HPは、”Keep Reinventing(革新のその先へ)”をブランドスローガンとして、世界中の人々の生活をテクノロジーをもってより豊かなものにしていくことを目指し、日々の仕事の中ではこのミッションを実現すべく驚きの体験を提供し続けることをミッションとしている。その戦略の中で、PC利用の可能性を広げるデスクトップPCとして発表されたのが、今回紹介するHP Elite Sliceである。

本特集では、日本HPクライアントビジネス本部 デスクトップビジネス部 プロダクトマネージャー 山口祐佳 氏に話を聞いた。

クライアントビジネス本部
デスクトップビジネス部
プロダクトマネージャー 山口祐佳 氏

 

●革新的デザインのモジュール型PC

山口氏によれば、HP Elite Slice(以下、Slice)の特徴には「デザイン」、「セキュリティ」、「コラボレーション」の3つのポイントがあるという。


「Sliceは、様々な機能を搭載した拡張モジュールを組み合わせることで、お客様の用途に合わせて機能を拡張できるデスクトップPCです。法人向けデスクトップPCとして初めて、HPのプレミアム製品の証であるロゴ “プレミマムロゴ”をあしらった超小型フォームファクターは、デザイン性の高さと省スペースを実現しています」と山口氏が語るように、まず目につくのはその特徴的な「デザイン」だ。


 

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 Sliceは、トップカバーとモジュール(後述)の組み合わせによって、【HP Elite Sliceコラボレーションモデル】、【HP Elite Sliceワイヤレスチャージングモデル】、【HP Sliceオーディオモジュール付きコラボレーションモデル】の3モデルが提供される。


HP Elite Slice
コラボレーションモデル
HP Elite Slice
ワイヤレスチャージングモデル
HP Elite Slice
オーディオモジュール付コラボレーション
モデル

ベースPCにコラボレーションカバー、インテルUnite®ソフトウェアを組み合わせたモデル
価格:148,000円

ベースPCにワイヤレスチャージングカバーを組み合わせたモデル。
価格:15万円前後、3月末販売開始予定

コラボレーションカバー、HP Elite Slice用 オーディオモジュール、インテルUnite®ソフトウェアの組み合わせたモデル。
価格:178,000円



 今回用意されたのは、トップカバーとしては、2つ。カバー上のタッチキーを押すことでデスクトップPCがSkype for Businessと連携し、容易にインターネット会議に参加したり通話できる<コラボレーションカバー>と、6インチまでのスマートフォンやモバイルデバイスをワイヤレス充電可能な<ワイヤレスチャージングカバー>だ。


 さらに、モジュールとして、<Bang & Olufsen搭載オーディオモジュール>、CD/DVDのリーダー/ライター機能を提供する<オプティカルディスクドライブモジュール>および100mm×100mmのVESA規格に対応した<VESAマウントモジュール>の3つを提供。

 

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ベースとなるPCは、Windows 10 Pro (64bit) が稼働し、モデルにあわせて、CPUはCore i5-6500TあるいはCore i7-6700Tを搭載する。本体にはEthernetポート×1、Wi-Fiモジュール/アンテナ、HDMI×1、DisplayPort×1、メモリは全モデル共通で8GB(最大32GBまで増設可能) で十分な拡張性がありながらも、「サイズが 約16.5センチ×16.5センチ×3.55センチ、重さが約1.05kgですので、女性でも片手で持てる大きさ」(山口氏)である。


 

これらのモジュールは、それぞれ重箱のように積み重ねるが、接続はケーブルやネジが不要で、取り付け/取り外しが簡単になっている。各モジュール間はUSB-typeCの規格を使用した独自コネクタで接続できる。モジュールを装着するときは重ねて押し込むだけで、ロックされる。

●セキュリティと管理性を高める機能を搭載


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 近年、政府が勧める働き方改革に、ある多様性のあるワーキングスタイルへの対応が求められているのはご存知だろう。この動きは自宅やカフェなどオフィス外で働く機会が増えるのに比例して、セキュリティ面の脅威にさらされる危険が増える。そのため日本HPでは、高いレベルのセキュリティと、シンプルな管理の両立を実現するソリューションの提供に取り組んでいる。Sliceも例外ではなく、「セキュリティ」と管理性の強化へ余念がない。


 本体には、右側面に指紋認証モジュールを内蔵することで、セキュアなログインを実現する。本体および各モジュールはセキュリティロック用ラッチが用意され、ケーブルロックを一番下のモジュールに差し込んでロックすることで、システム全体がロックされる仕組みになっている。VESAマウントモジュールをVESA規格対応のアームやスタンドなどに本体を固定すれば、持ち出しすることは不可能だ。


 Sliceには“HP Sure Start with Dynamic Protection ”が搭載されている。


「今までのHP Sure Startは、PC起動時だけ稼働してきました。HP Sure Start with Dynamic Protectionになって、BIOSの状態を定期的に(通常15分間隔) 監視することができるようになりました。これにより、BIOSへの攻撃の検知、自動修復など、高いセキュリティ機能を提供します」と山口氏。


その他にも、TPM 2.0によりOSや他のハードウェアから独立したセキュリティチップに暗号キーを格納することで、 データやメール認証情報のセキュリティを高める。


管理性についても、Intel vPro対応しているため、リモート管理で運用管理を効率化。HP Client Securityにより、様々なセキュリティ機能を1つのインターフェイスで設定でき、高い効率化を実現する。

●生産性を大幅に向上させるコラボレーション


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 最後のキーワードは、「コラボレーション」だ。


「近年、全体の仕事時間の43%が会議などのコラボレーションのために使われ、その割合は年々増加傾向にあります。さらに、日本で働き方改革を実現するには、リモートワークを行う社内外の関係者がスムーズにコラボレーションを行う必要があります」(山口氏)


日本HPによれば、電話や会議システムの利用設定には、平均約12分かかるという。それに対しSliceは、コラボレーションカバー上にある直観的なインターフェイスによって、ワンタッチで、Skype for Businessに30秒ほどで参加でき、会議の設定にかかる時間を最小限にできる。


さらに、オンライン会議で重要な音声品質についても高級オーディオブランドのBang & Olufsenの360度スピーカーにより、明瞭かつ正確なサウンドを実現し、収音範囲5mのマイク、ノイズキャンセリング機能、音声の大きさやバランスを調整するHP Boost Audioによって、会議室のどこにいても収音しクリアに音声が伝えられる。



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音声だけではない。コラボレーションの促進に有効なプレゼンテーションなどの画面共有も、Intel® Uniteによりケーブルなしでワイヤレス画面共有できる。このため、「デバイスによって接続できるケーブルやコネクターがなくて、右往左往する」といった無駄な時間がなくなる。


「Intel® UniteとSkype for Businessを組み合わせることで、ローカルからリモートまで含めて、非常に効率的なコラボレーションを実現することが可能になりました」と山口氏は自信を持つ。


これらの3つのポイントから、Sliceが、デスクトップPCの新しい可能性を広げる革新的な製品であることが分かっていただけたのではないだろうか。


最後に、HPパートナーへのメッセージを聞いた。

 

「Sliceは、コラボレーション機能を生かして企業やホテルのミーティングルームなどでの活用、デザイン性が求められるレセプションやショールームなどでの利用が考えられます。これらは今まで他社の電話会議システムが採用されていた領域ですから、パートナー様にとって新しく成長を見込めるビジネス機会にもなります。ぜひビジネス開拓にご一緒させてください。」(山口氏)


 先月新しくオープンした「カスタマーウェルカムセンター(CWC)」でも、ひときわ輝きを放っていた製品の1つがSliceである。ぜひ、Sliceのデモを常設するCWCの活用も含めて、春からの事業を拡大して欲しい。

日本HP Partner News 2017年3月21日号 特集記事]
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