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HP Workstation 導入事例紹介
学校法人・専門学校 首都医校 臨床工学学科様

 

HP Workstation 導入事例
医療教育の現場で要求される画像・動画処理のためにモバイル・ワークステーションを活用

首都医校ロゴ

コクーン外観

コクーン外観


医療・福祉・スポーツ分野のエキスパートを育成する学校法人・専門学校 首都医校(以降、首都医校)。新宿西口から徒歩3分にある総合校舎コクーンタワーがキャンパスで、臨床現場で求められる、知識に裏付けされた専門力や、鍛え上げられた実践力、仕事を円滑に進められる連携力という3つの力を持った人材を育て、現場に送り出している。

臨床・看護・医療情報・療法・スポーツ・東洋医療・福祉の7分野、31学科という複合的学科編成により、学生時代からチーム医療を意識した教育が行われている。学科によって差異はあるが、基礎から実践までを学ぶ2〜4年制課程や、大学等で関連分野を学んだ人々に実践教育を施す1〜3年制課程があり、昼間部だけでなく夜間部も存在する。

医療・福祉・スポーツ分野を目指す多くの人に門戸を開き、資格取得・就職だけでなくその後の転職までもバックアップ。学んだことを活かして有資格者として現場で働くという流れを作っている。 そうした実践的な教育を行う中で、一般的なPCでは力不足となる部分を補うものとして導入されたのが、HPのモバイル・ワークステーションだ。今回は、臨床工学技士で首都医校 教務部/臨床工学学科 教官の坂場聡氏(以降、坂場氏)に話しを伺った。

≫ 学校法人・専門学校 首都医校 http://www.iko.ac.jp/ 日本HP外のウェブサイトへ

  高度で広範な知識を求められる臨床工学技士育成の場で求められるコンピュータ

首都医校 教務部/臨床工学学科 教官 臨床工学技士 坂場聡氏

首都医校 教務部/臨床工学学科
教官 臨床工学技士 坂場聡氏

坂場氏が教鞭を執る臨床工学学科(4年制/昼間部・夜間部)は、医療機器を安全に操作し、保守点検を専門とする臨床工学技士を養成する課程だ。すでに他大学等で工学系または医療系の単位を修得した人が、臨床工学技士となるための知識を得て技術を磨く臨床工学特科(1年制/昼間部)も設置されており、坂場氏はこれらの学科において生体計測装置学等を担当。心電計や呼吸機能検査といった計測機器のほかにも人工呼吸器、人工透析装置といった人体の生命維持に欠かせない重要な装置の原理、操作法を教えている。

「テレビドラマの手術シーンなどでよく見られる医療機器類を扱う技術者です。近年話題になった医療ドラマでは人工心肺装置が活躍していましたし、手術後のシーンでも人工呼吸器はよく見かけるはずです。また人工透析を行う診療所はよく駅前などにあります。そうした医療機器の操作をメインに行うのが臨床工学技士です」と坂場氏は語る。

また、病院で扱われる医療機器類としてはレントゲンや検査機器などがイメージされるが、これらの管理も臨床工学技士の担当となることがある。「医療事故を防ぐという観点から、病院側にも医療法という法律によって色々な要求が出されています。医療安全対策室を作ったり、医療機器の安全管理責任者を置いたりしなければならない、というようなものです。結果として、放射線の機械は診療放射線技師が、検査機器は臨床検査技師が扱うのですが、そうした機器類や輸液ポンプのような小さなものまでを含めての管理者として、臨床工学技士への期待度は高まってきています」と坂場氏。

高度な知識を持つ医療従事者が扱うことにより、医療機器は
より安全に運用される

高度な知識を持つ医療従事者が
扱うことにより、医療機器は
より安全に運用される

そうした経緯から、本来、臨床工学技士が扱うものだけではなく、様々な機器についての知識を修得する必要が高まっているという。機器の操作はもちろん、その機器がどういう原理で動いているのか、どういう結果を出すものなのか、扱う上での注意点は何か、といった知識の修得が求められる。だからこそ、教育の場で活用されるのが、画像や動画だ。

各機器を動かした場合にどうなるのかを示す動画や、検査結果として表示されるものを画像化したものを授業では多く扱っている。「診断するわけではないので多少画像が粗くとも問題はないのですが、できるだけ本物に近いものをスムーズに見せたいと考えています。しかし既存環境ではそれが難しく、低解像度化したものを利用していました。また動画等がスムーズに表示できないストレスは常に持っていました」と坂場氏は従来環境の問題を振り返った。

  既存システムの弱点をカバーするモバイル・ワークステーション

教官向けにシンクライアント端末が
割り当てられている

教官向けにシンクライアント端末が
割り当てられている

首都医校では教官1人1人に対してシンクライアント端末が割り当てられている。これはコンプライアンスやセキュリティ面、管理コスト等を考慮し導入されたもので、各端末で利用できるアプリケーション等は全てサーバ側で管理する形をとっている。通常業務では特に問題はないものの、臨床工学学科においてはいくつかの問題があった。

「CTスキャンやMRIの動作を解説するために実際の素材を利用したいのですが、これらの画像はDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)という特殊なフォーマットになっています。ビュワーはあるのですが、これを自分のシンクライアントにインストールすることはできないため、別のPCにビュワーを入れ、そこで表示されるものをJPEG化した上でPowerPoint等に貼り付け、資料を作成していました」と坂場氏。

ファイルを作成するPCと、
資料を制作するシンクライアント端末



ファイルを作成するPCと、
資料を制作するシンクライアント端末。
データを移動させながらの作業は
負担が大きかった

作成した資料は、教育LANと呼ばれるネットワークの中核にあるサーバに保存する。各教室にはシンクライアントではないノートPCが設置されており、このノートPCがつながっているのが教育LANだ。サーバからLAN経由でノートPCで再生したものをプロジェクターに投影し、授業を行うというスタイルをとることになる。

しかし、手間をかけて作成した資料を、スムーズに閲覧するのも難しかった。できるだけ学生にとって価値のある資料を作成しようと思うと、どうしても画像が高解像度化する。しかも1枚の画像ではなく、実際のCTスキャンを見るように、多くの画像を連続的に見られるようにするのが理想だった。結果として資料はかなり大容量化し、LAN経由での再生ではスムーズに動かないことも多かったという。

「スライドショーで表示しているとき、次のページへ送るためにクリックしたはずなのに動かない。失敗したのかと思ってもう1度クリックすると2ページ進んでしまっていた、というようなことがよくありました。この動作自体はほんの数秒のことなのですが、ストレスになっていました」と坂場氏は語る。

グラフィックスの処理能力に大きな期待をしていたと坂場氏

グラフィックスの処理能力に
大きな期待をしていたと坂場氏


そこで導入を考えたのが、HPのモバイル・ワークステーションだった。教室で直接利用するために、現在利用しているものと同じくノートPC型であることが望ましく、要求されるだけの画像処理能力を持っているものという基準で選定された。

「サイトで画像系に強いという情報があったので、使ってみたらどうだろうと考えたのがきっかけです。 HPのサイトに掲載されている事例を見ると、医療分野でも多く導入されているようでした。

CPUの性能も必要でしょうが、重視したのはグラフィック処理能力です。高解像度の画像や動画を必要とする医療現場での採用例が多いのだろうと思いました」と坂場氏は導入の経緯を語った。

  高解像度画像の連続再生や動画再生に力を発揮


容量の大きな画像もスムーズに操作できる
HP EliteBook 8460w Mobile Workstation

容量の大きな画像もスムーズに操作できる
HP EliteBook 8460w Mobile Workstasion

坂場氏が選択したのはHP EliteBook 8460w Mobile Workstationだ。CTスキャンやMRIは、人体を輪切りにした映像を大量に作る。その映像を連続的に再生することで限りなく立体的なイメージを構築し、病巣の発見や状態の把握に役立てるものだ。そのため、画像を1枚だけ見るのではあまり意味がない。フリーのDICOMビュワーには連続画像再生を行う機能までは搭載されていないため、HP EliteBook 8460w Mobile Workstationを導入しても画像作成を行ってからの資料化という作業は残る。それでもかなり作業効率は上がったという。

「これまでのように、他のPC端末でデータを作成してシンクライアントで取り込むといった手順を踏まずに、直接HP EliteBook 8460w Mobile Workstation上で作業できることで、非常にスムーズになりました。いかに本物のイメージに近いものにするかということを考えていたので、スムーズなアニメーションを見せることができることができるのはよいですね。夏休み前に導入したこともあり、それほど使い込めたわけではないのですが非常に満足しています。細かい部分のストレスも解消されました」と坂場氏は満足度の高さを語る。

また、動画についても授業で効果的に使えるレベルに達したという評価だ。「学校ではテレビ番組で医療が取り上げられたものを録画し、見せることがよくあります。以前は教育LAN経由で再生したりすると途中で画像が止まってしまったり、スムーズに再生できないということがよくありました。ところがHP EliteBook 8460w Mobile Workstationを利用すると、非常に快適に再生できました。現在はDVDに録画して利用していますが、ブルーレイディスクドライブが搭載されているので将来的にはさらに精細な映像を見せることができると期待しています」と坂場氏は語った。

  複数動画の同時再生など高度な教育に活用

ハイパフォーマンスを活かし、
動画を使ったプレゼンテーションも
快適に行える

ハイパフォーマンスを活かし、
動画を使ったプレゼンテーションも
快適に行える

将来的な利用方法として期待されているのは、複数の動画を同時再生する能力だ。PowerPointに2つ以上の動画を貼り付け、その違いを見せるという形での授業が考えられている。

「私が始めてこの方法を学会で見たのは、7〜8年前だったと思います。当時はPowerPointにそうした機能がないため、その先生はMacで実現していました。元々グラフィックスに強いマシンだといわれていたMacでも、iBookではだめでPowerBook(現行品であればMacBook Pro)でなければできないなどといわれていたので、マシン的にはかなり負荷の高い処理なのでしょう。現在のPowerPointにはその機能が搭載されていますが、従来環境では2つの高解像度な動画を同時再生するのは不可能でした。モバイル・ワークステーションを導入したことでこれが可能になりそうだと期待しています」と坂場氏。実際の利用にはまだ至っていないが、すでに動画素材の作成などには着手しているという。

具体的にどのような動画を利用したいのかといえば、機器の利用方法による結果の違いなどのAパターンとBパターンを同時再生し、わかりやすい形で示すのが目標だ。「たとえばY字形のチューブに風船を取り付けてガスを送り込んだときに、Y字の別れた先が同じ直径のチューブならば抵抗が変わらないので同じように膨らみます。では、チューブの太さが違う場合にはどうなるのか。細いチューブ側と太いチューブ側ではどちらにどれだけ圧力がかかっているのか。そのとき、機器から得られる情報はどのようになっているのか。そういうものを示したいと考えています。最大4動画を同時再生するのが目標ですが、4動画再生というのはまだ学会や研究会でもそれほど見たことがありません」と坂場氏は語る。

また、動画再生を行う際にプロジェクターのスピーカーを利用できるようにすることも近い目標としてあげられた。これはHP EliteBook 8460w Mobile Workstationに搭載されているDisplayPortを利用し、対応プロジェクターに接続する形で実現可能だ。「1本のケーブルで映像も音声も出力できるようになるということで、期待しています。ほかにもデュアルディスプレイ機能を利用して2画像同時再生の画面を2つ並べるという利用方法もあるようですね。今のところは周辺機器の方がおいついていないのでそこまでのことは考えていませんが、将来的には色々なことができそうだと感じています」と坂場氏は語る。

  社会を支える人材育成に貢献


映像や画像を多用する教育方法は、医療系において近年非常に注目される手法だ。特に大量の画像を利用したアニメーションや動画など、機器の実際の動きなどがリアルに感じ取れる教材を利用することで、早い段階で深い理解が得られると考えられている。

「私が教育を受けた頃は、プリントで配られた画像だけを見ながら言葉で解説されていたのですが、正直なところよくわからないということが多くありました。後になって実習で本物を見て、あの時言っていたことはこういう意味だったのか、と理解する状態です。動画等で事前によく動きを見ることができれば、イメージがしやすくなるので学生の理解も早まる可能性が高いと考えています」と坂場氏は語る。

医療や福祉といった、今後の社会でより多く求められる人材を育成する首都医校でモバイル・ワークステーションが活用されることで、より高度な技術と深い知識を持った人材が誕生するはずだ。

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