通常のシャットダウンと完全シャットダウンの違い

2025-08-01

通常のシャットダウンと完全シャットダウンの違い
通常のシャットダウンと完全シャットダウンの違い

Windows 11 のパソコンを使っていて、調子が悪いとお悩みではないですか?もしかしたら、シャットダウンのやり方が関係しているかもしれません。

Windows 11 にはシャットダウンのほかに、完全シャットダウンという機能があります。
今回はこの2種類のシャットダウンの違いやメリット・デメリット、手順についてわかりやすく解説します。

Windows 11 には、いわゆる通常のシャットダウンと完全シャットダウンの2つがあります。シャットダウンと完全シャットダウンは何が違うのでしょうか。

1-1.シャットダウン

Windows 11 のシャットダウンとは、USB機器などに通電したまま、Windows を終了している状態を指します。完全に電源が落ちているわけではなく、パソコンの操作状況が保持されています。

この操作状況の保持は、高速にスタートアップすることを目的としており、Windows 8 から導入されています。

1-2.完全シャットダウン

高速スタートアップを目的としたシャットダウンに対し、完全シャットダウンはUSB機器なども含めて、電源を完全に落としている状態です。そのため、操作状況は保持されません。

Windows 7 以前は、シャットダウンというとこの完全シャットダウンのことを指していました。

Windows 11 には、シャットダウンと完全シャットダウンの2種類がありますが、これらの2種類のシャットダウンにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

【シャットダウン】

メリット 完全シャットダウンに比べると、起動が速い
デメリット 不具合の原因になることがある

【完全シャットダウン】

メリット
  • 不具合をあらかじめ回避する
  • 完全シャットダウンをすることで不具合が解消される可能性がある
デメリット シャットダウンと比べると、起動が遅い

それでは、いつシャットダウンと完全シャットダウンを使えばよいのでしょうか。Windows 11 のシャットダウンと完全シャットダウンはそれぞれ次の場合に使います。

【シャットダウン】

  • PCを早く使いたいとき

【完全シャットダウン】

  • 周辺機器を導入するとき
  • PCの調子がよくないとき
  • しばらくPCを使用しないとき
  • トラブルをあらかじめ避けたいとき

「再起動」と「シャットダウンをしてそのあと電源を入れること」は違います。それでは、どのような違いがあるのでしょうか。

再起動は、PCを完全シャットダウンした上で起動することです。再起動では完全に電源が落ちるため、周辺機器の情報を初期化する効果があります。

これに対して、シャットダウンしてから電源を入れる操作は、高速スタートアップ機能が働いて、周辺機器の情報が保持されたまま起動します。

このことから、何か問題が起きたときは、シャットダウンして電源を入れるのではなく、再起動をしてください。

それでは、どのようにすれば完全シャットダウンすることができるのでしょうか。ここでは、以下の4つの方法について順番にお伝えしていきます。

  • 簡単に完全シャットダウンする方法
  • 常時、完全シャットダウンにする方法
  • コマンドプロンプトで完全シャットダウンする方法

では、それぞれの手順について見ていきましょう。

5-1.簡単に完全シャットダウンする方法

設定を変えず、簡単に完全シャットダウンする方法は以下の通りです。

  1. 画面左下の 「Windows マーク」をクリック
  2. 「電源マーク」をクリック
  3. キーボードのシフトキーを押しながら、「シャットダウン」を選択

5-2.常時、完全シャットダウンにする方法

シャットダウンを選択するだけで毎回、完全シャットダウンを行う方法は以下の通りです。

  1. 画面左下の「Windowsマーク」を右クリック
  2. 「設定」をクリックし、サイドバーにある「システム」から「電源とバッテリー」を選択
  3. 「電源モード」から「電源の追加設定」をクリック
  4. 電源オプションウィンドウが開くので、「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
  5. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
  6. 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
  7. 「変更の保存」をクリック

5-3.コマンドプロンプトで完全シャットダウンする方法

コマンドプロンプトから完全シャットダウンを実行するには、管理者権限として実行する必要があります。

  1. 画面左下の「Windows マーク」を右クリック
  2. メニュー内にある「ターミナル(管理者)」をクリック※ユーザアクセス制限のメッセージが出る場合は許可
  3. コマンドプロンプト上で、「shutdown /s /f /t 0」 と入力すると、完全シャットダウンが始まる

今回は Windows 11 のシャットダウンについてお伝えしました。

通常のシャットダウンでは、周辺機器の情報などをハードディスクに格納し、完全シャットダウンではこの格納を行わずに、電源が完全に落ちます。完全シャットダウンをすると、パソコンの起動は通常のシャットダウンよりは遅くなるものの、トラブルの可能性を避けられます。

状況に合わせて、シャットダウンと完全シャットダウンを使い分けましょう。

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