Poly製品群を融合したライブオフィスを軸に顧客に新しいワークスタイルを提案
2025-09-26


取材:中山 一弘
目的
- 新しいオフィス環境に最適なデバイスを配置し提案力を強化
アプローチ
- Poly製品群の導入と販路の拡大
システムの効果
- 多様なニーズをPolyのポートフォリオでカバー
- 画像、音声の領域で圧倒的な品質を提供
- 先進的な機能による高い顧客満足
ビジネスの効果
- 高品質と高機能性で他社製品との差別化および競争力の強化
- クラウドPBX用電話機、Web会議システム、ヘッドセットの領域で優位性を確保
- ライブオフィスとの連携で魅力のあるデモンストレーションを実現
オフィスにおけるワークスタイルに大きな変革がおきている。ハイブリッドワークが当たり前になり、Webミーティングが日常化するなど、オフィスに求められる機能が従来とは異なるからだ。新しいワークスタイルにマッチするオフィスを創るには、それに応じたデバイスも必要となる。ここでは優れたオフィスデザインとPolyの製品群を融合させることで、新たなビジネスニーズを満たすサービスを提供する企業の事例を紹介したいと思う。
新たな働き方を提案するオフィスリノベーション事業を展開
株式会社イデックスビジネスサービスは、株式会社新出光が新たな時代を見据えて創設したイデックスグループのオフィス事業を担う企業だ。2000年に設立されて以来、「人と人がつながる未来のオフィスをつくること」をパーパスとして掲げ、様々な企業活動を繰り広げてきた。現在では、働くために必要な場所、道具、人材を提供する企業として、九州地方を中心にあらゆる業種の組織にとって必要不可欠なサービスを提供している。
「最近ではリノベーションに力をいれており、自社を手本に、お客様にきていただけるようなオフィスを目指し、2024年にフルリノベーションを実施。快適なビジネス環境でお客様をお迎えできるようにしています」と語るのは株式会社イデックスビジネスサービス(以降、ibs) オフィス環境事業部 ワークスタイル課 カスタマーサクセスチーム 水上 眞史氏(以降、水上氏)だ。
ibsの中でもインフラ敷設をはじめICTを担当することが多い水上氏のチームは、あるきっかけからHPのPolyブランドに注目するようになったのだという。「クラウドPBXへの移行を考える企業のお客様が増える中、従来型のオンプレミスビジネスフォンからの代替デバイスを探していたところ、HPのPolyブランドを知りました。最初はこのブランドについて知らなかったのですが、Polyの前身がヘッドセットメーカーのプラントロニクスと、テレビ会議メーカーのポリコムであると知り、とても親近感がわきました」と水上氏。
同氏はPolyを知ったことで、その後に訪れたPC関連のイベントで実際の製品を手に取ってみたのだという。「様々な製品群がありますが、どれも品質は申し分なく、HPさんとの取引はすでにあったので、そのルートで弊社でも取り扱えることが分かりました」と語る水上氏。こうして、ibsとPolyの良好なパートナーシップが始まることになった。
デザイナーズオフィスと融合性が高いPoly製品群
Polyブランドの提供をはじめたibsが最初に手掛けたのはZoomPhoneだ。機能やコストなどの条件も合うことから、クラウドPBXの中でもZoomPhoneとして動作・認定されている「Poly Edge Eシリーズ」を中心にテスト導入を始めたのだという。「まず、自社で活用してよいものだけをお客さまにご提案する。これが私たちのミッションでもあるので、きちんとした検証をするように心がけています」と水上氏。検証の結果は良好で、「標準的な機能はZoomのものが使えますし、クラウドフォンとして非常に便利な製品であることを理解しました。お客様にもおすすめしやすい製品だと思います」と同氏は感想を述べる。
次に検証したのはPolyのビデオバーだ。「会議室などに人が集まっておこなうWeb会議の際にお客様からのご要望で多いのは、『誰のPCを使ったら良いか分からなくなる』というものです。そのようなシーンでは、誰かのPCにカメラとマイク、スピーカーをつなげてWeb会議をスタートさせますが、セッティングに時間が掛かるだけでなく、うまくつながらない等の問題で会議が時間通りに開始できない ことも多々あります。これを回避するには会議室に据え置くことができるオールインワンのデバイスが必要です」と水上氏。
Polyの製品群の中にはWeb会議アプリはもちろん、カメラ、マイク、スピーカーをひとつの筐体に搭載させたオールインワンモデル「Poly Studio Xシリーズ」がラインアップしている。「基本的にこれ1台とモニターがあればWeb会議を開始することが可能です。さらに広い視野角や、話者へのクローズアップ、グループ・人物等各種フレーミングモードの選択 など没入感を高めるカメラ機能の数々、ノイズキャンセル機能 による会議に不必要な雑音のカットなど、近くで工事があるといった劣悪な状況でも品質の高いWeb会議をサポートします」と解説するのはHPのPoly担当 大島 千明氏(以降、大島氏)だ
「会議室のサイズに合わせたラインアップもありますし、『Poly Acoustic Fence』のようなあらかじめ空間サイズを指定する事で、範囲外の人の声も相手に送らない 機能といったPolyならではの高度なオーディオテクノロジーもあります。Web会議の頻度は以前とは比較にならないほど増えている現状に合わせて使い勝手のよい会議室をお求めの企業様へのご提案に最適だと思います」と、自ら導入した経験を交えてPoly製品の有用性を訴える水上氏。
また、Polyといえばヘッドセットの世界的な供給メーカーでもあるが、これらのラインアップに関しても取り扱いを始めているのだという。「弊社ではPCでZoomを使うことも多くあるのですが、そういったときにヘッドセットはやはり便利ですし、Polyブランドの製品であれば付け心地がよく、疲労感も少なく安心して使うことができます。弊社で人気なのは『Poly Blackwireシリーズ』です。やはりヘッドセットはヘビーユーザーほど有線モデルを好む傾向があるようです」と水上氏は語る。「Poly Blackwireシリーズはすべてが有線モデルとなっており、ケーブルにセッティングされたインラインコントローラーで、ボリューム調整やミュート機能のオンオフがコントロールできるなど、ヘッドセットとしての完成度を高めた仕様で人気のモデルとなっています」と大島氏は同製品の特長を語る。
存在するニーズを満たしていくために
ibsは先にも触れた通り、ワークスタイルに合わせたオフィス空間を演出したライブオフィスとしてフルリノベーションされている。すでに顧客を招いたデモンストレーションなども実施しており、その提案材料の一つとして実運用されているPoly製品も展示されている。
「弊社のオフィスを『ライブオフィス』としてお客様をご案内しています。そこで実際にPoly製品を使ったWeb会議などをデモするとカメラの品質の良さや音響に対してとてもよい反応をいただいています。『自社にこの会議室があったら快適なコミュニケーションができるね』といったお声を直接いただく機会にもなりますし、そうしたお客様の反応からオフィスリノベーションの必要性や、ニーズの高さを感じています」と語るのは、オフィス環境事業部 ワークスタイル課 AI・クラウド推進チームの田代 真琳氏(以降、田代氏)だ。
自社で活用してよいものだけをお客さまにご提案する。これが私たちのミッションです。
ワークスタイル課 カスタマーサクセスチーム 水上 眞史氏
「ライブオフィスへお越しのお客様からは実に様々なお声をいただいています。Polyの製品群はどれも素晴らしく、体験していただくと、ほとんどのお客様から羨望の声が上がりますし、自社導入を検討される方も多いです。ですが、PoEへの対応や日本語マニュアルの用意などを求められるケースも多いので、そのようなお声に応えられるとさらに選択いただける企業様が増えると考えています」と水上氏は語る。
「お客様の中には小規模事業主の方も多いので、あまりオフィスに予算を割くことができません。オールインワンのビデオバーを検討されても、コストが見合わず断念されることも多いので、小規模事業主様やスタートアップの企業の方向けのスモールスタートモデルがあるともっとPoly製品が選ばれるようになると思います」と田代氏も要望を語る。
「田代も触れている通り、スモールスタートはもちろん、最近では大会議室を使った大人数のWeb会議システムへのニーズも増えています。Polyの製品品質、ラインアップは現状でも幅広いことは確かですが、コストで勝負できるもの、規模感の柔軟性で対応できるものがもっとあるとご提案させていただく機会はさらに増加すると考えます。今後ともこれまで同様のサポートをいただきながら、新しい製品や使い方についても最新情報をいただけるとうれしいですね」と最後に水上氏は語ってくれた。HPはこれからもイデックスビジネスサービスへのサポートを続けることはもちろん、同社と共に顧客への製品・サービスの提供と市場開拓を続けていく。
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