【導入事例・福岡県北九州市教育委員会】デジタル教育を強力にけん引する環境づくりにHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookを採用

北九州市教育委員会 GIGA第2期向け端末導入事例

2025-12-08

デジタル教育を強力にけん引する環境づくりにHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookを採用
デジタル教育を強力にけん引する環境づくりにHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookを採用

GIGAスクール構想も第2期を迎え、各自治体は最新の対応端末への刷新を順次進めている。GIGA第1期での成果や課題を受け、各自治体や学校は、それぞれの目指す理想のICT教育の実現へ向け、GIGA第2期用の端末を選出。各PCベンダーがそれぞれ準備した専用端末から、最適なモデルを選ぶに至っている。今回は、HP製品による大規模導入を実現した北九州市教育委員会と同市におけるデジタル教育の先鋒ともいうべきリーディングDXスクールに認定されている北九州市立八幡小学校にデジタル教育の現在やHP製品を導入した手応えなどについて話を伺った。

取材:中山 一弘

目的

  • GIGA第2期向けの情報端末の活用

調達方法

  • 総合評価方式によりHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookを採用

端末の評価

  • 頑強で扱いやすいMILスペック準拠の本体
  • 紛失しにくく、書きやすいタッチペンによりペン入力が快適に
  • MediaTek製プロセッサーによるレスポンスのよい操作環境を提供

導入効果と運用

  • デジタル教育と相性の良いChrome OS環境への移行を実現
  • 端末は故障が少なく、トラブル対応や管理負担を軽減
  • ダウンタイムを最小限にするため予備機、予備パーツを十分に確保
右から、北九州市教育委員会 学校教育部 教育情報化推進課 西 政昭 指導主事北九州市立八幡小学校 校長 田中 堅太郎氏同校 ICT主任 日田 翔太朗氏株式会社 日本HP エンタープライズ営業統括 パブリックセクターDX推進営業部 部長 小笠原 孝氏
右から、北九州市教育委員会 学校教育部 教育情報化推進課 西 政昭 指導主事北九州市立八幡小学校 校長 田中 堅太郎氏同校 ICT主任 日田 翔太朗氏株式会社 日本HP エンタープライズ営業統括 パブリックセクターDX推進営業部 部長 小笠原 孝氏
右から、
北九州市教育委員会 学校教育部 教育情報化推進課 西 政昭 指導主事
北九州市立八幡小学校 校長 田中 堅太郎氏
同校 ICT主任 日田 翔太朗氏
株式会社 日本HP エンタープライズ営業統括 パブリックセクターDX推進営業部 部長 小笠原 孝氏

北九州市は福岡県北部に位置し、本州と九州を結ぶ交通の要衝としての機能と、製鉄業で栄えた工業都市として発展してきた歴史を持つ都市だ。約90万人が暮らす、九州でも屈指の政令指定都市でもあり、都市部のみならず、海や山を抱いた地域も広がる暮らしやすい側面も持っている。子育て支援にも積極的で、特に共働き世帯や多子世帯にとって理想的な環境が整っていることでも知られている。

北九州市はGIGAスクール構想の実現に向け、すべての学校でのネットワークインフラの見直しが進んでおり、一定の通信速度が保てるよう課題の特定と改善を進めるなどの取り組みを実施している。「そのほかICTアドバイザー教員の養成にも取り組んでいます。教育委員会が認定したアドバイザー教員が各学校の中でキーパーソンとしてデジタル学習基盤を活用した授業をサポートする役目を担います」と語るのは、北九州市教育委員会 学校教育部 教育情報化推進課 西 政昭 指導主事(以降、西氏)だ。また、学校の要請を受け、指導主事が訪問してChromebookを活用した授業づくりに関する研修会を実施するなど主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善にも積極的に取り組んでいる。

そんな北九州市教育委員会は「1人1台端末の利活用に係る計画」を策定。その中でGIGA第1期を総括すると共に、そこで得たノウハウや課題を活かし、GIGA第2期向けの端末選定に入ることになった。

「GIGA第1期の際にはWindowsベースのノートPCを導入しました。そこで1人1台の端末により、デジタル教育が大きく前進できたのは確かですが、さらにこの動きを加速するために、GIGA第2期ではChrome OSを採用することにしたのです」と語る西氏。

もちろん、OS環境の変更を決定した背景には約2年をかけて各方面の有識者を交えた検討会議を重ねた経緯もある。さらにChromebookを実際に試してもらう機会を作るなど、理論と実践を踏まえ、慎重に検討を重ねた上での刷新だった。「私が実際にChromebookに最初に触れた時に感じたのは“単純な使いやすさ”でした」と語るのは、文部科学省事業リーディングDXスクール指定校である北九州市立八幡小学校 校長の田中 堅太郎氏(以降、田中氏)だ。

そのような声からもOS環境の変更が可能と判断した北九州市教育委員会は最終的にGIGA第2期用端末をChromebookにすることを決定。数ある候補の中から、総合評価方式で選ばれたのは「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook」だった。

「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebookは、GIGA第1期の際に課題として大きく取り上げられたタッチペンにこだわった製品です。画面に何かを書く際には現実に近い書き心地を再現しています。また、紛失しにくいように専用の格納エリアを設けており、ここに置くだけで充電も同時にできるようになっています」と説明するHPの小笠原氏。

タッチペンはキーボード上部に備えられた専用スリットに収納可能。同時に充電もおこなえる
タッチペンはキーボード上部に備えられた専用スリットに収納可能。同時に充電もおこなえる
タッチペンはキーボード上部に備えられた専用スリットに収納可能。同時に充電もおこなえる

また、GIGA第1期からの課題として、頑丈であることにもこだわっており、米軍調達基準であるMILスペックを満たすことはもちろん、ヒンジ部やポート部、外れにくいキートップなど、各所が強化されているのも特長となっている。まさにGIGA第2期へ向け、ブラッシュアップされた専用端末がHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookといえる。

「学校に届いたHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookを見て最初に感じたのは頑強さです。児童は端末を落としてしまうことがあります。その際に画面が割れてしまえばどうしても自分を責めてしまうのです。そうなると端末に触るのを嫌がるようになってしまうケースもあります。しかし、端末が頑丈であり、多少落としたぐらいでは壊れないということが分かれば、児童たちは積極的に利用する気になってくれます」と語るのは八幡小学校のICT主任 日田 翔太朗氏(以降、日田氏)だ。

また、タッチペンの品質に関しては低学年になるほど影響が大きいという。「ローマ字入力を理解するのに個人差がありますから、クラスでもキーボード入力と手書き入力が混在するケースがあります。タッチペンでの入力がスムーズだと、キーボード入力に対して苦手意識を持たなくてすみます。どのような手段であっても、自分の考えを表現できることが重要なので、紙に書くようにペン入力ができるというのは非常にありがたい機能です」と日田氏は語る。

ペン入力、キーボード入力、どちらを選ぶかを自分で決められる
ペン入力、キーボード入力、どちらを選ぶかを自分で決められる
ペン入力、キーボード入力、どちらを選ぶかを自分で決められる

そのほか、端末を開いてすぐにOSが起動する即応性の高さには多くの児童が驚いたという。「授業が始まって必要なときに端末を開くと、すぐにアプリケーションにアクセスできるようになっている。PCの起動は時間がかかるという印象が強かったので、この立ち上がり速度は驚きだったようです」と日田氏はいう。

「HP Fortis Flip G1m 11 Chromebookが採用しているプロセッサーはMediaTek Kompanio 520プロセッサーとなっていて、これがChrome OSと大変相性が良いという点が挙げられます。これにより、OS起動時やアプリケーションの起動に対して高いレスポンスを実現しています。また、省電力性も高く、長時間バッテリーを実現しているのもこのプロセッサーがあるからです」と小笠原氏は説明する。

「Chrome OS環境へ切り替わったことで、アプリケーションもGoogle Workspace for Educationベースに移行しています。そのほかのデジタルドリルやクラウドサービスなどの導入は、各校の校長先生に採用を一任しています」と語る西氏。

「私たちの学校では、デジタルドリルとデジタル教科書を授業を担当する教員が使用できる環境を整えています。ツールとして幅広く用意をしておくことで、授業のあり方の選択肢を広げることが大切だと考えています。あとは教員が児童の実態に合わせてどのように指導していくかを決めていけばよいのです」とデジタル教育への姿勢を語る田中氏。

「デジタル教材に関しては現在、算数と外国語ではよく使われているようです。また、Google Workspace for Educationに含まれる基本的なアプリケーションはとてもシンプルな機能のものが多く、児童にとって使いやすくなったと思います。多機能もよいのですが、授業の目標とは外れて、機能を使うことが目的になってしまうケースもありました。現在は学習の到達点へ近づけやすくなったと思います」と日田氏も手応えを語る。

HP Fortis Flip G1m 11 Chromebookの導入により、多くの課題解決とメリットを得た北九州市教育委員会と八幡小学校。GIGA第2期はまだ始まったばかりだが、HPのGIGA第2期向け端末は理想のデジタル教育への環境づくりに貢献できたといえる。「たとえば話題にも出たタッチペンに関しては、紛失に備えてあらかじめ一定数を確保してもらうなどのサポートもいただいております。もちろん、HP Fortis Flip G1m 11 Chromebookには端末にもタッチペンの紛失防止の工夫もありますし、実際になくしたり、壊したりする児童も圧倒的に少なくなりましたが、それでも備えはしておきたいのでとても安心です」とサポートについても西氏は評価する。タッチペンの紛失事例の中には磁力で机の中や脚部にくっついてしまい気づかれないというケースもあるのだという。該当する事象があった際には一度確認してみるのもよいだろう。

「個別最適な学び、協働的な学びというのは、今に始まったことではなく、それ以前から目指している理想的な教育の姿であり、日々、授業改善に取り組んでいます。Chromebookの導入を機にICT機器を効果的に使い、学習の狙いに到達できるようにするためにGIGA第2期を迎えたのだと考えています。今後も児童たちの未来がよりよくなるように、デジタル学習基盤を活用した授業を進化させたいと思っています」と田中氏は総括する。

「リーディングDXスクールとして八幡小学校の先生方にはこれまでも積極的にデジタル学習基盤を活用した教育に取り組んでいただいています。個別最適な学び、協働的な学びが今回導入したHP Fortis Flip G1m 11 Chromebookによって今後さらに進めやすくなったことは間違いないと思います。これまで、私たちと各校が大事にしてきたものを児童に届ける方法も変革されていくと考えています。今後も八幡小学校をはじめ各校とともに明るい未来へ向けてチャレンジしていけたらよいと思っています」と西氏は最後に語ってくれた。HPはこれからも北九州市教育委員会および八幡小学校をはじめとする各校へのサポートを続けていく。

会話風景
会話風景
HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook

HP Fortis Flip G1m 11 Chromebook

先生、生徒、学校管理者からの声をもとに開発。耐久性、拡張性、汎用性を兼ね備え、高性能なペンが添付された教育向けコンバーチブルChromebook。

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