2021.03.09
近年、企業を狙う脅威はますます多様化し、多くの企業がその対策に莫大な資産を投入しています。コロナ禍によって在宅ワークが一般化すると、新しいセキュリティへの不安が生じる恐れがあるとほとんどの企業が感じています。特に企業が注目しているのはエンドポイントのセキュリティです。実際にユーザーが業務に使っているPCから始まる脅威は増加傾向にあり、対策が急がれています(下図参照)。
HPでは、独自のセキュリティ機能を持たせるとともに、Windows 10の機能、そしてAMDプロセッサーが持つ機能を組み合わせることで、ユーザーの生産性維持や業務効率化と並行させながらセキュリティを強化できると考えています。実際にどのような機能でPCを守るのか、ご紹介していきましょう。
2020年12月18日に総務省が発表した緊急提言「最近のサイバー攻撃の状況を踏まえた 経営者への注意喚起」より抜粋
AMD Ryzen™ PRO プロセッサーにはセキュリティ専用の「AMD セキュアプロセッサ―」が搭載されています。これにより、OSやソフトウェアだけでなく、PCの根本となるハードウェア上からのセキュリティ強化を可能にしています。
例えば、Ryzen™ PRO搭載モデルでサポートされる機能「AMDメモリー・ガード」では、メモリ上に展開されるデータを万が一盗まれたとしても、完全な暗号化を施すことで、読み取ることができない状態にします。ハッキングによるメモリへのアクセスからの漏えいを防ぐことはもちろん、PCの紛失や盗難といった物理的な攻撃からもデータを保護します。
これらのAMDが提供するハードウェアベースのセキュリティは、既知のプラットフォームの脆弱性を悪用し、すり抜けてしまう脅威に対してソフトウェアによるセキュリティを補完するようにシステムを保護します。そしてその先にあるOSやハードウェアベンダーとの連携によって、階層的なセキュリティシステムを構築することを可能にします。
AMDプラットフォームを採用したPCによる信頼性の高いセキュリティシステムによって、在宅ワーカーやモバイルワーカーを狙ってくる最新の脅威をブロック。ユーザーは各セキュリティ機能が動作していることを意識せずに、安心して業務に集中することができます。ニューノーマルといわれる新しい時代を乗り切るために必須のソリューションといえるでしょう。
システムのハードウェア的なプラットフォームがAMDであるなら、ソフトウェア的なプラットフォームはMicrosoft Windows 10が提供します。このOSには様々なセキュリティ機能が付与されていますが、代表的なものは生体認証を可能にする「Windows Hello」 やOSの機能として搭載されている「Windows ファイアウォール」「Windows Defender」でしょう。
これらはシステムへのログインを容易かつ強固にし、一般的には別途ソフトウェアをインストールすることで強化するファイアウォールやアンチウイルス等の機能が、プリインストールの段階から備わっているという大きなメリットを提供します。また、Windows 10は別途セキュリティ関連ソフトウェアを動作させるときのプラットフォームにもなるので、このOSなくして企業の安全は保たれないといっても過言ではありません。Windows 10は、統合的なセキュリティ基盤としても活用できるOSなのです。
PCベンダーであるHPも製品に専用のセキュリティチップ「HP Endpoint Security Controller」の搭載や、専用ソフトウェアのプリインストールなど、トータルなセキュリティ機能を提供しています。これによって、BIOSが攻撃された場合でも自己修復する「HP Sure Start」、ウイルス対策ソフトウェアやOSのセキュリティ機能がオフにされた場合、自動的に再起動し安全な状態に戻す「HP Sure Run」、ウイルス攻撃によってOSが起動しなくなった場合にネットワーク経由からイメージをダウンロードして正常な状態にリカバリーする「HP Sure Recover」、ウイルスを感染させるWebサイトの閲覧や、ダウンロードファイルあるいはメール添付ファイルなどからの感染を自動的に検知、削除する「HP Sure Click」、AIを活用してマルウェアを検知する「HP Sure Sense」などが提供されます。
HP Endpoint Security Controller
ハードウェアによる保護
ソフトウェアによる保護
それだけでなく、物理的にWebカメラにシャッターをするプライバシーシャッターなど、あらゆるセキュリティサービスを用意しています。HPのセキュリティ機能を搭載したノートPCを利用することで、ニューノーマル時代に最適な、どこでも安心してビジネスを継続できるようになります。
プライバシーシャッター
AMD、Windows10、HPのノートPC、それぞれが得意とする領域で最大限のセキュリティサービスを提供しあうことで、ビジネス環境の保護はより万全となります。ユーザーにとっては、それらを意識することなく、自然にPCを運用している中で防御機能は稼働を続けますから、セキュリティを高めたからといって生産性や業務効率を落とすことはありません。また、情報システム部としては、運用しやすい形で高度なセキュリティ環境が提供できるため、運用負荷軽減や費用対効果の高いソリューションを企業にもたらすことが可能です。3つのベンダーによるセキュリティをぜひ体感してください。
※資料提供 日本AMD
HPのAMD搭載製品
HPは企業のみなさまに対してビジネス向けPCの選択肢を幅広く提供するため、AMD搭載製品の拡充を続けています。ここでは注目製品をピックアップしてお届けします。ハイコストパフォーマンスを実現している各モデルで、AMDの実力をぜひ体験してください。
注目製品
先進機能と軽量ボディでテレワーク時代のビジネスをけん引するモバイルノートPC
HP ProBook 635 Aero G7
13.3インチの扱いやすいサイズのボディはわずか約999gととても軽量です。在宅ワークで会社との往復に使うことはもちろん、客先へ出向いたり、オフィス内の移動がメインのモバイルワークでも抜群のフットワークを提供します。AMD Ryzen4000シリーズプロセッサーによるハイパフォーマンスで負荷の高い作業も楽々こなせるので、ビジネスでの生産性を高めます。テレワーク時代のビジネスをサポートする製品です。
注目製品
あらゆるニーズに対応するタフ&パワフルな2in1タブレットPC
HP ProBook x360 435 G7
コンバーチブルデザインを採用し、ノートPCとしてもタブレットPCとしても利用できる13.3インチの2in1タブレットPCです。フルHDタッチディスプレイによって、指先やペンでの書き込みや操作が可能です。AMD Ryzen4000シリーズプロセッサーを搭載し、スムーズなレスポンスを実現。いつもの業務が快適におこなえます。場所に合わせて多彩なスタイルで利用できるので、働き方に合わせた使い方ができる製品です。
注目製品
容量約1リットルのコンパクトボディで片手で持ち歩くことも可能な超小型PC
HP ProDesk 405 G6 DM
専用のVESAマウントでモニターにマウントすることが可能な超小型PC。片手で持てるサイズの超小型PCで、好みのモニターやキーボードと組み合わせて、オフィスと自宅といったように決まった拠点でPCを使うユーザーの「持ち歩けるデスクトップPC」としてもオススメです。どこでも同じ環境で業務が継続できるため、効率がよく生産性の高いPC運用がおこなえます。AMD RyzenプロセッサーのハイパフォーマンスでOfficeアプリケーションはもちろん、各種編集作業もストレスなくこなせます。