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スチュアート・グランプリ社
スチュアート・グランプリ社の挑戦
  • 新しい情報システムの構築
  • 最新のテクノロジのみを使用
  • 短期間での設計開発を支援
  • 自社の要件に対応できる一貫したソリューションを提供できるサプライヤを見つけだす
ソリューション
  • HPのインフラストラクチャのみを使用
  • HPリセーラであるランダム・コンピューティング社によるインストールとサポート
  • CAD/CAM/CAEアプリケーションにはHP workstationを使用
  • 他のアプリケーションにはHP Vectra、HP Kayak、HP Omnibookを使用
  • データの解釈、分析、モデリングについてHPが協力
メリット
  • 信頼性がきわめて高いハードウェア・プラットフォーム
  • ワークステーションとソフトウェアが高性能であるため最適設計が可能再設計と実際のプロトタイプ作成作業を最小限に
  • 効率的なコミュニケーション・テクノロジにより効果的な協力体制が可能
  • スチュアート・グランプリ社のプロジェクトへの情熱を分かちあえる優秀なサプライヤとの技術パートナシップ
元F1チャンピオンのジャッキー・スチュアート氏

スチュアート・グランプリ(SGP)はモーターレーシングの世界では新興企業です。SGPは元F1チャンピオンのジャッキー・スチュアート氏とその息子ポール・スチュアート氏を中心に1996年に設立され、1997年3月のメルボルンでのグランプリにスチュアート・フォードSF-1によりグランプリ・デビューを果たしました。SF-1はモナコ・グランプリでは2位に入りました。1998年シーズンにはF1のレギュレーション変更に合わせて新たにSF-2が投入されました。SF-2はSGPのパートナであるフォード・モータとコスワース・レーシングの新開発V10エンジンを搭載していました。

SGPの前身はポール・スチュアート氏の前の会社、ポール・スチュアート・レーシングで、この会社はミルトンキーンズの町でゼロから起こされた会社でした。ゼロからの出発には困難もありましたがメリットもありました。たとえば、情報技術(IT)テクノロジ・インフラストラクチャについては、既存のシステムやプロセスを考慮することなく最初の段階から構築することができました。旧来のテクノロジは使用せず、最新のテクノロジのみを使用することが決定されました。ITマネージャのスティーブン・ネヴィー氏によれば、SGPはこうすることで旧システムをひきずっている競争他社より優位に立とうとしたのです。

F1レースの成功は、前のシーズンが終わってから次のシーズンの始まりまでの間にいかに早く新しい自動車を開発するかにかかっています。また、1つのシーズンの中でも、レースの間に変更や改良が必要となることが少なくありません。SGPでは始めから、こういった状況に対応するためには3D CAD/CAMの導入が必要だという見識に立っていました。これを象徴するかのように、SGPには製図板は1枚もありません。

SGPは、設計に成功するには高度のグラフィックス機能を備えたパワフルなワークステーションが必要であることを知っていました。設計は細部にわたり、またできるだけ多くの自動車を画面に表示できるように高い性能が要求されました。また、高信頼であることも欠かせません。ネヴィー氏によれば、タイトなスケジュールでの仕事に信頼度の低いハードウェアを取り入れるというリスクはとんでもないことでした。

ところで、SGPはITサプライヤに高信頼で高性能のコンピュータのみを求めたわけではありません。システムを一から構築するのですから、要求条件に対応できる一貫したソリューションを提供できる会社を捜しました。その会社こそがHPでした。

「自分たちで1つ1つシステムを構築してゆくだけの余裕はなかったので、すべてのソリューションを引き受けてくれる会社が必要でした。そしてこの会社は厳しい製品開発サイクルを理解し、情熱を持って技術的パートナーシップを組んでくれる会社でなければなりませんした。」とネヴィー氏は説明しています。

「HPは相手の会社をよく理解し、プロセスを評価し、トータル・ソリューションを提案する会社だという定評がありました。また、前の会社での経験から高く信頼されている会社であることを知っていました。」

システムの構築にあたって、SGPはHPのシステム・インテグレータでありリセーラであるランダム・コンピューティング社を選びました。この選定のカギとなったのは、ランダム・コンピューティング社がF1チームにHPベースの情報システムを提供した実績があることでした。ランダム・コンピューティング社はベネトン、フェラーリ、アローズといったチームと仕事をしたことがあり、また、F1風洞試験用にHPベースの制御、測定、データ収集システムを作った実績をもっています。

1996年3月を最初に、合計25台のHP workstation b-classおよびc-classが設置されました。これらのワークステーションはCAD/CAMおよびCAEに使用されています。設計に使用されたメイン・ソフトウェアはHPのグローバル・パートナである Unigraphics SolutionsのUnigraphicsをHP-UXオペレーティング・システム上で最適化したものです。この他、応力解析にMSC/NASTRANおよびMSC/PATRAN、流体力学計算(CFD)にFLUENTを、車体力学分析にADAMSを使用しています。さらにUnigraphicsでCADデータの工作機械への出力やMicrosoft Accessをベースとするカスタム・アプリケーションにより製造制御を行っています。

メイン・データ・サーバはHP 9000 Kクラス・サーバで、このサーバによりシステム・アクセス、電子メールの処理も行います。システムのセキュリティを確保するためSGPではCheck Point FireWall-1をインストールしました。CAD/CAM/CAE以外のアプリケーションについては、Microsoft® Windows 95が作動するHP Vectra PCとHP Kayak PCワークステーションをクライアントとして使用しています。ランダム・コンピューティング社はすべてのハードウェアの納入と統合を担当し、HPと協力してネットワーキングのインフラストラクチャの設計を行いました。

現在、SGPの220名の社員の約4分の3がこのシステムを使用しています。これによりSGPでは迅速な設計開発が可能です。現在では自動車の構想開始から4、5か月で開発を終えるということは驚くべきことではありませんが、ネヴィー氏は、この短い期間内に何度もプロセスの見直しをすることができるということこそ大きな競争力の源だと感じています。例えば、最近開発されたカーボン・ファイバ・ギヤボックスでは何度もCADアプリケーション上でテストを繰り返すことで、実際に製造に取りかかる前に衝撃試験の要件に適合させることができました。

「それぞれの部品の開発期間が短縮されたことで設計の最適化に時間を割けるようになりました。そのため、新しい自動車の開発や次のレースまでの改良に対しても、すぐれた結果を出せるようになりました。当社のエンジニアは皆共有のデータを使用し、全体像を見ながらそれぞれの部品の設計しているため大規模な設計変更が生じるということはありません。実際にプロトタイプを作成するという必要性が小さくなったことにより時間が大幅に節約できます」とネヴィー氏は満足しています。

新しい自動車を設計する場合、自動車を主要部分、組立部分、部品といったようにツリー構造で表します。それぞれの設計者はツリーのノードに対応する特定の部分を担当します。他の設計者との効果的なコミュニケーションができることにより、意見の衝突があることが早い段階で明らかになります。さらに設計変更も容易になり、全体を見据えながらの検討ができるようになりました。グループによる設計検討が広く行われるようになり、CADデータをスクリーンや壁面にプロジェクタで投影してエンジニアたちが問題点を共有し、解決策を討議しています。SGPのエンジニアたちは今では大規模な設計もなんなくこなしています。CADソフトウェアの能力とともにHPワークステーションのパワーがこれらを可能にしたのです。

スチュアート・グランプリのCAEが提供するシミュレーション機能も設計最適化に大きな役割を果たしました。たとえば、車体力学をシミュレートして異なったサスペンション方式の性能をテストしたり、あるいは実際に製造してみることなく部品重量を最適化することができます。

SGPのインフラストラクチャの他の重要機能としてフォードやコスワースなどのパートナーとのISDNによるネットワーク網があります。ISDNにより製品開発の効率的な協力の前提である迅速なデータ交換を行っています。各地のサーキットと工場との連絡にもISDNが利用されており、サーキットのチームはいつでも会社の支援を受けることができます。デジタル写真の登場により、サーキットと工場の間で写真を電子データとしてやりとりすることも可能です。

「サーキットのピットは当社のネットワークの延長です。ピットのクルーは電話回線でサーバにアクセスして同じサーキットでの過去のレースのデータを見たり、新しい部品を工場で設計してサーキットに電子メールで設計図を送り、サーキットで作ることもできます。逆に、サーキットで特定の部品について問題が生じたときには、情報を工場に送信して直ちに変更を開始することが可能です。」とネヴィー氏は説明します。

「データ伝達の速度が当社にとってきわめて重要です。問題が起きたときには関係者全員ができるだけ早くデータを見ることができるようにしています。このシステムが優れている別の側面として、ランダム・コンピューティング社の支援を受けて、PCまたはワークステーションに格納されているデータに会社のどこからでもアクセスできるようになっていることが挙げられます。データが特定の装置からでないと見られないという問題はありません。」

HPは現在、SGPがレースやテスト走行で収集したデータを分析し解釈する活動に対し緊密に協力しています。レース中には100項目以上のデータを常時測定してピット内にあるHP Kayakワークステーションにマイクロ波で送信します。他のF1チーム同様、SGPでも、収集した大量のデータをどのように分析して自動車のスピードアップに生かすかが重要です。ブリストルとカリフォルニアにあるHPの研究所の専門家がデータの選別、表示、分析、モデリングの方法を支援しています。

「この仕事に協力してくれているHP社員の優秀さには強い印象を受けており、プロジェクトの推進に向けて積極的に取り組む姿勢にはとても力づけられます。ありきたりではない独自のソリューションを考え出し、有望な新しい開発分野を見つけだしました。」とSGPのアンディ・ミラー営業部長は語っています。

SGPは1999年シーズンを楽しみにしており、1999年シーズンは新しいドライバ、ジョニー・ハーバート氏が改良車を運転します。データの可用性や統合性をさらに改善することを計画しており、その中心となるのはUnigraphics SolutionsのPDMアプリケーションであるIMANです。また、CADデータを利用できるユーザ数も増やす計画です。現時点では、製品開発部以外の部、たとえば検査部ではCADモデルを設計者の肩ごしでしか見れません。その目的は、データを独立して検討できるようにすることです。マーケティング部のスタッフも3D CADデータを使用して会社のスポンサに異なったオプションを提案することに関心を持っています。

「HPは約束したとおりのことを実現しており、HPのテクノロジには充分に満足しています。当社はITインフラストラクチャの整備により競争力が向上したことは疑いがなく、それこそがまさに当社が求めていることです」とネヴィー氏は最後に語りました。

そしてジャッキー・スチュアート氏は最後にこう語ってくれました。「HPは創業間も無いダイナミックな新興企業にぴったりの情熱、エネルギ、スピリットを注ぎ込んでくれました。HPは当社の信頼に十二分に応えています」

会社概要

社名: スチュアート・グランプリ
所在地: イギリス、ミルトンキーンズ
設立: 1997年
社員数: 220名
自動車会社、グランプリ・サーキットその他でテストを実施。
フォーミュラ1グランプリ・レース用の自動車の設計製造。
本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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