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Adtranz社
Adtranz社 (ABB Daimler-Benz Transportation) HP と Division 社により軌道を修正
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スウェーデン、カルマーにある車両製造メーカのAdtranz社はバーチャル・リアリティ(VR)を利用して製品の品質向上および製品開発期間の短縮を図ることにしました。

ソリューション
Adtranz社はDivision社のdVSとdVISE VRソフトウェアをHPのワークステーションで使用しています。以前よりこのワークステーションを使用していたこと、およびDivision社とHPとの間に戦略的パートナーシップが結ばれていたことによりこのハードウェアが選択されました。Adtranz社では現在、Pro/DESIGNERからインポートされたデータをもとにVRシステムで工業デザインを行っています。

メリット
Adtranz社がVRの導入したことで、実際にプロトタイプを作成する機会は減りしました。この結果、設計過程のコストは削減され、所要期間も短くなりました。また、このことでAdtranz社とその顧客は注目を浴びました。Division社のVRソリューションとHP の高信頼アーキテクチャがAdtranz社の成功への大きな力となりました。

最近までAdtranz社は、ABB Tractionという社名で知られた由緒ある車両メーカーで、その歴史はスウェーデン南部のカルマーで100年前に始まりました。1996年1月にABBとDaimler-Benzの間で合弁会社が設立され、Adtranz社は誕生しました。Adtranz社は現在では90か国に拠点を持つ国際的企業です。カルマー工場では北ヨーロッパ向けに電気機関車および客車を製造しています。

リードタイムの短縮と対費用効果の高いデザインプロセスを実現することを目標に、カルマー工場ではこの4年間、設計用にHPのUNIXベースのワークステーションと3D CADソフトウェアPro/ENGINEERを採用してきました。製品開発時間のさらなる短縮と低価格で高性能の列車を提供するというビジョンを実現するため、Adtranz社は1995年末にVR導入を検討することにしました。

Adtranz社は各種製品を検討した結果、VR製品メーカー、Division社 のdVS VRオペレーティング環境とdVISEオーサリング・ツールを選択しました。Adtranz社の開発エンジニア、リチャード・ニルソン氏によればDivision社はVRサプライヤとして優秀であるだけでなく、最もエンジニアリング指向が強い会社だというのがその理由です。

このシステムのハードウェア・プラットフォームとして選択したのはHPのUNIXベースのワークステーションでした。ニルソン氏はその主な理由をHPとDivision社が戦略パートナであって関係が深いこと、Adtranz社にHPのワークステーションの使用実績があったことと説明しています。

当時、Adtranz社はすでに3年余りの間HPのワークステーションを使用しておりHPのワークステーションの信頼性がきわめて高いことを知っていました。HPのワークステーションにPro/ENGINEERソリューションを搭載してPro/DESIGNER(旧CDRS)を使って外観設計を行ったり、自社開発した製品データ管理(PDM)システムを稼働させていました。

1996年初め、Adtranz社は3台のHP製ワークステーションを導入し、そのすべてでdVSとdVISEを稼働させました。これによりHPのワークステーションの合計台数は約50台になりました。その内2台を2Dおよび3D CAD環境のファイルサーバにしました。また、Jクラス・システムも2台導入し、1台をネットワーク用に、もう1台にHP OmniBackを搭載してバックアップ用としました。

当初、Adtranz社によるVRシステムの使用は大規模な実験の域を出ていませんでした。しかし数か月後にVRが持つ大きな可能性が認識され、いくつかの分野でのメリットが明らかになりました。最初に実用に供されたのはdVS環境でのPro/DESIGNERによる工業デザインでした。

Adtranz社はまたこのVRシステムにより、他社のパッケージのCADデータを同じ環境で表示できるようにしました。

「Adtranz社の工場は世界中にあり、使用するCADも異なります。しかしこのVRは完全にオープンなシステムですから事実上すべてのCADソフトウェアのデータを変換して使用することができます。これはきわめてパワフルなシステムです。さらに、Intergraph CADソフトウェアを使用してはいるがdVISEも導入している英国ダービーの工場と連携して「仮想工場」を作ることもできます。2つの工場をリンクすることにより全員が同じ環境で同じ3Dモデルを見ることができ、リアルタイムでコミュニケーションが可能となります。」とニルソン氏は語っています。

カルマーでは現在、Pro/ENGINEERを使用したソリッド・モデルによる列車の設計を、部署を越えて実施できるようになりました。この設計をPro/DESIGNERにインポートして外観を作成し、こうして作成したモデルはdVS環境に簡単にインポートすることができます。VRを使用してバーチャル・プロトタイプを作成することでAdtranz社は現物のプロトタイプを作成するという、コストがかかり、複雑で時間もかかる作業を大幅に削減することができました。これにより設計スピードと効率が向上しました。

バーチャル・プロトタイプはワークステーションで見ることもできますし、ビデオ出力装置を使用してビデオに録画して見ることもできます。Adtranz社は製造、組立、文書作成、販売などにバーチャル・プロトタイプを使用しています。ニルソン氏によれば、特に重要なのは設計を顧客に伝えてすぐにフィードバックを受けることができることだと言います。

「バーチャル・プロトタイプは顧客にコンセプトを説明して販売活動を行うために非常に役立ちます。設計の説明段階での顧客の意見を最終設計に反映させることが可能です。また顧客は設計者の横に座って自分の意見に従い、設計が変更される様子を目の当たりにできてとても興奮するようです。」

AtranzがVRの導入により優勢であることは明らかです。カルマーはVRにより世界のAtranzの中でも目立つ部署になり、VRの中心ともいうべき存在になっています。これはAdtranz社だけでなく顧客にとっても大きな宣伝効果があります。

たとえば、Adtranz社が最近手掛けたプロジェクトの1つにストックホルムの地下鉄用車両があります。この設計は1996年8月にストックホルムで開催された「ウォータ・フェスティバル」に出展され、約3000人の見込みユーザが仮想環境で未来の列車を体験しました。このプレゼンテーションはHPがこの展示のために貸し出したワークステーションを使って行われました。来場者はバーチャル列車に乗車し、客室から運転室まで歩き、外側を一周することができました。この列車の注文主であるストックホルム交通局はその反応に喜びました。

「当社がストックホルムで行ったことはVRで何ができるかの良い例です。時間とお金を節約し、実際に製造しなくても顧客や一般人に体験してもらえるのです。」とAdtranz社の工業デザイナーであるゲルト・ハナー氏は誇らしげです。

Adtranz社は今後数年の間にさらにVRを推進してさらに高度なシミュレーションを行うことにしています。世界各地のAdtranz社工場もカルマーやダービーに従ってVRシステムを導入することを検討しています。その中にあって、カルマー工場ではHPのワークステーションが提供する高性能、高信頼の機能を活用して革新的なテクノロジ開発を担当しています。

「当社の数年にわたるHPのワークステーションでの設計経験によれば、信頼性だけでなく、優秀なサポートを受けられるという点もHPが一流であることの証です。私にとってはHPのワークステーションはコンピュータのBMWやベンツに相当する製品なのです。」とニルソン氏は締めくくりました。

本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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