2019.04.03
Windows 10 のスタートメニューには、Windows 8 に続き「ライブタイル」と呼ばれるタイル状に並べられたコンテンツが表示されます。この部分、実はカスタマイズできることをご存知でしたか?
今回はWindows 10 をさらに快適に使えるように、スタートメニューのカスタマイズ方法についてご紹介します。
まず、「スタートメニュー」とはどこを指すかを確認しておきましょう。
デスクトップ左下にある「Windows」ロゴをクリックすると、アプリ一覧や四角いタイルなどが表示されます。この画面が「スタートメニュー」です。
まずはスタートメニューの右側の、四角い「タイル」の部分をカスタマイズする方法についてご紹介します。
頻繁に使うアプリは、タイルに追加しておくと便利です。タイルに追加することを、「ピン留め」といいます。
左側の縦に並んだアプリ一覧から該当アプリの名前の部分を右クリックします。
すると横にメニューが表示されるので、「スタート画面にピン留めする」を選びます。
ピン留めを外すには、アプリのタイルを右クリックし、「スタートからピン留めを外す」を選択します。
タイルのサイズや形を、自分好みにカスタマイズすることも可能です。
タイルを右クリックすると出てくるメニューから「サイズ変更」をクリックし、
サイズ候補「小」「中」「横長」「大」の中から選択します。
最新ニュースや天気、風景動画など、動きのあるタイルがありますが、このようなタイルを「ライブタイル」といいます。
このライブタイルのON/OFFの切り替え方法をご紹介します。
まず、該当アプリのタイルを右クリックし、表示メニューの中から、「その他」→「ライブ タイルをオン(またはオフ)にする」の順で選択します。
タイルをグループ分けしてわかりやすく整理したり、グループ名を変更することもできます。タイルの一群の上部に、「予定と近況」などの表示がされていますが、これがグループ名です。
グループ名を変更したい場合は、このグループ名の部分をクリックします。
すると文字の背景が白くなり、文字入力ができるようになります。
変更したい文字を入力し、Enterキーを押すか白い部分以外をクリックすると、グループ名の変更終了です。
新しいグループを作る場合は、そのグループに入れたいアプリのタイルをドラッグし、グループ名のところまで持っていきます。するとグループ名の背景の色が変わりますので、ドロップしましょう。これで新しいグループが作られましたので、「グループに名前を付ける」の部分をクリックして、新しいグループの名前を入力します。
タイル部分だけでなく、スタートメニュー全体の大きさを変更する方法もご説明します。
Windows ロゴをクリックし、スタートメニューを表示します。
スタートメニューの上端部分にマウスポインターを合わせると、上下の矢印のマウスポインターになります。
この状態でドラッグして上下に移動し、ドロップします。
また、左右のサイズも、右端にマウスポインターを合わせると同様に変更可能です。
スタートメニューの左端には、ショートカットアイコンが縦に並んでいます。
ここには「設定」や「ドキュメント」フォルダなどへの、ショートカットが設定されています。
こちらに表示するフォルダを選択する方法を2通りご紹介します。
まず1つ目は、「個人用設定」画面からの方法です。
モニター左下、Windowsロゴをクリックしてスタートメニューを表示します。
左端のショートカットアイコンのうち、「設定」を選びます。
すると「Windows の設定」画面が現れますので、「個人用設定」をクリックしてください。
「個人用設定画面」が表示されたら、左側から「スタート」をクリックします。
表示された「スタート」の設定画面で、中央下にある「スタートに表示するフォルダを選ぶ」をクリックします。「スタートに表示するフォルダを選ぶ」設定画面が開いたら、表示可能なフォルダの一覧が出てきますので、表示したい・したくないフォルダのON/OFFを切り替えてください。
2つ目の方法として、ショートカットアイコンを右クリックする方法もあります。
ショートカットアイコンの、いずれか一つ(ただし「電源」は除く)を右クリックし、表示メニューから「この一覧のパーソナル設定を行う」をクリックしてください。
すると、上記と同様、「スタートに表示するフォルダを選ぶ」画面に移ります。
スタートメニュー左端の「設定」>「個人用設定」>「スタート」の順でクリックしていくと、「スタート」画面が開きます。
この画面では、以下のようなスタートメニューのカスタマイズが可能です。
「スタートのタイル表示数を増やす」
「スタートニューにアプリの一覧を表示する」
「最近追加したアプリを表示する」
「よく使うアプリを表示する」
「ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する」
「全画面表示のスタートメニューを使う」
「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプ リストに最近開いた項目を表示する」
「スタートに表示するフォルダを選ぶ」
スタートメニューの設定情報は、ユーザーごとに異なる個人設定と、全ユーザーで共通する設定との2種類あり、それぞれ違うパスに保存されています。
全ユーザー共通のスタートメニューの保存先フォルダの場所
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
個別ユーザーのスタートメニューの保存先フォルダの場所
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
以上、Windows 10 のスタートメニューのカスタマイズ方法をご紹介しました。
スタートメニューはよく使われる場所ですから、自分好みに設定しておくと便利です。うまく使いこなして、快適なWindows 10 ライフを!