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PCの規模拡充を短納期 & 低コストで実現した
日本体育大学図書館

日本体育大学
 
HP Converged Infrastructure
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PCの規模拡充を短納期 & 低コストで実現した日本体育大学図書館。
日本体育大学の図書館では世田谷キャンパス再開発に伴い、全面的なリニューアルを実施した。
その際のPC環境再構築にHP MultiSeat Computing(以下、HP MSC)を採用。
短納期と導入コストの圧縮という2つのハードルをクリアしつつ、端末の総数を一挙に2倍以上もの規模に拡充することに成功している。導入に携わった大学スタッフの方々の談話を通じ、HP MSCのメリットを検証してみよう。
日本体育大学 日本体育大学
日本体育大学女子短期大学部
管理部 広報課 主任
菊名 博之 氏 日本体育大学
日本体育大学女子短期大学部
図書館課
衛藤 俊介 氏 日本体育大学
日本体育大学女子短期大学部
管理部 電算課 主任
荒井 俊嘉 氏
日本体育大学
日本体育大学女子
短期大学部 管理部
広報課 主任
菊名 博之 氏
日本体育大学
日本体育大学女子
短期大学部
図書館課
衛藤 俊介 氏
日本体育大学
日本体育大学女子
短期大学部 管理部
電算課 主任
荒井 俊嘉 氏

トップアスリートを多数輩出する日本体育大学

日本体育大学(以下、日体大)はおよそ120年の伝統を誇る体育・スポーツ科学専門大学。体育・スポーツ系の教育機関としては最古の歴史を通じて、数多くのオリンピック代表選手や世界選手権代表選手などの一流アスリートを輩出している。

また、もともと体育指導者の養成を目的に設立された経緯を持つだけに、体育教員やスポーツ指導者、生涯スポーツ指導者の養成には定評があり、さらに、体育・スポーツの関連領域ということで、福祉系や医療系にも優れた人材を多数送り出している名門である。

同大学の中核をなす東京・世田谷キャンパスでは、現在、全面再開発を実施している最中だ。スポーツを文化として捉えた『体育・スポーツの総合大学』を構築する基盤となるべく、都市型・高度情報型キャンパスを整備することを目的とした実に大規模なものだ。

動画で見る、HP MultiSeat Computing最新事例

「地上6階、地下2階、トータル8階建ての都市型キャンパスとして作り替えているところです。また、体育館も現在、全工程の2/3ほどが完成し、すべてが完成するのは2011年11月。2012年4月の新入生から本格稼働を開始する予定です」(菊名氏)

図書館リニューアルを機にPC環境を一新

このキャンパス再開発に伴い、図書館がリニューアル・移転することになった。
日体大図書館は東京・世田谷キャンパスに本館、横浜・健志台キャンパスに分館が設置されている。蔵書数は約45万冊。体育・スポーツやその関連領域を中心に、国内外の図書、学術雑誌、ビデオ、マイクロフイルム、DVDなどが収集され、この領域での屈指のコレクションを誇っている。

旧図書館では学生が利用するPCとして、Web閲覧専用機と文書作成用ノートPCを配備していたが、本館と分館で合わせて40台程度の規模だったという。
その状況に対し、ユーザーである学生からは、台数の拡充をはじめ、1台のPCで両方ができるようにならないかという使い勝手の向上など、PC環境の改善を求める声が寄せられていたという。

図書館リニューアルに際しては、閲覧頻度のそれほど高くない蔵書や資料を収容できる自動化書庫を地下フロアに設置するなど、最新鋭の設備が導入された。
そのうえフロア面積も増床しており、PCの設置スペースも十分に確保されていた。

「以前よりも座席数や閲覧スペースにゆとりを持たせた配置が実現できました。ゆったりと本を見ていただけるようになっています」(衛藤氏)
このリニューアル・移転を機にPC環境を一新し、課題を一挙に解消しようということになった。具体的にはPCの台数を本館・分館を合わせ、100台程度とすること、さらに1台のPCでWeb閲覧と文書作成の両方をこなせる環境が目標だったという。

難航した機種選定の末にHP MSCを“再発見”

図書館サイドからの要望をベースに同大学管理部電算課スタッフが機種選定やシステム構成の検討に開始したのは2010年5月頃のことだったそうだ。

「学生が安心して使えるものということを大前提に、機種選定にあたってはクリアすべきふたつの課題がありました。比較的、短納期で機器を揃えなければならないということ。もうひとつはコストの問題です」(荒井氏)
特に納期の問題はかなりシビアで、新図書館のオープンが7月と決まっていたため、そこを目指して導入検討せざるを得ない状況だったという。

「学生達が使う共用のPCですから、当初は電源を入れ直せば初期の設定が復元されるようなソフトウェアと組み合わせ、通常のPCをディスクイメージを固めて運用することを考えていました。しかし、納期とコストの問題からそれが難しいということになりました。何か他に方法はないかという時に、1台のPCを複数で共有するというコンセプトの製品があったはずとHP MSCの存在を思い出し、検討の俎上に乗せることになったのです」(荒井氏)
荒井氏はHP MSCの製品発表をWeb上のニュースサイトなどで目にしていたという。その時には、こんな製品もあるんだなという感想を持つ程度の関心だったそうだ。
「まさか自分が導入の当事者になるとは、その時には思ってもみませんでした」(荒井氏)

1台のPCを複数ユーザーで共有するHP MSC

1台のPCを複数ユーザーで共有するHP MSC

図書館に配備されたHP MSC。
1台のホストPCに最大8台の端末か接続している
HP MSCは1台のホストPCを最大10ユーザーで利用できる、新しいコンセプトの製品である。ホストとなる省スペースPC、HP MultiSeat ms6000 Desktop(以下、ms6000)に、アクセスデバイスと呼ばれるHP MultiSeat t100 Thin Client(以下、t100)がUSBケーブル1本で接続されるシンプルな構成のソリューションだ。

日体大図書館が採用したms6000は Extendedモデルと呼ばれる上位機種で、インテル® Core™2 Quad プロセッサーを搭載。プロセッサーコアを4基も搭載し、ハイエンドクラスPCに採用されるほどのスペックを備え、最大10ユーザーが個別にアプリケーションを利用しても、十分なパフォーマンスを発揮する。

OSには、サーバー用OSとして定評のあるWindows Server 2008 R2をベースとする最新OS、Microsoft® Windows® MultiPoint™ Server 2010を搭載。

メモリも標準で6GB搭載と、複数ユーザーの同時利用を前提に、高い信頼性を確保した設計となっている。
一方、t100はCPUやメモリなどは搭載しておらず、単純にモニターとキーボード、マウスを接続するアクセスデバイスとして機能する。モニターの裏側にマウント設置できるほどのコンパクトサイズで、接続はUSBケーブル1本のみ。電源もUSBを介して供給されるため外部電源は不要だ。
Webのブラウズやオフィスソフトウエアの操作といった一般的な利用シーンでは、通常のPCとまったく変わらない使用感で快適に利用できる。

納期とコスト、2つのハードルをHP MSCでクリア

納期とコスト、2つのハードルをHP MSCでクリア”
図書館の閲覧スペースに整然と並べられたHP MSC
PCを100台導入しようという時に、HP MSCならホストPC自体の調達は10数台で済み、それだけ納期は短縮できる。コスト面も同様で、導入コストはほぼ半減できる。
かくしてHP MSCは荒井氏らにとって福音となった。

15機のms6000と、97台のt100がそれぞれ導入され、うち、本館に61台、分館に36台の端末が配備されることになった。1機のms6000に最大8台のt100がつながる構成だ。
「HP MSCに決まってからは速かったですね。その時点で猶予はあと1ヶ月というところでしたが、導入そのものはほぼ2週間程度で問題なく完了し、7月の図書館オープンに間に合わせることができました」(荒井氏)

このスピードにはインテグレーションの簡易さも大きく貢献しているといえるだろう。面倒な設定作業が必要となるのは15機のホストPCだけであり、ホストPCとアクセスデバイスの接続もUSBケーブル1本のみ。
しかもプラグ & プレイが可能と、導入時のインテグレーションは大幅に簡略化されているのだ。

図書館オリエンテーションに一人1台ベースのPC環境を実現

図書館オリエンテーションに一人1台ベースのPC環境を実現
ユーザー(学生)達も通常のPCと違和感なくHP MSCを使っている
無事に導入されたHP MSCの評価について聞いてみた。

「当初の希望どおり、端末台数を多く設置できたのがよかったです。今までは図書館のオリエンテーションの際に、学生に交代でPCを使ってもらっていましたが、今は一人1台で使ってもらえています。Web閲覧や文書作成など、今までのPCと変わらずに普通に使えますね」(衛藤氏)

「Webのブラウズやオフィス系アプリケーションを使う分には、通常のPCと遜色なく動作していると評価できます」(荒井氏)

現在、HP MSCは電源ONをBIOSの設定で、電源OFFはタスクスケジューラで管理し、またアイドル状態が15分継続した場合には自動的にログオフするなどの設定で、共用PCとして使用されている。

ユーザーである学生からも、違和感や不具合などを訴える声は特にあがっていないという。端末総数で2倍以上、東京・世田谷キャンパスに関しては実に3倍もの台数を確保するに至ったのだから、図書館のPC環境改善は、HP MSCによって成功したといえそうだ。

より効率的な運用・管理手法を目指して

一方で、荒井氏は今後の運用についての見通しを次のように話す。

「7月のオープンに間に合わせることを最優先したため、学内ネットワークとの接続や作成したドキュメントの保存方法などを、後追いで整備していきました。また、ホストPCの管理手法についても、より効率化ができるのではないかと検討を重ねているところです」
かつては持ち込まれたUSBメモリで対処せざるを得なかったデータの保存は、別のシステムで運用されていたWebストレージを活用し、図書館のHP MSCからアクセスできるようにインターフェースを再構築したという。また、学内ネットワークとの接続にはActive Directryを導入し、ユーザーに余計な負荷をかけない認証機能を実装するなど、よりスムースな運用のためにさまざまな工夫をしているとのこと。これらにより、7月のオープン直後よりも使い勝手は向上していると衛藤氏はいう。

また、管理面についても、ホストPCのディスクイメージを全機で共通化したり、別の場所に持っておくことで、万一の障害時にも容易に復元できるようにするなど、運用上の効果を狙う方法を模索しているそうだ。

「通常のPCを100台入れたのに比べれば、HP MSCの場合は管理対象となるホストPCはわずか15台ですから、影響範囲は少ないですし、運用上の負荷も低いと思います。しかし、逆にいえば、1台のホストPCに問題が発生したら7、8台の端末が使えなくなってしまう。そのリカバリーについてはまだまだ改善の余地があると考えています」(荒井氏)

学内の他部署でもHP MSCの導入を検討中

日体大ではキャンパス再開発を機に学内全体でPCを増やそうという動きがあるそうだ。その時に図書館での実績からHP MSCは有力な選択肢のひとつになっているという。

「実際に、学生の就職活動を支援するキャリア教育支援課という部署でも導入を検討しています。一般的、標準的なPC利用が見込めるシーンで、台数を増やしたいというような場合に最適なソリューションではないかと思います」(荒井氏)

最後に、荒井氏はHPに対する期待を次のように語った。

「HP MSCはまだ導入先行事例が少ないということで、運用上の細かなノウハウに関する情報はHPさんや販売パートナーさん頼みという面が少なからずあります。その意味で、効果的な運用方法など、さまざまな情報提供を期待しています」
本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。
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