る。
「コンサドーレとしても、単体ではもちろんDXのサービスもソリューションも持っていません。しかし、マネーフォワード北海道支社様と協業させていただくことで、DXを必要とされている方々にアプローチできる場をご提供できることはすべてのみなさまにメリットだと思っています。私たちとしてもスポーツビジネスを発展させていくにはDXのリソースを使っていかなくてはならないと考えていますので、お互いにとっても良い関係だと思っています」と竹内氏も応える。
自身の企業としてのDXの進捗を聞かれた竹内氏。「なんで今まであんな苦労をしていたのだろう、と思うほど、バックオフィス系はずいぶん進んできたという感触はあります。ですが、まだスタジアム観戦の部分でもできそうなことはありますし、来場者サービス向上という部分でもDXは進められると考えています」と竹内氏は語る。
「私たちも会計サービスがメインで、クラウドサービスなども提供させていただいていますが、会計だけでなく給与関連業務や勤怠管理など、企業のバックオフィス全体を効率化するシステムもご提供することができます。部分的な利用に留めてしまうと、部分的な効率化ができるだけで、企業全体までそれが及びません。本当にDXにつなげたいのであれば、他の組み合わせもご検討いただきたいですね」と山下氏はアドバイスを送る。
最後に今回のイベントのテーマでもある北海道のミライについて聞かれた両者。「北海道のプロスポーツを代表するチームとして、ファンのみなさまとサッカーを楽しみながら、北海道の魅力を感じてもらえる存在になっていきたいと思っています。スポーツビジネスとしてももっと成長していかなければならないと思いますし、そうすることで投資もしていけますから、今よりもっと北海道に貢献できるようになります。そのためにはDXの推進はもちろん、組織としても成長していきたいと考えています」と竹内氏。
「北海道を元気にしていくために、こだわりを持って活動していきたいと考えていますが、それは私たちだけの力では実現できません。あらゆる業種の方々と関わっていきたいですし、ITに任せられる部分があれば、ITにやらせてしまい、北海道がほかの都道府県に先駆けて課題を解決できる地域になることもできるのではないかと考えています。もっとみなさんが生き生きと働いていけるような地域づくりへの取り組みを続けていきたいと思っています」と山下氏も語ってくれた。地域のために活動を続ける両社には、温かい拍手が巻き起こっていた。
講演会場の外には、HPのブースが用意され、休憩時間などには多くの来場者が足を止めて、HPの最新モデルやソリューションに対して質問を繰り返していた。
今回のブースでは、セッションでも紹介された、HPのフラッグシップモデル「HP EliteBook 1040 G11」が展示されており、AI PCのハイエンドモデルとして、来場者の注目を浴びていた。「ハードウェアレベルのセキュリティ機能を持ち、最新の脅威にも対応できるほか、高いパフォーマンスでAI関連だけでなく、日常のオフィスワークでも高いレスポンスを発揮します。これだけの性能を出しながらバッテリーも長持ちしますので、ハイブリッドワークに最適です。Web会議向けの機能も充実しているので、外出の多い方にぜひ使いこなしていただきたいですね」と語るのはブースを案内してくれた日笠氏。
ソリューションではなんといっても、PC本体の購入価格のみで5年間のデータ通信使い放題の権利が付与される「HP eSIM Connect」への質問が非常に多かった。「昨年末に発表されて以来、多くの企業が導入を進めており、数千台の大型案件も決まるなど、現在最も注目されているソリューションとなっています」と日笠氏。
また、MDMの「HP Protect and Trace with Wolf Connect」についての質問も多く、スタッフは対応に追われていた。「HP eSIM Connectによって、インターネットに繋がる時間が増えますし、万が一電源が落ちているときでもMDMとして管理できる『HP Protect and Trace with Wolf Connect』があれば、リモート管理としては万全の体制が整えられます。そういった点で、この2つのソリューションは非常に相性が良いので、最近特にご質問が多い組み合わせになっています。HP eSIM Connectに関しては対応モデルがありますし、HP Protect and Trace with Wolf Connectは、ご注文時にセットアップする必要があるので、両方のサービスを使いたい方は、一度お気軽にご相談ください」と日笠氏は語る。
このほか、Polyのヘッドセットやビデオバーなどにも注目が集まっており、Web会議の品質向上へのニーズの高さも見て取れる内容だった。HP製品やソリューションを体感したいという方はぜひ、HPが参加するイベント情報を入手していただき、ぜひ会場へ足を運んでいただきたい。
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