Windows 11:仮想デスクトップを使いこなして作業効率を向上

2025-08-01

仮想デスクトップを使いこなして作業効率を向上
仮想デスクトップを使いこなして作業効率を向上

Windows 10 から搭載された「仮想デスクトップ」は、MacやLinuxではお馴染みの機能です。複数の作業を並行して行ったり、多くの資料を閲覧しながら作業したりする時に、非常に便利に活用できます。

この記事では、Windows 11 の仮想デスクトップについて解説し、その便利な使い方を紹介していきます。

そもそもデスクトップとは、パソコン画面のタスクバーを除いた領域、つまり Windows での作業領域のことを指します。

デスクトップは通常、1つしかないように見えますが、実は仮想的に複数作成し切り替えられます。この機能が仮想デスクトップです。

一度に複数のアプリを利用するときに仮想デスクトップは有効です。

資料を閲覧しながら書類を作成する時や作業中にプロジェクトの進捗状況を報告するように言われた時など、活用するシーンは様々です。

例えば1枚目のデスクトップでは左に資料、右に文書作成ソフトを配置。

2枚目のデスクトップでは左にウェブブラウザ、右に同一の文書作成ソフトを配置します。仮想デスクトップでは、このように1つのPC上で複数のデスクトップを使って作業を行うこともできます。

今までは別の作業をしたいときに今見ている画面を最小化・最大化してから別の作業に移っていた方、ウェブブラウザを複数開きすぎて見たかったページがどれか分からなくなってしまっていた方も、仮想デスクトップをうまく活用すれば快適に作業を進められます。

では、具体的な仮想デスクトップの操作方法について見てみましょう。

仮想デスクトップの追加・切り替え・削除方法について、さらには現在使用しているアプリケーションを一覧で表示させるタスクビューについて解説します。

3-1.【仮想デスクトップの追加】[Windows]+[Ctrl]+[D]キー

仮想デスクトップは、「[Windows]+[Ctrl]+[D]」キーを同時に押すことで追加できます。このとき、追加された新しいデスクトップに切り替わるので、そのまま作業を開始できます。

また、タスクビューから追加する方法もあります。PCの画面下部のタスクバーにあるタスクビューアイコンをクリックするか、[Windows]+[Tab]キーを同時に押してタスクビューを開きます。画面下部にある「+ 新しいデスクトップ」をクリックします。

【仮想デスクトップの追加】[Windows]+[Ctrl]+[D]キー
【仮想デスクトップの追加】[Windows]+[Ctrl]+[D]キー

3-2.【デスクトップの切り替え】[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]キー

デスクトップを切り替えるときは、「[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]」キーを同時に押します。

仮想デスクトップは、デスクトップ画面の右に追加されると考えると扱い易いでしょう。なぜなら元のデスクトップには「[Windows]+[Ctrl]+[←]」キーで切り替わり、追加した仮想デスクトップには「[Windows]+[Ctrl]+[→]」キーで切り替わるからです。

タスクビューから切り替える場合は、タスクビューを開き、移動したいデスクトップのサムネイルをクリックしましょう。

【デスクトップの切り替え】[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]キー
【デスクトップの切り替え】[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]キー

3-3.【仮想デスクトップの削除】[Windows]+[Ctrl]+[F4]キー

仮想デスクトップは、「[Windows]+[Ctrl]+[F4]」キーを同時に押すことで削除できます。ただし、このとき仮想デスクトップは2枚目から、つまり左にあるものから削除されます。その仮想デスクトップで開いていたウィンドウは元のデスクトップに移ります。

タスクビューから削除する場合は、タスクビューを開き、削除したいデスクトップのサムネイルにマウスカーソルを合わせた際に表示される「×」をクリックします。

【デスクトップの切り替え】[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]キー
【デスクトップの切り替え】[Windows]+[Ctrl]+[→] or [←]キー

3-4.タスクビューを使った仮想デスクトップの便利な操作

仮想デスクトップは、ショートカットキーでの操作が素早くできる一方で、タスクビューを使うとウィンドウの視覚的な管理ができます。

現在開いているウィンドウの一覧だけでなく、デスクトップの一覧も表示され、ここからどのウィンドウやデスクトップをアクティブにするかなどの操作を行えます。これにより、複数のデスクトップやウィンドウを俯瞰し、直感的に操作することが可能です。

さらに、タスクビューで表示されたウィンドウを右クリックすることで、ウィンドウを異なるデスクトップに移動させたり、そのウィンドウを全てのデスクトップに表示させたりすることができるようになります。

この操作によって、「複数の資料を閲覧しながら作業をするときに使う」で説明したように同一の文書作成ソフトを複数のデスクトップに表示させることが可能です。

仮想デスクトップは、削除しない限りはシャットダウンや再起動を行っても維持されます。

この機能はアプリやウィンドウを開いたままシャットダウンや再起動を行い、次回起動時もそのまま作業を続けたいユーザーのための機能です。しかしアプリによってはこの自動起動する機能に対応していないことがあるので注意が必要です。

仮想デスクトップは便利な機能ですが、使い方によってはかえって作業効率を下げてしまうことがあります。

まず、複数のデスクトップを頻繁に切り替えることは、ディスプレイを複数利用するよりも手間がかかる場合があります。仮想デスクトップを追加しすぎると、PCの処理に負荷がかかり、動作が重くなるリスクもあるでしょう。

また、スムーズな操作にはショートカットキーを覚えることが不可欠であり、慣れが必要です。さらに、マルチディスプレイ環境では、ウィンドウの移動や配置が複雑になり、想定外の挙動になることもあるため注意しましょう。

仮想デスクトップは、複数の作業を並行して行ったり、たくさんの資料を参考にして作業したりするなど、複合的な仕事を効率的に行う上で便利な機能です。この記事での解説を参考に仮想デスクトップを使いこなし仕事のクオリティや作業効率をアップさせましょう。

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