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パソコンでゲームを遊ぶ理由は魅力しかなかったから──岸大河さんインタビュー

パソコンでゲームを遊ぶ理由は魅力しかなかったから──
岸大河さんインタビュー

日本のあちらこちらで日々行われている、ゲームの発表会や大会。それらのイベントに欠かせない顔となってきているのが、ゲームキャスターの岸大河さんだ。ゲーム大会で優勝するなど選手としての実績を築きながら、ゲームキャスターに転身。現在の地位にまで上り詰めている。

今回OMEN by HP エグゼクティブアドバイザーに就任した同氏に、ゲームとの出会いからOMENのこと、そしてこれからの展望などをお伺いしてきた。

ゲームキャスター 岸大河さん

パソコンでゲームをする魅力はカスタマイズができるところ

パソコンでゲームをする魅力を教えていただけますか?

魅力しかなかったのでパソコンでゲームを遊び始めました。もちろん、ゲーム自体はスーパーファミコンやドリームキャストやプレイステーションなどから始まりましたが、いつの間にかパソコンを触っていたらゲームをやっていました。

パソコンでゲームをする魅力は、個人的にはカスタマイズができるところが1番だと思っています。家庭用ゲーム機ではコントローラーが付属していて、ディスクやソフトを変えるだけですが、パソコンは中身も変えられるしデバイスにこだわることができます。

いろんなところをカスタマイズできるので、プラモデルやミニ四駆のように自分で作れたり、こっちのほうがかっこいいなという感じで、自由に選べたりするところがいいのかなと思っています。

男の子の夢ですね!

そうなんですよ。やっぱり自分の手に合う、合わないというのもあるので、僕はマウスやキーボードも変えるし、新調することもできるじゃないですか?古くなってきたらここだけ変えてみようといったパーツの変更とか、男の心をくすぐってくるところなのかなと思います。

パソコンゲームと出会ったのはいつごろですか?

中学2年生ぐらいのときです。元々パソコンは小学校ぐらいのときから触っていました。何かわからないけど、学校のセキュリティを解除しようとするなど悪いことをやっていて(笑)。それが楽しくて、怒られながらやっていました。

パソコンは学校で少し触っていた程度でしたが、嬉しいことに家にパソコンが1台あり、海の中にいる潜水艦に上から落とすゲーム(『SuperDepth』)やソリティア、特打(タイピングゲーム)などを遊んでいました。

元々サッカーのプロを目指していて、その頃私生活とサッカーの乱れが出てきたときがあったんです。学校もサッカーも忙しくて、精神的と体力的にきつくなってきたときにパソコンと出会い、そこから『タクティカルコマンダー』という無料のRTS(リアルタイムストラテージ)にはまりました。そのあと、高校に上がった頃にFPSに出会ったという感じですね。

本格的にFPSを始めたのが『WarRock』で、これはクローズドβからオープンβの頃から参加しています。少しパソコンのリテラシーがついてきて、これはゲーミングパソコンじゃないとダメだなと思って変更しました。初めて大会に出たのが10年前の「東京ゲームショウ2008」で、優勝しています。本格的に競技シーンに入ったのは、それぐらいの時期ですね。

プレイヤーからキャスターへと転身されましたが、そのきっかけを教えていただけますか?

ゲームキャスター 岸大河さん

きっかけ自体は、いろいろありました。元々プロゲーマーを目指そうと思った時期があったんです。それは『WarRock』の大会に出る前で、真剣にやろうと。まだeスポーツに世界はよく知らなかったので、ここで優勝したら有名になれるだろうと思ってやったら...意外とそうでもなかったんです。

賞金も出てパソコンももらいましたが、思ったほどではありませんでした。1番になった嬉しさはあるものの、まわりはあまり影響されていなかったんです。武井壮さんに似ていますね。彼も十種競技で優勝したときに、世間から見られる目は変わらなかったそうです。

でもゲームをやることに対して、母への説得材料にはなりました。そこからプロゲーマーになりたいと思った時期があったのですが、僕じゃ無理だなと。それで、この先に何があるかなと思ったときに、キャスターになろうと考えました。

ちょうど僕が大会に出ていた頃に、yukishiroさんというプレイヤーがいて、彼は『クロスファイア』のプレイヤーでありながら、『サドンアタック』や『WarRock』の実況をされていました。

でも、彼はプレイヤーだったこともあり、『クロスファイア』の大会に出ているときに誰が実況するんだという話になって……誰もいなかったんです。そこで、ちょっとやってみない?といわれて、始めたのがきっかけですね。

そこからやり続けて、『22〜23歳ぐらいの頃にWorld of Tanks』の仕事が増えてきました。『SPECIAL FORCE2』の大会に選手で出ていたのですが、仕事が多くなって練習時間が取れなくなってきたんです。これは現役としては、そろそろ潮時かなと。

あとは、実況の勢いも付いてきて、実況を本格的に勉強したいと思い2013年で現役を終えました。2014年の1月からは、フリーで実況活動を開始しています。

プロゲーマーからキャスターになるのは宝くじに当たるようなレベル

プロゲーマーのセカンドキャリアには、どんなものがありそうですか?
岸さんのようなキャスターという道もありますが。

キャスターは大会に必要な存在ですが、プロゲーマーからキャスターになれる人は宝くじに当たるレベルだと思っています。結局プロゲーマーになる課程で、どんなことをやってきたかで、キャスターになれるかどうかが決まります。

もちろん、しゃべりが上手い人もいます。でも、しゃべりが上手いだけでも普段の行動や見た目もそうですし、考え方もトータル的に丸くなってキャスターになれると思うんです。ゲーマーはどこかで尖っているステータスの方が多いので、僕もそこはうまく削りつつ丸く収めてはいたんですけど、キャスターになる人は少ないだろうなと。

資質も重要ということですかね?

すごく難しいですね。僕もわからないです。でもやっぱりいろんな仕事をして、いろんな経験をして、いろんな勉強をしてキャスターになる能力と、キャスターの立場ではどういったものが求められるかというのを導き出していかないと厳しいなとは思っています。

今は昔よりは環境が良くなってきているので、僕が1からキャスターになった頃よりはパワー的には6〜7割ぐらいでなれるじゃないかなとは思います。大会も沢山ありますし、ある程度稼げる環境になってきています。ただその分、ハードルというか上に行くには辛くなってきます。

あとセカンドキャリアとしては、アナリストやマネージャーなどは、選手の気持ちがわかるのでいいですね。今だとゲーム内のカメラマンやディレクターのような人も出てきています。ゲームで良いシーンを捉えたいというのは、ゲーマーじゃないとわかりません。

大会では、審判長のような人がいます。パソコンのメンテナンスや落ちてしまったときにどういう判断をするのかということも、ゲーマーとしての経験がいきています。そうしたところでも、活躍できる場は沢山あります。

でも、新しいものを見つけていったほうが僕はいいと思っています。僕でも想像できないようなことを見つけてやっていくほうが、キャリアとしても上がっていくし後続も繋がっていくのではないかなと思います。

普段はどれぐらいパソコンゲームをプレイされますか?

平均6時間からですね。

リサーチも含めてですか?

リサーチをしたり人の配信を見たり、ゲームのプレイというよりは、ゲームに対するアプローチ時間といった感じです。ゲーム自体の仕事が多くなってきて、スマートフォン、プレイステーション、パソコンなどで複数タイトルを掛け持っています。パソコンは基本的に付けています。横で調べ物をしながらとか。プレイだけでいうならば、3〜4時間はパソコンゲームにさきたいなとは思っています。

でも、プライベートで楽しんでいるゲームはあまりないですね。仕事として向き合うという感じです。唯一リフレッシュで楽しんでいるのは、『Fortnite』ぐらいですね。めっちゃ面白くて、あのゲームだけは友達とプレイしています。ゲームやっている感があるので。ああいったゲームは、仕事できても好きですね。

配信で処理落ちさせないためにパフォーマンスに余裕が欲しい

現在の活動をする上で、必要なゲーミングパソコンの要素を教えていただけますか?

まずCPU、グラフィックボード、メモリーの3種類ですね。もちろんマザーボードや電源などがあってこそですが。OMENのパソコンでもあるように、オーバークロックしたりカスタマイズしたりして熱が出たとしても、ある程度冷ましてくれる空気の循環など、耐久度といってもいいですかね。長時間プレイしても大丈夫なところに魅力を感じます。

グラフィックの設定を高画質にしてプレイすることもあります。プレイヤーだったら低クオリティまで画質の設定を落とすなど、必要最低限で済まします。

でも実況になると、ハイクオリティで配信することが多くて、知らないエフェクトとが出てくることがあるんです。たとえば『ファイナルファンタジーXIV』は、僕自身はグラフィックのクオリティを低い設定でやっていて、高リフレッシュレートのモニターでプレイしています。

でも配信となるとより綺麗に見せたいので、エフェクトやキャラクターのテクスチャー、アンチエイリアスなどを全部入れている状態で、ゲームの映像が綺麗ですよと見せながら対戦ゲームをやったりします。

そうすると、様々なエフェクトの効果が出てきます。そのときに、自分の家で1度見ておかないと、どのエフェクトがどれなのかわからなくなってしまいます。そうしたことがあるので、僕は覚えるためにグラフィックを高設定にしています。そこはゲーマーとはちょっと違うところですね。

その中でも特にこだわっている部分はありますか?

CPUが「インテル® Core™ i7-8700K」のパソコンを使っていますが、配信する上でCPUがしっかりしていないと処理落ちしてしまうことがあります。たとえばCPUの使用率が98パーセントで大丈夫ですよといわれるよりも、使用率60パーセントで余裕があるほうが、ブレたときに安心感があります。

どこかで処理落ちすることもありますし、熱で落ちてしまうかもしれません。と考えると、余裕があるほうがいいと思っています。

あとSSDも重要ですね。今は、配信しながらゲームの録画をしたりハイライトなどを保存したりすることができます。そのときに書き込みと読み込みの速度が影響するので、かなり重要です。

OMENのパソコンは赤と黒で統一されていて物欲が満たされる

実際にOMENを使用した印象はいかがですか?

OMEN by HP Desktop 880-100jp と岸大河さん

『OMEN by HP Desktop 880-100jp』の「ハイパフォーマンスモデル」を使っていますが、まずケースが開けやすいですね。ストッパーを外してボタンを押すだけで、ガタンとサイドパネルが開きます。それも、バーンと落ちるわけではなくゆっくりと開いてくれます。

30度ぐらいで止まるのですが、あとはゆっくり開けるだけ。難しさもないし手間もないし、ワンボタンで開けるだけです。むしろ、廃熱とかを意識して開けたままプレイされるかたもいるんじゃないかというぐらいですね。

ケースの中の配線も、すごくまとまっていて綺麗です。OMEN by HPのロゴがあって、「OMEN来たわ!」というイメージがします(笑)。通常のBTOパソコンだと、普通のパーツが入っているだけです。黒と赤で統一されているので、すごく物欲が満たされる感じがします。

ハードディスクも引っ張り出せるようになっていて、アクセスがしやすいです。SATAケーブルで繋がっているので、入れるだけで使うことができます。

OMEN by HP Desktop 880-100jp

僕が持っている「ハイパフォーマンスモデル」は、サイドパネルがクリアで中が見えるようになっています。ひとつ下のグレードの「パフォーマンスモデル」は見えないのですが、上のグレードを買うとスペックが高い上に電源付けたときに赤いLEDが光るようになっています。

GeForceのマークやOMEN by HPのマークが光って、「あ、俺の動いてる」という感じがしていいんですよ。時計でも裏側が透けていて、中身が動いているのが見えると嬉しいじゃないですか。

あと、意外と静音性も高いです。搭載しているグラフィックボードが「GTX 1080Ti」ですが、結構熱も出るしファンの音がうるさいイメージがありますが、全体的にまとまっていて静かですね。

Windowsのデスクトップに、『OMEN Command Center』というソフトがインストールされているのですが、「オーバークロック」と「ネットワークブースター」という機能が入っていて調整できるようになっています。

これで簡易的にオーバークロックできたり、ベンチマークを図ったりできるので、どこまで上げられるか調整することができます。初心者の方でも、オーバークロックがやりやすくなっています。

ここまでのスペックがあったらオーバークロックの必要はないですが、それでもやりたくなっちゃいますね(笑)。CPUのスペック的に余裕があるので、ぜんぜんいけちゃいます。。

オーバークロック画面 ネットワークブースター画面

また、ネットワークブースター機能があり、ネットワークの帯域幅に対して優先するアプリケーションを選択することができます。

さらにOMEN by HPシリーズには、有線LANと無線LANを同時に稼働させるデュアルフォース機能もあるんです。

有線LANにゲームや配信、無線LANにその他アプリケーションを振り分けて、帯域幅に余裕を持たせることが可能です。

背面もシンプルです。普通のパソコンだと、グラフィックボードとオンボードのインターフェイスがダブっていて、どこに挿せばいいかわからないということがあります。でも OMEN by HP Desktop 880-100jp だと挿せるところが決まっているので、わかりやすくなっています。スッキリしていて、ここは好みの部分ですね。

音源のポートが前面と背面にふたつありますが、両方出力できるようになっています。通常は音が出るのは、どちらか片方です。ソフト側の設定でオン・オフを切り替えることで、両方出力させることができます。ここはびっくりしました。

これからゲーミングパソコンを買おうと思っている初心者にアドバイスをお願いします。

僕はパソコンに限らず、すべてのものにおいていいものは長く続くからそこそこ高いものを買ってほしいと思っています。ハイエンドのものでも、なんでこの製品は高かったり安かったりするのかというところは見極める必要があります。

安心できるブランドとそうでないものもあります。HPは今、業務用の分野で世界的な売り上げが1位になっています。その中でゲーミングパソコンを出しているのは、僕はひとつの安心感だと思っています。

初心者にとって20万以上すると、結構高いなという印象もあると思います。たしかに高いものではあります。でもスペックとパーツの価格を比較してみると、意外と安いことがわかります。なので、じっくり見てほしいですね。

自分が何をやりたいかでスペックも変わってきます。ノートパソコンじゃないと家族と共有したり学校に持って行けなかったり、あるいはひとりでやりたいならデスクトップをおすすめします。

365日サポートもあるので、わからないことがあってもしっかりと対応してくれます。サポートがないと不安だという人もいるかもしれませんが、ここも安心しておすすめできるところですね。

OMEN by HP エグゼクティブアドバイザーとしてOMEN by HPをおすすめするポイントを教えていただけますか?

OMEN by HP Desktop 880-100jp と岸大河さん

値段と性能ですね。すべての能力に長けています。コストパフォーマンスといってもいいのかもしれませんが、安いという意味ではなくものすごく性能が優れているものを、ほどよいぐらいの価格で買えるというイメージです。

初心者でも背伸びしていいもので、これぐらいのスペックのパソコンを持っておけば、数年は使うことができます。トラブルもなく、安心して使い続けることができるものです。

1度OMEN by HPのパソコンを買うと、今後も買い続けたくなると思います。僕も今回初めて使い始めたのですが、「これはいいな」と、素直に思いました。

最後に、今後の抱負をお聞かせください。

ゲームキャスター 岸大河さん

いろんなタイトルに携わっていきたいと思っています。ビッグタイトルの実況がしたいとか携わりたいというのもありますが、どちらかというとみんなにゲームに興味をもってもらいたいです。

最近eスポーツという言葉が使われていますが、競技シーンだけではなくもっとカジュアルな層に楽しんでもらいたいです。たとえばプロ野球をやっていることが、「スポーツ」というわけではありません。草野球もスポーツです。

でも今のeスポーツは、プロ選手がやっているもので、僕らがカジュアルに遊んでいるものはそう呼ばれません。おじいちゃんおばあちゃんや小学生、中学生が集まるようなイベントで、そういうところに影響が与えられるような人間になりたいと思っています。みんなで楽しんでもらえる環境を作りたいですね。