教育現場のさらなる進化を目指す「教育DX推進フォーラム」にHPが出展 | HP Tech&Device TV

教育現場のさらなる進化を目指す「教育DX推進フォーラム」にHPが出展

教育現場のDXを推進するべく、様々な取り組みが進められている。そんな教育現場の最前線ですぐに役立つソリューションやワークショップを集めたイベントが一般社団法人 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)主催の「教育DX推進フォーラム」だ。HPもこのイベントに参加。2ndGIGA向けの最新端末や生成AI活用に最適な最新モデル、最新ソリューションを紹介した。それではさっそくイベントの模様を紹介しよう。

イベント風景

取材:中山 一弘

教育最前線を支える最新ソリューションが集結

「生成AI」「校務DX」「情報モラル」「情報活用能力育成」「2ndGIGA」「最新教育ICT製品・サービス」といった注目のカテゴリーに各ベンダーや団体が集結した教育向けイベント「教育DX推進フォーラム」。今年は東京代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、2月27日、28日の両日開催となった。

冒頭で述べた通り、このイベントは教育現場で進められているDXを加速させるための最新ソリューションやワークショップを紹介することで、今後の各校の取り組みに役立てていこうという目的を持ったイベントとなっている。会場にはあらゆる場所にブースやセミナー会場が用意され、来場者は思い思いに目的のエリアへ足を運んでいた。

会場の一角に設けられたHPブース
会場の一角に設けられたHPブース

「ご来場いただいているのが教育委員会や先生方ということもあって、みなさんCopilot+ PCにご興味があるようです。ご説明申し上げるとみなさま真剣に聞いてくださるのが印象的でした」と語るのは、ブースの説明をしてくれた田中氏だ。

エンタープライズ営業統括 パブリックセクター DX 推進営業部 アカウントマネージャー 田中 一義氏
エンタープライズ営業統括 パブリックセクター DX 推進営業部 アカウントマネージャー 田中 一義氏

ブースには、教員向けとして最新のCopilot+ PC「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」や「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」が展示されていた。「モビリティ性能を極め、HP eSIM Connectにも対応するインテルプロセッサー版のX G1iと、AI処理では現時点で最高スペックとなる55TOPSを実現したAMDプロセッサー版のX G1aが選択肢になると思います。生成AIは教育分野においてもいずれ必ず使われるテクノロジーですので、早いうちから慣れ親しんでおくとよいと思います」と田中氏。

この日は実際に両モデルでAI機能のデモンストレーションができるとあって、来場者は興味を持って実機に触れていたのだという。例えばHP EliteBook X G1i 14 AI PCのWebカメラには、話者の動きをAIが検知し、体が移動するとカメラが追従する「Poly Camera Pro」が搭載されているが、これを実演するとしきりに感心していたのだという。

左がインテルプロセッサー版のX G1i、右がAMDプロセッサー版のX G1a。両機を実際に触れながらAI機能を試せるとあって、当日は来場者が盛んに手に取っていた
左がインテルプロセッサー版のX G1i、右がAMDプロセッサー版のX G1a。両機を実際に触れながらAI機能を試せるとあって、当日は来場者が盛んに手に取っていた

「こうした機能はリモート授業や先生方の地域連携を強化するWebミーティングなどに効果的ですが、NPUを利用するので以前のモデルと比較してバッテリーの消耗を低減できます。Windows 11 Proにも様々なAI機能がすでに実装されていますが、そうした機能をフル活用するのにやはりNPUでも演算処理ができるCopilot+ PCは最適だといえますね」と田中氏は説明する。イベント会場の中でも生成AIを活用したソリューションやワークショップも多く、教育関係者の中でも期待の大きさが分かる情勢だった。

HP eSIM Connect対応モデルに注目が集まる

Copilot+ PCと並んで来場者の興味を引いていたのはやはり2ndGIGA向けの端末の「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook」、「HP Pro x360 Fortis G11 Notebook PC」の両モデルだ。

画面手前の黒い筐体3台  が2ndGIGA向け端末
画面手前の黒い筐体3台 が2ndGIGA向け端末

「2nd GIGAに向けて我々がこだわり抜いたChromebookとWindows PCは、高い堅牢性とデザインが現場の先生方に高評価いただいております。しかし、今回の展示会で一番ご質問いただいたのは『HP eSIM Connect』対応のGIGA向け端末でした。」と説明する田中氏。

『HP eSIM Connect』対応のGIGA向け端末とは、追加料金なしで5年間のデータ通信が使い放題となるモデルを指している。どんな場所にいてもauのLTE通信回線を使ってインターネットに接続できるのが特長なのだ。

『HP eSIM Connect』に対応したGIGA端末はいつでもどこでもインターネットに接続できる利便性の高さで注目を浴びていた
『HP eSIM Connect』に対応したGIGA端末はいつでもどこでもインターネットに接続できる利便性の高さで注目を浴びていた

「『HP eSIM Connect』対応のGIGA端末は、自宅で一人で勉強するだけでなく、友人と勉強するという利用シーンでも活躍します。自宅だけでなく、友人宅や学校、図書館などWi-Fi環境に縛られることなくいつでもインターネットに繋がることができ、幅広い学習シーンを支えます」と説明する田中氏。それだけでなく、山間部や離島など、ネットワークインフラが整っていない地域と都会の間における通信格差を排除するという意味でも、使い放題プランが組み込まれるHP eSIM Connect対応モデルは最適な選択肢となるのだ。

「そのほか、先生方に関しても違う学校で研修を受けたりすることがあると思いますが、独自のファイアウォール設定などによりWi-Fiが認証されないケースも多いのだといいます。出先でネットワークに繋がらないと不便を感じることも多いと思うのですが、HP eSIM Connect対応モデルをお持ちでしたら、簡単に解決できます」と田中氏は言葉を続ける。

こうしたケースは学校内でも起こりがちだ。例えば体育館ではWi-Fiが使えない、あるいは理科室が繋がりにくいといった、特定の場所のネットワーク回線の通りづらさに悩んでいる学校も多いだろう。そういったケースでもauのLTE回線は比較的安定しているので解決策として使える可能性は高いといえる。

「HPとしてもHP eSIM Connectの有用性を証明するために沖縄県にある離島の伊平屋島の中学校を舞台にPoC(実証実験)を行いました。そこでの結果はとても良好で、大きな効果としては、どこにいてもインターネット環境に繋がることができるので、以前は個人的に自主性に任せていた自学自習を積極的にやってくる生徒が増えたそうです。先生方も生徒たちの自主性が上がったことを非常に喜んでいるということでした。この事例は日本HPのWebページなどでも確認できるのでぜひご一読ください」と田中氏はいう。

伊平屋島でのPoCの様子を伝える記事はこちら(https://jp.ext.hp.com/techdevice/education/iheyajima/)
伊平屋島でのPoCの様子を伝える記事はこちら
https://jp.ext.hp.com/techdevice/education/iheyajima/

その他、2nd GIGA向け端末では、やはりスペックが向上している点でも注目を浴びていた。すべてのデバイスで1stGIGA端末世代からプロセッサーがパワーアップしており、起動時間やアプリケーション操作時のレスポンスが大きく向上しているほか、感圧式のタッチペンは使いやすさの評判では必ず上位に入ってくるほどだ。

「タッチペンについては、紛失しづらいようにキーボード上に内蔵できるスペースがあり、マグネットで本体にくっつくので落ちにくくなっています。充電も15秒で完了し、それでいて45分使えるため電池切れの心配もありません。実際に使用していただいた来場者の方からも『使いやすい』と好評です。また、そうした使いやすさのほかにも頑丈さで評価してくださる教員の方も大勢おられます。生徒さんが日々使用するなかで意図せず落としたり想定外の使い方を試したりされることもありますので、重要な観点かと思います」と田中氏は説明してくれた。

タッチペンの収納スペースが用意されているので、失くしづらく、充電もできるので使いやすいと評判だ
タッチペンの収納スペースが用意されているので、失くしづらく、充電もできるので使いやすいと評判だ

まとめ

記事中でも触れたが、関連ブースやセミナーも多く、教育の世界にもAIの波が確実に来ていることがわかるイベントだった。AIを使いこなすためのスペック的な知識や、生成AIサービスへ向けてのプロンプト(質問)の投げかけ方など、今すぐにでも慣れておきたい操作はいくらでもある。HPなら、AI活用に最適なCopilot+ PCが豊富にラインアップしているので、必要としているモデルが必ず見つかるはずだ。

また、HP eSIM Connectは利用してはじめてその利便性の高さを痛感する部分もあるので、ぜひこの快適さも体感していただきたい。スマートフォンを扱うように、手軽にどこでもPCを開く習慣がつくので、子どもたちがICTデバイスを使いこなすための手助けになるはずだ。

HPの各ソリューションに触れる機会はたくさんあるので、地域でイベントが開催される際にはぜひ足を運んでいただきたい。

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