「そろそろCopilot+ PCにしたい」人へ、高性能で携帯性が高くHP独自のAI機能も装備「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」

今回刷新されたエントリー向け次世代デスクトップワークステーション。左から Z2 Mini G1i , Z2 SFF G1i , Z2 Tower G1i
今回刷新されたエントリー向け次世代デスクトップワークステーション。左から Z2 Mini G1i , Z2 SFF G1i , Z2 Tower G1i

ビジネスにおけるAI活用は、もはや「できたらいいな」の段階を越え、「必須の競争力」となっている。AIを確実に使いこなすことが求められる中、パソコンに対しても、性能の高さだけではなく、誰もが作業を効率的に進められる利便性が期待されている。

そんな時代の要請に応えるべく登場したのが、日本HPの法人向けフラッグシップ機「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」だ。最大48TOPSのNPUを搭載し、マイクロソフトの「Copilot+ PC」の要件を満たしつつ、同社独自のAI機能も充実させた本格的なモデルなのである。

文:岩渕 茂
編集:ASCII
※「ASCII.jp」より転載

AI活用が世界的な関心事となっている時代に登場した「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」は、従来とは根本的に異なる“充実したAI機能”を搭載しているのが最大の特徴。リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークにも最適化されており、現代のビジネススタイルに完璧にマッチした設計となっている。

”充実したAI機能”を搭載している「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」
”充実したAI機能”を搭載している「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」
”充実したAI機能”を搭載している「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」

従来のパソコンは、言ってみれば、「パーソナルコンピュータ」として日々の作業を行うための道具という存在だった。しかしAIの登場により、これからのパソコンは、ユーザーに寄り添い、各人に合わせてサポートする「パーソナルコンパニオン」へと進化を遂げていく必要がある。「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」は、まさにこの思想を持った最先端の製品だ。

本機の大きな特徴は、クラウドに依存せずデバイス内でAI処理を完結させる「オンデバイスAI」が利用できる点。これにより、ネットワーク環境に左右されない、ローカルでの安定したAI機能の活用が可能となる。

オンデバイスAIのメリットはいくつかあるが、その筆頭は高速処理が可能な点だ。例えば、AIを使って画像生成をする場合、その内容にもよるがクラウド処理に比べて5倍程度速い処理ができるというから驚きだ。また、データがデバイス外に送信されないため、機密性の高いビジネス情報を安心して扱えるのもローカル処理の大きな利点。高速かつ安全にAIを活用できるわけだ。

「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」(BC4Q1AT)の主なスペック
OS Windows 11 Pro
プロセッサー インテル Core Ultra 7 258V
NPU 最大48TOPS
メモリー オンボード 32GB LPDDR5X
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe)
ディスプレー 14型WUXGA液晶(1920×1200ドット)
グラフィック インテル Arc グラフィックス(プロセッサー内蔵)
インターフェース HDMI 2.1、USB Type-C 40Gbps(Thunderbolt 4対応、USB Power Delivery/DisplayPort 2.1)×2、USB Type-C 10Gbps(Power Delivery/DisplayPort 1.4)×1、USB Type-A 5Gbps signaling rate(Powered)×1、nanoSIMカードスロット
通信機能 WWAN、HP eSIM Connect対応、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
オーディオ機能 Audio by Poly Studio、内蔵クアッドスピーカー、内蔵デュアルマイク
内蔵カメラ 5MP Webカメラ(HP Auto Frame)、IRカメラ(Windows Hello対応)、プライバシーシャッター付き
電源 ACアダプター(HP 65W スリム USB Type-C、HP ファストチャージ対応)、リチウムイオンポリマーバッテリー(6セル、68WHr)
バッテリー駆動時間 11時間59分(動画再生時)/23時間52分(アイドル時) ※JEITA測定法Ver3.0
サイズ 幅313.9mm×奥行き219.9mm×高さ10.5mm(最薄部、突起部含まず)
重量 約1.19kg

さて、このオンデバイスAIのメリットを存分に生かすためには、パソコン側に高性能なプロセッサーが必要になる。そこで「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」では、「インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)」の主力モデルである「Core Ultra 7 258V」または「Core Ultra 5 228V」から選択が可能。いずれも、性能優先の「Pコア」と電力効率重視の「LP Eコア」を4コアずつ搭載する8コア8スレッド仕様となっており、パフォーマンスと省電力性のバランスは絶妙だ。

一番の注目ポイントは、上位の「Core Ultra 7 258V」が最大48TOPSという高性能なNPU(Neural Processing Unit)を統合していること。NPUというのはAI処理に特化したプロセッサーで、これによりネット接続不要でのAI利用が可能となるのだ。グラフィック機能についても、「インテル Arc Graphics 140V」を活用し、AI処理と映像処理の両方で優れた性能を発揮する。

「インテル Core Ultra 7 258V」は、最大48TOPSのAIパフォーマンスを持つNPUを統合。これにより、オンデバイスAIの利用が可能になる
「インテル Core Ultra 7 258V」は、最大48TOPSのAIパフォーマンスを持つNPUを統合。これにより、オンデバイスAIの利用が可能になる
「インテル Core Ultra 7 258V」は、最大48TOPSのAIパフォーマンスを持つNPUを統合。これにより、オンデバイスAIの利用が可能になる

メモリーは、32GBのLPDDR5X-8533をCPUパッケージに統合しており、高速なデータアクセスを実現。ストレージには1TBのM.2 SSD(PCI Express 4.0 x4接続)を搭載し、OSやアプリの起動もきわめて高速だ。

ディスプレーは14型液晶を採用し、解像度はWUXGA(1920×1200ドット)。16:10のアスペクト比により、縦の表示領域が広めに確保されている。ノングレア(非光沢)仕様で、輝度800cd/m2と一般的なビジネス向けPCよりもかなり明るく、照明の映り込みを抑えながら、屋外でも見やすいのが特徴だ。

ディスプレーは14型で1920×1200ドット表示。最大輝度800cd/m2で、照明などが映り込みにくいノングレア仕上げだ
ディスプレーは14型で1920×1200ドット表示。最大輝度800cd/m2で、照明などが映り込みにくいノングレア仕上げだ
ディスプレーは14型で1920×1200ドット表示。最大輝度800cd/m2で、照明などが映り込みにくいノングレア仕上げだ

キーボードのキーピッチは18.7×18.7mmと十分な間隔を確保しており、キーストロークは約1.3mmで感触も良好。タイピングも快適で、長文入力も苦にならないだろう。白色LEDのキーボードバックライトも搭載しており、暗い場所でも入力しやすい。キーボードの左右にはスピーカーも配置され、迫力あるサウンドを聴かせてくれる。

キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.3mmで、タイピングの快適性は上々
キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.3mmで、タイピングの快適性は上々
キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.3mmで、タイピングの快適性は上々

本体サイズは幅313.9mm×奥行き219.9 mm×高さ10.5mm、重量は約1.19kgという薄型・軽量設計で、筐体の90%にリサイクルマグネシウムを使用するなどサステナブルにも貢献。同時に高い剛性感を保持しており、HP独自の品質基準テストや米軍調達基準「MIL-STD 810H」をクリア。ビジネスにおける持ち運びの負担を大幅に軽減し、信頼性も高めている。

約1.19kgの軽量ボディながら、高い剛性感を保持している
約1.19kgの軽量ボディながら、高い剛性感を保持している
約1.19kgの軽量ボディながら、高い剛性感を保持している

接続端子は、充電に対応したUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)を2基、USB 3.2 Gen 1(USB Type-A)とUSB 3.2 Gen 2(USB Type-C)、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子を搭載。Type-C端子では、充電と画面出力(DisplayPort)の両方に対応している。

左側面には、充電端子を兼ねたUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子がある
左側面には、充電端子を兼ねたUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子がある
左側面には、充電端子を兼ねたUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子がある
右側面には、充電・画面出力に対応したUSB 3.2 Gen 2(USB Type-C)とUSB 3.2 Gen 1(USB Type-A)を搭載。さらに、nanoSIMカードリーダー、盗難防止用のナノセキュリティロックケーブル用スロットも用意
右側面には、充電・画面出力に対応したUSB 3.2 Gen 2(USB Type-C)とUSB 3.2 Gen 1(USB Type-A)を搭載。さらに、nanoSIMカードリーダー、盗難防止用のナノセキュリティロックケーブル用スロットも用意
右側面には、充電・画面出力に対応したUSB 3.2 Gen 2(USB Type-C)とUSB 3.2 Gen 1(USB Type-A)を搭載。さらに、nanoSIMカードリーダー、盗難防止用のナノセキュリティロックケーブル用スロットも用意

このように、「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」はビジネス用途での利用に必要十分な性能を備えており、新時代の「Copilot+ PC」を体験できるのが大きな魅力のひとつとなっている。「Copilot+ PC」の最新AI機能である「リコール」や「画像生成」「クリックして実行」などを、直感的な操作で安心して使い始められるのだ(一部機能はプレビュー版)。

中でも便利に感じたのは、「リコール」機能の実用性の高さだ。過去にパソコンで行った作業や閲覧したWebページ、扱った文書などを、AIが記憶している内容から自然言語を使って検索できる。まさに「あのとき見た資料」を瞬時に見つけ出せるため、情報を探す時間が劇的に短縮される。

「リコール」(現在はプレビュー版)は、デスクトップを一定間隔でスクリーンショットを撮影し、あとからいつでも遡って検索できる機能。「見たけど思い出せない」資料を瞬時に探し出せる
「リコール」(現在はプレビュー版)は、デスクトップを一定間隔でスクリーンショットを撮影し、あとからいつでも遡って検索できる機能。「見たけど思い出せない」資料を瞬時に探し出せる
「リコール」(現在はプレビュー版)は、デスクトップを一定間隔でスクリーンショットを撮影し、あとからいつでも遡って検索できる機能。「見たけど思い出せない」資料を瞬時に探し出せる

また、「画像生成」機能では、簡単なラフスケッチを描くだけで、AIがそれを解釈してプロ品質の画像やイラストを自動で生成してくれる。これは非常に便利なので、上手に活用することで、プレゼン資料やマーケティング素材の作成が格段に効率化できると同時に精度も高まるだろう。

「ペイント」アプリで「コクリエイター」を使った例。テキストと簡単なラフを描くだけで、指定したスタイルの画像を生成できる
「ペイント」アプリで「コクリエイター」を使った例。テキストと簡単なラフを描くだけで、指定したスタイルの画像を生成できる
「ペイント」アプリで「コクリエイター」を使った例。テキストと簡単なラフを描くだけで、指定したスタイルの画像を生成できる

そして、現在はプレビュー版だが、「クリックして実行」も利便性の高い機能だ。これは、デスクトップの画面すべてをいったん画像として保持し、その画像をAIが認識してテキストや画像などの情報を活用するというもの。テキストの検索、画像の加工など用途は広く、作業の効率化に大きく貢献するだろう。

「クリックして実行」は「Windows」キーを押しながら左クリックをすると、画面のスクリーンショットが撮影され、その画面内にある情報を自由に検索できるというものだ
「クリックして実行」は「Windows」キーを押しながら左クリックをすると、画面のスクリーンショットが撮影され、その画面内にある情報を自由に検索できるというものだ
「クリックして実行」は「Windows」キーを押しながら左クリックをすると、画面のスクリーンショットが撮影され、その画面内にある情報を自由に検索できるというものだ

「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」の真価は、マイクロソフトの「Copilot+ PC」機能に加えて、HP独自のAI機能が充実している点にある。

まず注目したいのが、「HP AI Companion」(執筆時点ではベータ版)だ。これはOpenAIの言語モデル「GPT-4o」ベースのAIアシスタントで、ユーザーの「パーソナルコンパニオン(伴走者)」として日常業務をサポートするというもの。「Discover」「Analyze」「Perform」という3つのセクションがあり、チャット形式で質問や相談をすることが可能だ。

「HP AI Companion」は、一般的な生成AIサービスと同様にチャット形式で質問や相談ができる
「HP AI Companion」は、一般的な生成AIサービスと同様にチャット形式で質問や相談ができる
「HP AI Companion」は、一般的な生成AIサービスと同様にチャット形式で質問や相談ができる

もちろん、単なるチャットAIではない。「Discover」では、調べたいことを気軽にAIに聞いて、やり取りをしながら答えやアイデアを導き出せる。AIに慣れる意味でも、どんどん活用したい機能だ。「Analyze」は、文書の要約・比較、レポートの下書き作成などが可能。例えば、難解な長文や外国語の書類などを扱う際にも、がっちりサポートしてもらえるだろう。

そして「Perform」は、パソコンの設定を調整して最適化するものだ。従来は、パソコンの設定などで困ったとき、詳しい人に聞いたり、自分で調べたりしていたと思うが、その困っている内容をAIに伝えれば、自動で設定変更してくれるのもありがたい。

「Perform」では、AIがパソコンの状態を常時モニタリングし、パフォーマンスやドライバーの最適化などを支援してくれる
「Perform」では、AIがパソコンの状態を常時モニタリングし、パフォーマンスやドライバーの最適化などを支援してくれる
「Perform」では、AIがパソコンの状態を常時モニタリングし、パフォーマンスやドライバーの最適化などを支援してくれる

なお、「HP AI Companion」では、AI処理をクラウドにするか、ローカルにするかを切り替えられる。ローカル処理なら、場所を選ばずに利用できるので重宝するだろう。

次に注目したいのは、リモート会議の質を大幅に向上させる「Poly Camera Pro」だ。これはAIを搭載した高機能なアプリで、最大900万画素の高精細IR AIカメラと連携して、鮮明で自然な映像を実現する。

NPUを活用してリアルタイムでAI処理を実行するため、CPUやGPUに負荷をかけることなく、さまざまな機能を利用できるのがポイント。例えば、プライバシーを向上させるために背景をぼかしたり、バーチャル背景を利用したりも簡単。AIに要望を出して、オリジナルの背景画像を作ることも可能だ。さらに、人物への光量やフォーカスを自動で調整する「スポットライト」、話し手が動き回っていてもきちんと顔を画面の中央に合わせてくれる「自動フレーミング」といった高度な機能を利用可能だ。

このほか、自分の所属や名前を画面上にオーバーレイ表示したり、同時に見せたい別の映像に自分の画像を重ねて表示したりと、アイデアしだいで動画を自在にカスタマイズできるのもユニークだ。

「Poly Camera Pro」では、背景や透かしのテンプレートが充実。オートフレーミング、スポットライトなどの機能も備わっている
「Poly Camera Pro」では、背景や透かしのテンプレートが充実。オートフレーミング、スポットライトなどの機能も備わっている
「Poly Camera Pro」では、背景や透かしのテンプレートが充実。オートフレーミング、スポットライトなどの機能も備わっている

さらに、ユーザーの動きをAIが判別して、パソコンの動作をコントロールする「HP Smart Sense」も便利。AIと内蔵センサーを活用して、ユーザーの利用状況やパソコンの状態(机の上か、膝の上か、バッグの中か、など)を自動判別。それぞれに応じて、パソコンのパフォーマンスや冷却ファンの動作、バッテリー消費などを最適化してくれる。

このように、「HP AI Companion」「Poly Camera Pro」「HP Smart Sense」などにより、「Copilot+ PC」をさらに上回るAI機能が活用できる。ここが「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」の最大の推しポイントと言っていいだろう。

「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」は、AI機能だけでなく、モバイルPCとしての機能も充実している。LTE/5G通信に対応したモデルや、MDM(Mobile Device Management)機能が強化されたモデルも用意されており、必要に応じて選択可能だ。

外出先での通信環境については、「HP eSIM Connect」が圧倒的な安心感を提供する。

これは、パソコン本体を購入すれば、5年間データ通信容量無制限・追加料金なしでau回線のLTE/5G通信を利用できる画期的なサービスだ(法人限定)。

物理SIMカードが不要で、eSIMプロファイルをOS上で設定するだけという手軽さも魅力。「Copilot+PC」対応モデルの中でもWAN機能を備えたものは希少なので、これだけでも導入価値は高いだろう。もちろん、最新のWi-Fi 7、Bluetooth 5.4 にも対応しており、高速で安定した通信が可能な点も見逃せない。

「HP eSIM Connect」は、5年間データ通信容量無制限・追加料金なしでau回線のLTE/5G通信を利用できる。場所を問わずにネットへ接続できるのは心強い
「HP eSIM Connect」は、5年間データ通信容量無制限・追加料金なしでau回線のLTE/5G通信を利用できる。場所を問わずにネットへ接続できるのは心強い
「HP eSIM Connect」は、5年間データ通信容量無制限・追加料金なしでau回線のLTE/5G通信を利用できる。場所を問わずにネットへ接続できるのは心強い

モバイルで使う際に気になるバッテリーについては、「バッテリマネージャ」がユーザーの日々の利用状況を学習し、充電レベルや充電速度を自動調整することで、バッテリーの経年劣化を抑制して長寿命化を実現。このほか、バッテリーの健康状態を最適化したり、使用状況に応じてシステム温度やファンの動作を制御したりすることで、総合的なバッテリー性能の向上を図っている。

そして、法人向けPCとして特に重要なセキュリティー機能については、さすがHPと思わせる充実ぶりを見せている。

まず、画面の斜め方向からの覗き見による情報漏洩を防止できる「HP Sure View」を搭載。これは「FN」+「F2」キーを押すことで画面が暗くなり、斜め方向から見たときに画面の内容が把握できなくする機能だ。もちろん、使用している本人は、通常とほぼ変わらずに作業が続けられる。なお、この機能を使用するには対応モデルを選択する必要がある。

さらに最新バージョンでは、カメラが認識しているユーザーとは違う顔が覗き込んでいることをAIが検出すると、自動で「HP Sure View」が作動するようになった。これなら、外出先で作業をしていても安全性を高められる。

HP Sure View
HP Sure View
通常は斜め方向からでもはっきりと見えるが(上の画面)、「HP Sure View」が作動すると画面が暗くなって、覗き見を防止できる(下の画面)
通常は斜め方向からでもはっきりと見えるが(上の画面)、「HP Sure View」が作動すると画面が暗くなって、覗き見を防止できる(下の画面)
通常は斜め方向からでもはっきりと見えるが(上の画面)、「HP Sure View」が作動すると画面が暗くなって、覗き見を防止できる(下の画面)

また、「HP Wolf Security」を中核とした、多層的なエンドポイントセキュリティーも見逃せない。これは、BIOSからファームウェア、OS、アプリ、データまでを包括的に保護する、HP独自の総合セキュリティープラットフォームのことだ。

その重要な構成要素のひとつが「HP Protect and Trace with Wolf Connect」。これは、パソコンが電源オフ状態やネット接続をしていない状態でも、IT管理者が遠隔でロックやデータ消去、位置特定を実行できるという高度な機能だ。万が一、パソコンを紛失したり盗難に遭ったりした場合でも、NIST(米国国立標準技術研究所)が定めるハイレベルのデータ消去をリモートで実施でき、企業データの漏洩リスクを徹底的に抑えられる。

オフライン状態のパソコンでもリモート操作が可能な「HP Protect and Trace with Wolf Connect」。データ漏洩リスクへの対策が不可欠の法人用PCには必須の機能だ
オフライン状態のパソコンでもリモート操作が可能な「HP Protect and Trace with Wolf Connect」。データ漏洩リスクへの対策が不可欠の法人用PCには必須の機能だ
オフライン状態のパソコンでもリモート操作が可能な「HP Protect and Trace with Wolf Connect」。データ漏洩リスクへの対策が不可欠の法人用PCには必須の機能だ

さらに先進的なのが、「HP Endpoint Security Controller(ESC)」チップによる量子コンピューター攻撃からの保護機能だ。将来の量子コンピューターによる暗号解読攻撃に備え、ファームウェアの改ざんや不正アクセスをハードウェアレベルで防止するという。

しかも、ESCは従来のRSA署名に加え、量子コンピューターでも解読が困難な「耐量子署名スキーム」を実装し、パソコンの起動前段階でファームウェアの整合性を検証。もし不正が検出された場合は、正規バージョンに自動で復元する。これにより、OS起動前のマルウェア埋め込みを本質的に防止できるのだ。

こういった時代を先取りした対策も含め、通信やバッテリー環境が充実することは、長時間のモバイル利用において大きな安心感と信頼感につながる。ビジネスユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。

AI PCは、まさにいますぐ使うべき時代に突入している。特に、企業でPC導入を担う立場の方なら、積極的にAI PCに触れてみていただきたい。AIの可能性を実際に体験することで、組織全体の生産性向上につながる具体的な道筋が見えてくるからだ。

ただし、AIを十分に活用するには、必要なAI処理性能を備えたパソコンを使うことが重要。そうしないと、AIを体験してもその真価が伝わらず、AIの可能性を見誤ってしまう心配がある。だからこそ、「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」を使ってみてほしい。高性能なAI PCなら、AIの真の実力を肌で感じることができ、本質的な価値を理解できるからだ。

高性能なAI PCでAIの真の実力を肌で感じてほしい
高性能なAI PCでAIの真の実力を肌で感じてほしい
高性能なAI PCでAIの真の実力を肌で感じてほしい

NPUが当たり前の存在となっているいま、インテルの最新プロセッサーを搭載した「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」を使って最先端のAI環境を業務に導入することは、自社にとって大きなアドバンテージとなるはずだ。

最先端のAI環境を業務に導入することは、自社にとって大きなアドバンテージとなる
最先端のAI環境を業務に導入することは、自社にとって大きなアドバンテージとなる
最先端のAI環境を業務に導入することは、自社にとって大きなアドバンテージとなる

本機は、オンデバイスAIによる高速処理、省エネ、低コストを実現しながら、ビジネスシーンで求められる高度なセキュリティー性も兼ね備えている。最大48TOPSというNPUの処理能力により、使用感は明らかに向上していて、操作もスピーディー。従来のパソコンでは数秒から数十秒かかっていた処理が、瞬時に完了する体験は、一度味わうと元には戻れない。

AIの能力はどんどん向上し、AI PCはいよいよ本格的に活用できる時代に入った。「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」は、そのトップランナーとして注目すべき製品だ。ビジネスの現場でAIを活用し、生産性を劇的に向上させたいなら、この機会を逃す手はないだろう。

HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。

Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。

組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。

※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。

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