パソコンの起動が遅い原因は?
2025-08-01

Windows 10 / 11 の起動が遅い!症状別の原因と解決策を徹底解説
使い始めた当初は快適に動いていたパソコンも、長く使ううちに起動時間が遅くなり、イライラすることが増えていませんか?起動に時間がかかると、仕事や作業の生産性を大きく下げてしまう要因となります。
この記事では、パソコンの起動が遅くなる原因を「症状別」に分類し、Windows 11 と Windows 10 の両方に対応した具体的な解決策をご紹介します。OSの再インストールや買い替えの前に、ぜひ一度お試しください。
1.【症状別】パソコンが遅くなる原因と対処法
パソコンが遅いと感じるタイミングは、人によって様々です。ご自身の状況に最も近い症状から、原因と対処法を確認していきましょう。
1-1.電源を入れてから、Windows のロゴが表示されるまでが遅い
この段階で時間がかかる場合、Windows 自体ではなく、パソコンのハードウェアやそれを管理する「BIOS/UEFI」に問題がある可能性が考えられます。
【不要な周辺機器が接続されている】
原因 | USBメモリや外付けハードディスク、プリンターなどの周辺機器が接続されていると、パソコンがそれらを認識しようとして起動に時間がかかることがあります。 |
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対処法 |
※これで改善する場合は、特定の周辺機器が原因である可能性が考えられる |
【BIOS/UEFIの設定が最適ではない】
原因2 | BIOS/UEFIは、OSが起動する前にハードウェアを制御するシステムであり、ここの起動順序の設定が最適でない場合、遅延の原因となる |
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対処法 |
※設定変更は慎重に行う必要があるため、自信がない場合は、PCの取扱説明書を参照したり、詳しい人に相談したりすることが大切 |
【ストレージ(HDD/SSD)の不具合】
原因3 | OSがインストールされているハードディスク(HDD)やSSDに物理的な問題が発生していると、データの読み込みに時間がかかり、起動が大幅に遅れる |
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対処法 |
※エラーが多数見つかる場合は、ストレージの交換を検討する必要がある |
1-2. Windows のロゴはすぐに出るが、デスクトップ画面までが遅い
Windows の読み込みは始まっているものの、デスクトップが使えるようになるまで時間がかかる場合は、OSの設定やインストールされているソフトウェアが影響している可能性が考えられます。
【スタートアップアプリが多すぎる】
原因1 | パソコンの起動と同時に自動で起動する「スタートアップアプリ」が多いと、その分リソースを消費し、デスクトップの表示が遅くなる |
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対処法 |
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【バックグラウンドアプリがリソースを消費している】
原因2 | 裏側で動作している「バックグラウンドアプリ」は、使用していなくてもシステムのパフォーマンスに影響を与える |
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対処法 | 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から、不要なアプリを見つけてアンインストールする |
【一時ファイルやキャッシュが溜まっている】
原因3 | システムやブラウザが生成する一時ファイル(キャッシュ)が溜まりすぎると、ストレージを圧迫し、動作を遅くする原因になる |
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対処法 | 「設定」→「システム」→「記憶域」を開き、「ストレージセンサー」をオンにするか、「クリーンアップ対象候補」から不要な一時ファイルを削除する
※Windows 10 では、検索バーで「ディスク クリーンアップ」と検索して実行する |
2.それでもパソコンの起動が遅かったら
上記の対処法を試しても改善しない場合は、以下のように、より根本的な解決策を検討しましょう。
システムの復元 |
※復元ポイントが作成されている必要がある |
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ハードウェアのアップグレード | OSをHDDにインストールしている場合は、SSDに換装するだけで、起動速度が劇的に改善される |
OSの再インストール(クリーンインストール) |
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これらの手順を試すことで、パソコンのパフォーマンスは大きく改善されるはずです。快適なPC環境を取り戻し、作業効率をアップさせましょう。
3.起動は正常だが、特定の操作をすると重くなる場合の対処法
特定の操作を行ったときにだけ動作が重くなる場合は、スペック不足やそのアプリ自体に原因があると考えられます。
【メモリ(RAM)やCPUのスペック不足】
原因1 | 動画編集ソフトや最新のゲームなど、高い処理能力を要求するアプリを使用する際に、パソコンのスペックが足りていないケース |
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対処法 |
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【ストレージの空き容量不足】
原因1 | Cドライブの空き容量が極端に少ないと、システム全体のパフォーマンスが低下し、特に大きなデータを扱うアプリの動作が不安定になる |
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対処法 | 前述の「ディスク クリーンアップ」や「ストレージセンサー」を活用して、不要なファイルを削除し、最低でも全体の15%程度の空き容量を確保する |
4.PCをスムーズに起動して、快適な作業を!
いかがでしたでしょうか。
今回はWindows 10 / 11 の起動が遅い場合の対処法をご紹介しました。どれも初心者でもできる簡単な方法ばかりですが、一連の作業をおこなうだけでも一定の効果が期待できます。
パソコンの起動時間が遅くてお悩みの方は、各項目を試して快適なパソコン環境を手に入れましょう。
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