コロナ禍でのマーケティングはすでにデジタルが中心になった。同時に、デジタルの世界だけで豊かな顧客体験は設計できないことを多くのマーケターたちが気づき始めている。リアルの店舗や消費者の手に届く「モノ」を顧客体験である「コト」の中でどう位置付け、それらの製造の一部を担う印刷会社やパッケージコンバーターにブランドオーナーは何を期待しはじめているのか?常に最新のテクノロジーを活用しながらブランドオーナーに寄り添うパッケージコンバーターは今、何を考えどんな変化をとげようとしているのか?
ブランドオーナーとパッケージコンバーターをゲストに迎え、ラベル & パッケージの未来を考える90分。
第一部では、サッポロビール株式会社より福吉様(コミュニケーション開発部 メディア統括グループ)をゲストに迎え、コロナがもたらした消費者・生活者の変化と、サッポロビールにおけるビジネスの変化についてうかがい、ブランドオーナーの視点から印刷会社・パッケージコンバーターへの期待値を探ります。また、オリジナルラベルのビールをつくるサービスとして展開中の「フォトビー」についても、ブランドマネージャーに詳しく話を聞きます。
第二部では、大手ラベルコンバーターの株式会社トッパンインフォメディアより、田島様(技術本部 第二技術部 部長)、柿沼様(技術・開発企画部 企画チーム 係長)をゲストに迎え、商品パッケージの製造の一部を担うコンバーターの視点からお話しをうかがいます。2019年に導入されたHP Indigo 6900デジタル印刷機のリアルな活用方法や、デジタルの特性を活かした活用事例、今後の戦略についても踏み込んで聞いていきます。
パッケージの話だけではなく、販促やマーケティングの観点から印刷物についても話題が及びますので、ラベル・パッケージコンバーターのみならず印刷会社の皆様にとっても有意義な内容になることは間違いありません。これからのビジネスを考える上でのヒントがここに必ずあります、ぜひご参加ください。
タイトル
商品パッケージ新時代!ラベル & パッケージの未来を考える
開催日時
2021年3月18日(木)
(午前の部)10:00-11:35
(午後の部)16:00-17:35
※内容は午前の部・午後の部共に同じです
こんな方におすすめ
視聴申込み締切
2021年3月17日(水)17:00
開催方法
視聴用URLにアクセスしオンラインにて視聴ください
タイトル
- サッポロビールご担当者さまと考える、これからのパッケージとは? -
ゲスト
サッポロビール株式会社
モデレーター
株式会社 日本HP 甲斐博一
タイトル
-トッパンインフォメディアに聞く、デジタル印刷を活用した取り組みの全貌-
ゲスト
株式会社トッパンインフォメディア
モデレーター
株式会社 日本HP 西分 美喜
Q:デジタル印刷(後加工工程含む)の内製化可能性についてどうお考えでしょうか?
A:内製化の利点としては、自社の取り組みをスピード感をもって反映できるという点では利点があると言えます。
しかしながら、内製化をしてしまうと
・変更を加える際に、全て自社でコストを賄う事になる
・包材を変更したときに、結果として活用できない固定資産となるリスクがある
・事業規模を変更する際に柔軟に対応できない
など複数のマイナス要因が想定されます。
その点で、私としては内製化については相当な規模感がない限りペイ出来ないだろうなと感じています。
Q:環境問題を突き詰めていった時に瓶のラベルをなくしたり、缶への印刷を失くす選択肢も出てくるかと思いますが、現在そのような施策をお考えでしょうか。
A:我々は、アルコールメーカーです。
アルコールメーカーにおいて、度数などの表示は必須となるため、表示のないお酒という選択については今のところ考えて居ません。
また、我々があつかっている商品は嗜好品です。
SDGsについては、「他がやっているから」という流れで色々追随する流れがありますが、本質的には通常の活動の中で出来ることを整理して結果を出すことが本来あるべき姿だと思っています。
その視点で、我々は持続可能な社会への貢献という意味合いで農業と向き合うなどの活動を実施しています。
こと、我々の業界においては「パッケージをなくす」という事は起きづらいのではないかと感じています。
Q:2台目を入れた要因とは?
A:開発機として某デジタル印刷機を導入し、これまで経験を積んできました。その設備も現在は生産機として稼働しているが、デジタル印刷機の技術進歩とデジタル化の流れを受けて更なる生産増強と付加価値の高い製品の受注拡大を目的とし追加導入いたしました。
Q:今後のラベル業界はどうなっていくのか、方向性を聞けたらと思います。
A:デジタル化の流れが更に進み、環境対応も進むと考えます。
1972年北九州市生まれ。多摩美術大学卒。国内酒類メーカーから外資メーカーを経て、2014年サッポロビール株式会社に入社。SE的な仕事をしていた事もあり、小学校時代からパソコンに触れる日常を過ごしていました。Z80と言う16進数の文字の羅列で音楽を作ってみたり、ドット絵を作成して動かしてみたり。時は過ぎ、1994年にNetscape Navigatorと言う今のFire Foxの前身となるブラウザーを手に入れ従量課金制の物凄い通信費に圧迫されながらインターネットの世界にダイブ。所謂GEEKです。
1992年神奈川県横浜市生まれ。横浜市立大学卒。2015年にサッポロビール株式会社に入社。入社から2年半、西東京エリアを中心に家庭用営業を担当し、2017年9月より自社ECサイト(フォトビー・KANPAI+)の運営・マーケティングを担当。趣味はジムワークとラグビー。“肉体派マーケター”を目指し、日夜トレーニングに励んでいます。
入社後、長くオフセット印刷に関わってきました。その後、生産技術・製品設計を担当。現在はラベル印刷の技術系全般を担当しております。デジタル印刷機導入を機に社内生産ワークフロー、生産工程自体の改革に注力しています。
2006年 旧トッパンレーベル入社。販売促進、営業、開発販促を経験し、現在は企画チームに所属。シールラベル関連の新製品・新サービス企画・開発を担当。営業時代にデジタル印刷と出会い、デジタル印刷の魅力に取りつかれ、社内外でのバイアブルプリントやパーソナライズプリントの実績を作る。更なる可能性を追求すべく、現在はデジタル印刷とDXを融合させた新しいソリューションの企画・開発・販売に日々挑戦中。
IT業界においてマーケティング職20年。B2C、B2Bそれぞれの特徴を活かす独自のマーケティング施策を実施。途中eコマースビジネスの立ち上げにより、本格的なデジタルマーケティングを経験。以降、ブランド開発からコンバージョンまでフルファネル設計と段階ごとのクリエイティブ開発、評価を得意とする。現在はこれまでに得た知見をもとに、アフターデジタルにおける体験の時代における付加価値創造マーケティングを追求中。AIのマーケティング活用や産学連携の活用法にも取り組む。
日本ヒューレット・パッカード(株)へ入社後、パートナー営業部門にて営業とチャネルマーケティングを担当し、販売パートナー向けのプログラム設計を手掛ける。2014年より産業用印刷機のマーケティングを担当し、大判プリンターとデジタル印刷機両方の事業に携わる。現在は印刷業界のDX啓もうとともに自社のマーケティングDXも推進し、マーケティングオートメーションの活用と効果的なファネル設計、顧客とのデジタル接点の強化に取り組んでいる。