2019.05.26
PCを操作していると様々な場面でビューアソフト(画像の管理や編集ができるソフト)を利用しますよね。Windows には「フォトビューアー」という、使いやすくて好評のビューアソフトが搭載されています。
Windows 10 では、この画像ビューアーが「フォト」に替わっており、Windows 7 や Windows 8.1 で使っていた「フォトビューアー」が無くなっているように見えます。しかし実際は、「フォトビューアー」はWindows 10 でもデフォルトのソフトとしてインストールされていて使用することができます。
そこで、この記事では、使い慣れた「フォトビューアー」を Windows 10 でも使う方法をお伝えします。
Windows 10 を導入したパソコンで画像ファイルを開こうとしたら、使い慣れた「フォトビューアー」ではなく「フォト」というアプリで画像が開いたことはありませんか?
「フォトビューアー」は、Windows 7 や Windows 8.1 で利用できたビューアソフトです。しかし、Windows 10 では「フォト」が画像ファイルを開く際の既定のアプリとなっています。また、「フォト」は、「フォトビューアー」とはかなり使い勝手が違うため、使いづらいと思う方も多いかもしれません。
そこで、以下ではWindows 10 でも「フォトビューアー」を使えるように、Windows のレジストリを設定する手順と既定のアプリに設定する方法を説明していきます。
ただし、Windows 7 または Windows 8.1 から Windows 10 へアップグレードした方は、レジストリを設定する必要はありません。アップグレードをしたWindows 10 を利用の方は、「2. Windows 10 で「フォトビューアー」を使う方法」は飛ばし、「3.既定のアプリに設定する方法」のみ実施することで利用できるようになります。
アップグレードではなく、Windows 10 を新たに導入したパソコンで「フォトビューアー」を利用するには、Windows の設定情報のデータベースであるレジストリを書き換える必要があります。しかし、レジストリを書き換える方法は煩雑で Windows 10 のシステムに障害を与える可能性があるので、ここではフリーソフトを利用した方法を説明します。
1.まず、以下のサイト等で「Restore Windows Photo Viewer to Windows 10 」をダウンロードします。
https://www.gigafree.net/tool/view/Restore-Windows-Photo-Viewer-to-Windows10.html
2.ダウンロードしたファイルを実行すると、セットアップウィザード が起動しますので、メッセージに従ってインストールします。
3.インストールが完了すると、「Restore Windows Photo Viewer」が自動的に起動します。
4.開いたウィンドウ 中段の「Photo & Picture File Type」にチェックを入れ、「フォトビューアー 」で開く画像フォーマットを選択します。
5.続いて、その下の「Apply to Users」で、「フォトビューアー」を利用するユーザを、現在のユーザだけにするか、全てのユーザにするか選択します。
6.設定を終えたら、ウィンドウ下の「Restore Windows Photo Viewer」をクリックすれば完了です。
7.成功を伝えるダイアログが表示されますので、「OK」ボタンをクリックすれば完了です。
なお、「Restore Windows Photo Viewer」を終了させるときに、他のソフトのインストールを促すダイアログが表示されますので、「いいえ」をクリックしてください。
以上で、「フォトビューアー」を利用するための準備が整いましたので、続いて、既定のアプリに設定する方法を説明します。
「フォトビューアー」は、以下の手順で既定のアプリに設定することができます。
1.スタートメニューから「設定」を開く
2.「Windows の設定」で「アプリ」を選択
3.「アプリと機能」へ移るので、ウィンドウ左の「既定のアプリ」を選択
4.「既定のアプリ」のウィンドウ右にある「フォトビューアー」をクリック
5.「フォトビューアー」として使用できるアプリが一覧されるので「Windows フォトビューアー」を選択
以上で、「フォトビューアー」を既定のアプリに設定、つまり、画像ファイルをダブルクリックすることで「フォトビューアー」が開くようになります。
PCを使って仕事をしていると、多くの場面でビューアソフトを使いますよね。このことからも、使い慣れたビューアソフトを使いたいところです。
その点、今回お伝えした「フォトビューアー」は、機能は少ないものの非常に使いやすいため、これまで使用していたユーザは戻したほうが作業効率がアップするのではないでしょうか。
ただし、アップデートの度に既定のアプリが「フォト」に戻ってしまうことがあるので、そのときには、再び「フォトビューアー」を既定のアプリに設定する必要があるので注意してください。