文書番号：a30164
自己暗号化ドライブ (Self Encrypting Drive) について知りたい
自己暗号化ドライブ (Self Encrypting Drive) について説明します。
自己暗号化ドライブとは、ハードウェアによりドライブ全体の暗号化を行う機能を持つドライブのことです。
Self Encrypting Drive の略称としてSED とも呼ばれます。
ソフトウェアではなく、ドライブに内蔵されたハードウェアで高速に暗号化を行います。
一部のMobile Workstation 製品などに自己暗号化ドライブが搭載されています。
ハードウェアによる暗号化技術にはさまざまな規格がありますが、PC 用の HDD や SSD で採用されている暗号化の規格として OPAL 2.0 があります。
OPAL 2.0 規格に対応した自己暗号化ドライブでは Windows 10 や Windows 11 の BitLocker を有効にすると内蔵されたハードウェア暗号化機能が有効になり、BitLocker を無効にすると暗号化機能も無効になります。
※Bitlocker の暗号化情報は TPM2.0 チップに記録されます。
確認方法：
ご購入時にカートに追加する際のストレージドライブの名称での確認、または、製品のスペック表 ストレージの欄に「SED」と書かれている場合、該当のドライブが搭載されています。
ドライブの名称の例 ：M.2 ストレージ 512GB M.2 SSD (PCIe-4x4, NVMe, SED OPAL2, TLC)
◆ HP Directplus のカートの例：
◆ 製品スペック表の例：
