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モリシタ株式会社 - HP PageWide XL プリンター

HP PageWide XL プリンターの導入で
生産性と業務効率が大幅に向上

モリシタ株式会社

モリシタ株式会社 外観

複写業は少量多品種のプリントを確実に行う必要がある。
顧客の多くは発注から納品までのスピードを重視するため、品質はもちろん、プリント速度も高速であるほど有利だ。
そんな同業種を代表するモリシタ株式会社(以降、モリシタ)は、複数の印刷機器を使い、それぞれの特徴に合わせた業務割り振りで顧客ニーズを満たしてきた。
しかし、時代の要請もあり、新しい技術を取り入れる必要が出てきたのだという。
今回、HP PageWide XL プリンターの導入を果たした同社に話を伺った。

行われたアプローチ

  • 高速大判インクジェットプリンターのメリットを活かし顧客満足度を向上
  • カラー、モノクロ混在プリント時の品質・速度向上
日本HP 大判プリンター お客様導入事例 モリシタ様

企業規模を問わず顧客満足を提供

モリシタは、複写業界をまとめる日本複写産業協同組合連合会の代表理事 森下修至氏が代表取締役社長を務める企業だ。
業界の中でも先んじて様々な取り組みを続けており、顧客の重要情報を預かるケースが多いという理由から、平成18年には同業界では初となるISO/IEC27001(JIS Q27001、情報セキュリティマネジメントシステム)を取得するなど、情報セキュリティの面からのサービス拡充にも積極的に取り組んできた経緯がある。

そんな同社がメイン業務としている複写業では、近年、一つの課題が持ち上がっていた。「ジアゾ機、みなさんには青焼きといったほうがいいと思いますが、複写としてはポピュラーだった印刷方式のひとつが、材料生産の停止によって継続できなくなってしまうのです」と話すのはモリシタ 常務取締役の森下智央氏(以降、森下氏)だ。
モリシタでは、青焼きに変わるサービスとして、新たな印刷機器を模索することとなったが、そんな矢先に発表されたのがHP PageWide XL プリンターだった。

企業規模を問わず顧客満足を提供

「営業的な面でも導入されて改善できた点は多かった」と
モリシタ 常務取締役 森下智央氏

技術的な要件による業務改善点

HP PageWide XL プリンターの情報を入手した森下氏はすぐに興味を持ったのだという。「青焼きの提供停止のほかにも、弊社では営業的な課題がありました。
それは既存印刷機の特長にかかわる問題です」と話す森下氏。

同社では複数の印刷機を所有しているが、それぞれに異なる特長を持っている。
例えばモノクロは品質も高く高速だが、カラー印刷は苦手というものや、逆にカラーの品質は高いが印刷速度が遅いため急ぎの要件に向かないなどといったものだ。

これまでは、顧客ニーズに合わせる形で、各印刷機を割り当てていたが、モノクロとカラーが混在する印刷の場合、モノクロ部分を印刷機Aで、カラー部分を印刷機B でといったように2重の手間をかけて印刷するケースも少なくなかったという。

「ですから、営業としても受けてきた仕事にカラー印刷が混ざっているのかわからない状況で短納期を提示されると、即答しづらいようなこともありました」と森下氏は語る。こうした状況を打破するためにも、モノクロ、カラー問わず、高品質で高速に印刷できる大判プリンターが要求されていたのだ。

「スペック的には全く問題ありませんから、導入を決めるのは早かったです」と森下氏が語るように、「HP PageWide XL 5000 MFP」の導入が決まることになった。

技術的な要件による業務改善点

モリシタに導入された
HP PageWide XL 5000 MFP

インクジェット方式 大判プリンターの新しい可能性

「印刷スピードは速いですし、カラーを用いたグラフィックスはもちろん、線画の品質も高て満足しています」と導入の感想を語るのは、モリシタデジタル室長の山崎仁嗣氏(以降、山崎氏)だ。
HP PageWide XL 5000 MFPはA1サイズで1分間に最大約14枚という高速印刷が可能な性能を持っている。この速度は、モノクロはもちろん、カラーでも同等の速度で印刷できるため、従来のようにカラーモードを使う場合は速度が低下するということはない。

また、HP PageWide XL 5000 MFPが導入され、実運用に入ってから気が付いた点もあるのだという。「予備のインクタンクやロール紙がセットできるのは非常に効率的ですね。実際に仕事中にインク切れや用紙切れが起こると、交換にかかる時間以上にストレスを感じるものです。それがスムーズに切り替わるので、非常に楽な感じがしますね」と山崎氏は語る。

HP PageWide XL 5000 MFPでは、オプションを用いることでロール紙が最大4本まで装着できるだけでなく、これらを自動切り替えによって運用することもできる。
インクタンクについても同様で2セット分をあらかじめ取り付けておくことができる。
この「デュアルインク」によって、プリント中でも自動的にインクを切り替えることが可能になるため、ストレスのない印刷環境が構築できるのが特徴だ。

ロール紙は最大4本まで保管できる

ロール紙は最大4本まで保管できる。
自動切り替えも可能だ

※オプション使用時

デュアルタンク

インクタンクが2列にセットされた「デュアルタンク」。
印刷中でも途中切り替えができる

こうしたオペレーション上の機能では、8インチのタッチパネルも評価が高いという。
「とくに単純なコピー作業などのとき、PC へ戻らずにこのままタッチパネル上で操作が簡単に行えます。これは特にみんなで使い方を学んだということもなく、自然な形で感覚的に扱うようになっていましたね」と山崎氏。
直感的な操作が可能な点は、無理やストレスのない業務スタイルに欠かせないものといえる。

HP PageWide XL 5000 MFPは、静音や振動の少ない設計なのでオペレーション環境はとても静かだ。
「ジアゾ機は機器の特長として排気が必ず必要です。それに比べてHP PageWide XL 5000 MFPは、作動音も静かで排熱も非常に少ないと感じます。
仕事場に直接置ける印刷機器として、そこで働くスタッフへも良い環境を与えていると思いますね」と山崎氏は語る。

ストレスのない作業環境を提供する大型8インチディスプレイ

ストレスのない作業環境を提供する大型8インチディスプレイ

更なるニーズに応えていくために

営業的な課題であった、モノクロとカラーが混在するような印刷物においても、大きな改善がみられているという同社。「カラーだから、モノクロと混在しているから納期が分からないという状況は無くなりました。
お客様にも正確な納期をお伝えできるため、サービス品質の向上にもつながっています」と森下氏は語る。「これまで印刷機を分けてカラー部分、モノクロ部分とアナログ的に印刷を分けていた状況が無くなったのですから、業務効率は大幅に改善できましたね。
その分、他の仕事ができますから、会社全体のビジネスへの貢献度は高いです」と山崎氏は太鼓判を押す。

HP PageWide XL 5000 MFPの導入により、課題を解決するとともに、新たな可能性も手に入れたモリシタ。
「お客様にとって、頼んだ印刷物の品質は良くて当たり前なんです。ですから、これからは高い印刷品質を維持することはもちろん、スピード感も重要になってきます。HP PageWide XL 5000 MFPのような超高速大判インクジェットプリンターは、時代を見据えた印刷機だといえるでしょう」と森下氏は語る。

同社や業界でもいち早く、情報セキュリティに取り組んできているが、HP PageWide XL 5000 MFPもプリントした用紙の取り間違えを防ぐ「PIN プリント」や、AES-256方式でのHDD自動暗号化、プリントファイルの安全な消去、IPsecに対応するなど、情報の安全性や印刷物保護などの機能を有している。こうした機能の数々も、後の同社の取り組みに貢献できると思われる。

「HP PageWide XL 5000 MFPの運用はまだ始まったばかりなので、今後どのように変化していくのか楽しみですね。
いずれにしても、こうした超高速大判インクジェットプリンターの存在感は、これからますます大きくなっていくと思います。
弊社は、業界の中でも先んじて本機を購入することで、いち早くノウハウを集積して、広く伝えていきたいと思っています」とこれからの展望を語ってくれた森下氏。同社のHP PageWide XL 5000 MFPの導入は、いよいよ本格的な運用フェーズへと移行していく。
HPは今後も同社のビジネスを支えるべく、HP PageWide XL 5000 MFPを通じて様々な形でサポートを続けていきたいと考えている。

更なるニーズに応えていくために

「実運用で分かるユーザビリティーの高さがうれしかった」と
デジタル室長 山崎仁嗣氏

対象プリンター

HP PageWide XL 5000 MFP

HP PageWide XL 5000 MFP

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