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コラム:印象マネジメントを学んでみよう!

Vol.005(2015/12/22)〜Vol.010(2016/05/24)連載

 

今回から新コラムをはじめます。以前大人気だったコーナーです。
しかも今回は業界や製品の枠を超えて、誰でも使える「印象マネジメント」というもの。
いつもと毛色の違うお話をしてくれるのは、製品勉強会でも専任講師としてご活躍いただいている吉武利恵さんです。


<第1回>自分の印象の答えは、常に相手が持っている

人の印象の専門家の吉武利恵です。

あなたは、できれば周囲の人に好印象を与えたいと思いませんか?実は、世界でたった一人、自分の姿が見えないのは「自分だけ」です。他人は、あなたのことを意識してじっくり観察することもできます。しかし、観察した印象をあなたに教えてはくれません。相手が見たり感じたりしたあなたの印象は、あなたには分かりにくいものです。

みなさんに、印象で損をしていただきたくはないので、「印象マネジメント」の連載をスタートします。
人の印象の大前提:「自分の印象の答えは、常に相手が持っている」
あなたが思うセルフ・イメージと、相手が感じたあなたの印象が近ければ近いほど、コミュニケーションが円滑に回り、コミュニケーションの幅が広がります。あなたの印象は、あなたの知らないところで勝手におしゃべりしているかもしれません。

◆相手に見える印象の重要要素は3つ

  1. 1. 振舞い力
    相手があなたの行動や態度(姿勢や言葉遣い、マナー、礼儀など)から判断している印象
  2. 2. コミュニケーション力
    相手があなたのコミュニケーションの取り方などを元にして判断している印象
  3. 3. 外見力
    あなたが何もしていなくても、見た目で相手に与えている印象

人の印象は、あなたの存在そのものを、相手がどう感じているかということです。「あなたの印象=相手が判断しているあなた」ともいえます。
周囲の人に対して、「本当の自分を分かっていない」と思うことはありませんか?その印象をメッセージとして自分から発信しなければ、相手には伝わりません。相手は、あなたが発信した印象から判断することしかできないのです。つまり、自分の印象は誰のせいでもなく自己責任です。外見だけ取り繕っただけでは足りませんよね。

印象マネジメントは、自然と身についている人は少なく、いつからでも身につけることのできるコミュニケーションスキルです。理想の印象を作ることが「印象マネジメント」というのではなく、相手に間違った自分の印象を持たれないように、あなたの能力やキャリア、ヒューマンスキルなどの存在価値を、相手に見える形に最適化すること。それが「印象マネジメント」です。
「印象マネジメント」がどのようなものか、ご理解いただけましたか?今後、みなさまから疑問やご要望をいただきましたら、吉武さんがみなさまの疑問にこたえてくれます!読者アンケート欄に、ぜひ解決したい疑問を書いて送ってくださいね。みなさまの声をお待ちしております。

Vol.005(2015/12/22)掲載 上に戻る↑

<第2回>お金も時間もかけずに瞬時に印象アップする技は?

人の印象の専門家の吉武利恵です。

どんなに中身がすばらしい人でも、印象で損をしていたら、チャンスを逃ししまうかもしれません。
印象アップはしたいけれど、
・髪形や洋服から変えるにはお金がかかりそう。
・仕事が忙しくて、印象アップに費やす時間がない。
・そもそも、どうすればいいかわからない。
こんなお悩みをお持ちではありませんか?

お金も時間もかけずに、瞬時に印象アップする技があります。

誤解がないように先にお伝えしておくと、人よりも印象が良くなるという指標ではありません。ですが、今のあなたの印象を1〜3割アップすることができます。

そこで「凛々しい男性」や「凛とした女性」を想像してみてください。
想像したその人は「良い印象」or「悪い印象」のどちらでしたか?
8割以上の方が「良い印象」と答えるのではないかと思います。凛々しさや凛としたイメージが与える印象は、「男らしい」「真っ直ぐ」「芯が通っている」「信頼できる」「安心できる」「安定している」「頼りになる」「堂々としている」「ポジティブ」「前向き」などです。「凛々しさ」や「凛とした」印象の共通点は“姿勢の良さ”です。
背筋がピンと伸びた姿勢は「芯が通った」「真っ直ぐ」な印象を与え、ブレない体は「安定感」「頼れる」印象を与えます。そして、体の姿勢の良し悪しで、やる気や仕事への姿勢を判断する人もいます。残念ながら、悪い姿勢にポジティブなメッセージはありません。

では、姿勢をセルフチェックしてみましょう。
正しい立ち姿勢は、前後左右、体の中心でしっかり立ち、顎を引いた状態です。壁を利用して確認しましょう。
@かかと、Aお尻、B両肩、C後頭部の4個所を壁に付けて顎を引きます。
腰の反りは、片手の掌の厚みが理想なので、片手を壁と腰の隙間に差し込んで確認してください。
そして、肩の力は抜き、下腹に力を入れて、正しい姿勢をキープします。立ち姿勢だけでなく、座り姿勢も重要です。 お尻の坐骨を押し付けるようにしっかりとイスに座り、腹筋と背筋で上体を支えます。 正しい姿勢をキープするには、インナーマッスルが必要ですし、毎日意識して正しい姿勢を行えば、自然とインナーマッスルが鍛えられます。人の印象を大きなパズルに例えると、「姿勢」は一つのピースに過ぎません。しかし、姿勢を正しくすることにお金も時間もかかりません。意識して行動さえすれば誰にでもできることです。

人とのコミュニケーションに欠かせない要素が人の印象です。日々一つ一つのピースを磨き上げて埋めていくことが印象アップに繋がります。本来の自分のポテンシャルに近づくために、ぜひ「印象マネジメント」に取り組んでみてください。
ぜひ、ご感想、ご質問など、皆様の声をお待ちしております。

Vol.006(2016/01/26)掲載 上に戻る↑

<第3回>ポテンシャルを最大限に高める取り組み

人の印象の専門家の吉武利恵です。

世界でただ1人、自分の姿が見えないのは自分だけです。
印象マネジメントの取り組みは2つです。印象アップに取り組みながら、同時に人に悪い印象を与えてしまう部分を排除します。そのときの視点は、常に「相手目線」です。

印象マネジメント1:「ポジティブな印象要素を増やす」
ポジティブな印象は、相手から加点がもらえる部分です。コミュニケーション時の内容や言語だけでなく、相手が心地良く感じるコミュニケーションを目指します。非言語コミュニケーションの「言葉遣い、話し方、声の大きさ、声のトーン、声のスピード、表情、服装、身だしなみ、所作、姿勢」など、全てが言語と一致して表現できるように、日々意識しましょう。

印象マネジメント2:「ネガティブな印象要素を減らす」
ネガティブな印象は、相手から減点されてしまう部分です。 印象だけの減点に留まらず、他の部分も同時に減点されてしまう可能性があるので注意が必要です。自分で気にならなくても、「よれよれ」「くたくた」「しわしわ」「ぼさぼさ」など、他人が不快に感じたり、不潔に感じる可能性のある部分を排除することで、減点されないように、リスクマネジメントしましょう。

「身だしなみ」は、ビジネスパーソンの嗜みとして基本中の基本です。
対面で相手に与える印象の重要なファクターの一つです。
日本には古くから「襟を正す」という言葉があります。
あなたが行う、「姿勢と服装の乱れを整える動作」
それを見て相手が感じることは、「心や気持ちを引き締めて、真面目な態度で物事に取り組んでいる」というものになるでしょう。「礼儀」としての「身だしなみ」は、相手に対しての敬意を表現する行為です。「マナー」の観点の「身だしなみ」は、TPOに合った、周りの人への配慮です。身だしなみだけを整えたからといって、仕事ができるようになる訳ではありません。
しかし、身だしなみに無頓着で関心がないのは、一緒に働く人やお客様に対して「配慮に欠ける行為」だと判断する人もいます。
身だしなみができていないと「常識に欠ける」、「残念な人」というラベルが貼られるかもしれません。身だしなみは元々備わっているものではなく、誰でも取り組める行為です。足元から頭まで清潔に整えて、ポジティブな印象要素を増やし、ネガティブな印象要素を減らしましょう。あなたのポテンシャルを最大まで高める取り組みを行ってください。

ぜひ、感想、質問など、皆様の声をお待ちしております。

Vol.007(2016/02/23)掲載 上に戻る↑

<第4回>の武器を知り、伝え方にも意識を

人の印象の専門家の吉武利恵です。

このコラムも4回目になりました。理想の印象に向かって、印象アップの努力をスタートしている方がいてくだされば嬉しいです。
あなたの「理想の印象」は誰でしょうか?
もし憧れの人を自分のゴールに設定しているなら、その前にやることがあります。
それは、今の自分の魅力に気づくことです。

誰でも既に持っている魅力があります。他人との優劣は関係なく、あなたの良い印象!
それは、あなたの宝であり、あなただけの最強の“武器”です。
自分の魅力という宝や武器を活用しないのは、手ぶらで戦いに行くようなものです。
憧れの人のコピーになることを追い求めるのは、ゴールのないマラソンかもしれません。

本来、自分に備わっている魅力に気づき、先に、その魅力をさらに伸ばすことに力を入れませんか?

自分の魅力は自分では気づきにくいものです。
答えは他人が持っています。
ぜひ、友人・知人・家族に、武器となるあなたの良い印象と、改善するといい悪い印象の両方を聞いてみてください。
友人・知人・家族からのフィードバックはとても価値ある情報です。

そして、コミュニケーションの取り方からも、さまざまなメッセージを無意識に発信しています。コミュニケーションスキルを高めることで、あなたの印象もアップします。

コミュニケーションで重要なのは、相手の感情(心)とどう付き合うかです。もし、相手の感情(心)を、「ないがしろに」したり、「逆なで」したりしたら、どんなことが起こりそうですか?
逆に、相手の感情(心)を「上手になだめ」たり、「暖かく受け止め」たりしたら、どんなことが起こりそうですか?
皆さんにも想像ができますよね。

答えは、相手の感情(心)です。

「何」を言うかだけでなく、「どのように」言うかの言い方もとても大事です。
職場や夫婦間で、「言った内容」よりも、「その言い方が気にくわない」という理由で、コミュニケーションが上手くいかない場面はありませんか?
例えば、Aさんは、Bさんの言い方が頭にきたので、言った内容は一旦置いて、言い方に対して抗議する。
しかし、Bさんは、自分の言い方より、言った内容の正当性で反論する。
これでは、いつまでたってもコミュニケーションは上手くいきません。
「どのように」を疎かにしてしまうと、コミュニケーションもギクシャクし、情報が正しく相手に伝わりにくくなります。
「何」をだけでなく、「どのように」を丁寧に扱うことがあなたの好印象に繋がります。
言った内容と言い方(態度・表情・声)はセットで一致させましょう。

普段のビジネスの現場で、どの声で、どの顔で、どの言葉で、人とコミュニケーションを取っているでしょうか?
日々の積み重ねが、あなたの印象をつくります。意識して行動してみてください。

ぜひ、感想、質問など、皆様の声をお待ちしております。

Vol.008(2016/03/23)掲載 上に戻る↑

<第5回>「印象」で得したいと思いませんか?

人の印象の専門家の吉武利恵です。

4月は新入社員が入社したり、新しい期が始まる企業も多いのではないでしょうか。
まさに新しい出会いの時期。
新しい人間関係の扉となるのがその人の「印象」です。

人は相手の印象を顔の良し悪しで判断するのではなく、主に感じの良し悪しで判断しています。
「感じ」という、とても曖昧なもので印象は判断されてしまいます。
美男美女でも印象が悪い人がいるのはそのためです。
顔立ち以上に表情は、見た目の印象に大きな影響を与えます。
自分の顔が見えないのは自分だけです。
体は服で隠せても顔は隠せません。

ではここで、イメージワークをしてみましょう。

知り合いの顔を二人思い浮かべてください。
・ひとりは、とっても印象が良い、印象で得している人。
・もうひとりは、印象が悪く、印象で損している人。
それぞれ、どの表情が思い浮かびましたか?

印象で得している人は笑顔やポジティブな表情ではないですか?
印象で損しいる人は笑顔ではなく、ネガティブな表情ではないですか?

どちらの方も、365日24時間同じ表情をしているわけではありません。
2人とも、笑ったり、悩んだり、困ったり、喜んだり、色々な表情をしているはずです。
しかし、記憶に残る他人の表情は、一瞬を切り取った代表的なひとつの表情です。

ポジティブな表情の記憶なら、印象で得する人に。
ネガティブな表情の記憶なら、印象で損する人に。

あなたは、どんな表情を相手の記憶に残したいですか?
できれば、好印象のポジティブな笑顔の表情が残って欲しいですよね。

笑顔は最高のコミュニケーションツールといわれています。

では、笑顔の価値観セルフチェックです。
1. 自分の笑顔は誰かに影響を与える威力はない
2. 自分の顔で誰にも迷惑かけていない
3. 表情を良くしても、人生なんて大して変わらない
4. 私の顔なんて、みんな大して気にしていない
5. 楽しくないのに笑えない
もし、一つでも当てはまっていたら要注意です。
あなたは自分の顔を常に見ることはできなくても、近くにいる周りの人たちは、嫌でもあなたの顔が視界に入ってきます。
不機嫌な表情は、周りの空気を悪くし、機嫌のいいポジティブな表情は、周りの空気を明るくします。

相手の記憶に残る表情(顔)を完全にコントロールすることは難しいかもしれません。

しかし、普段から意識してポジティブな心からの笑顔の登場回数を増やすことで、ポジティブな表情で相手の記憶に残る確立が上がります。

ポジティブな笑顔にはポジティブな非言語のメッセージが隠れています。
「あなたに会えて嬉しい」、「あなたと居て楽しい」、「もっとあなたと一緒に居たい」、「またあなたに会いたい」など。人からもらうと嬉しいメッセージですよね。

作り笑いや心のこもっていない笑顔は相手にバレてしまいます。そして、真剣な話題やビジネスの商談中のにやけ顔やへらへら笑いは笑顔ではありません。

あなたの笑顔は周りをハッピーにする力を持っています。今から自分の表情(顔)にも責任を持ちませんか? 表情をコントロールすることも、印象マネジメントです。

ぜひ、感想や質問など、皆様の声をお待ちしております。

Vol.009(2016/04/19)掲載 上に戻る↑

<第6回>ビジネスパーソンのなりたい印象No.1は「信頼」

人の印象の専門家の吉武利恵です。
このコラムも最終回を迎えました。

私がビジネスパーソン向けの「印象マネジメント」セミナーを行うときに、どんな印象になりたいか3つ書き出してもらうことがあります。
断トツ1位は「信頼」です。

皆さんご存知の通り、信頼関係はそう簡単に構築できるものではありません。
いくら言葉で「信頼してください」と伝えたところで、信頼してもらえるとは限らないからです。
答えは自分ではなく、相手が持っています。相手の答えを操作することはできません。

信頼関係を構築するには、日々の対応、態度、発言、親切さ、気遣い、思いやり、優しさ、約束を守る、誠実さ、前向きさ、ポジティブなど、もっともっと沢山の要素があります。

この要素の積み重ねにより『この人は「信」じられる人かもしれない』という一本の心の糸が相手と繋がります。
しかし、数本の糸では、何か予期しないことが起きれば簡単に切れてしまいます。
「信」の糸を多く相手と繋げると、複数の「信」の糸が束になります。相手の感情に、『この人は「頼」れる人だ』と確信が持てたとき、「信」の束に撚(よ)りが加わって縄になることで、頑丈な心と心の繋がりという信頼関係ができるのではないでしょうか。

「信」の心の糸が縄になってしまえば、数本の糸が切れたくらいで簡単に繋がりは切れません。
しかし、いくら縄であっても糸が切れ続ければ、心と心の繋がりは切れてしまいます。

人と人のコミュニケーションに欠かせないのが「人の印象」です。印象マネジメントは、自分の在り方を正しく相手に伝える手段です。キーワードは“相手軸”のコミュニケーション!
相手に「どう見えるか・どう聞こえるか・どう感じてもらえるか」を意識して実行します。
コミュニケーションが上手くいかないと感じたときや、物事がスムーズに進まないと感じたときは、自分の印象を見直す時期かもしれません。 「どの顔で、どの声で、どの言葉でコミュニケーションをしている」か自己分析してみてください。

ぜひ、自分を信じて、自信を持って「印象」を発信してください。あなたの「笑顔」・「声」・「言葉」は周りをハッピーにする力を持っています。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。皆さんの明るい未来を心より願っています。
毎回アンケートのご感想を楽しみにしておりました。ぜひ、今回も感想など、皆様の声をお待ちしております。


≪編集部より≫
このコラムでご紹介しきれなかった内容を収録した電子書籍(AndroidOS版/iOS版)が、2016年5月20日に発売されたそうです!
『 心がつながる印象マネジメント〜相手の感情を大切に共感する新しいコミュニケーション「相共感」 』 人の印象の専門家 吉武利恵(著)クリエイティブメディア出版
ぜひこちらの電子書籍も皆様の印象マネジメントにご活用されてはいかがでしょうか?
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Vol.010(2016/05/24)掲載 上に戻る↑

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